ケアンズ / Cairns '14

2019年8月25日 (日)

infant

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Lesser Crested Tern / Thalasseus bengalensis



やっと秋の気配も感じつつありますね。

いろいろあって欲望に忠実に鳥を見に行っておりません。昨年はかなり行ったが、今年は鳥に関しては控えめ。そんなわけで最近も歯ぎしりしながら見送った鳥がいくつか。人生何も壁がないうちに走るだけ走ったほうがいいです。いつ動けなくなったり、死ぬかなんてわかりませんから。


私自身はここ何年かでめまぐるしく変化し、いろんな選択を迫られ、ひとつひとつ向き合っている。だから後悔はないが、振り返ったり、周りを見渡したりすると、ぐずついたりすることも結構ある。いまも課題だらけの中で生きている。自分なりに正しく生きるように努力しているが、バランスを取るのに必死になっているかもしれない。人間として迫られる成長と、自我の精神面での成長の間に乖離があるのだろうと感じたりもしている。



思えば、最近はフィールドに出過ぎていた。悪いことではないが、あまりにも上手い具合に年中動けるように興味の対象を設定したものだから、自分自身ブレーキをかけることが難しくなっているかもしれない。学生の頃は決してそうではなかったのに(自分が生きている地域をマイフィールドと思えず、理想と現実に失望し、引きこもってただけかもしれないが)。


社会人になってからは尋常ではないレベルでフィールドその他に恵まれていたと言わざるを得ない。形に残った仕事もいくつかあったし、今見返しても新鮮。




いったん小休止、あるいは休止して、振り返ってみるのもアリかもしれない。惰性に支配された段階から距離を取ることで、何か見えるかもしれない。

そんなことをふとおもう。

いまこうしてやっと昔の自分が見た、国内外の景色や生き物を見返す気分になっているが、当時は全くそんな心の余裕がないほど突っ走っていた。



だから、ひとつずつ思い出す目的で、昔の写真を載せていこうと思う。年末の記事には登場しているが、カテゴリーを作成していない場所を優先する。




トップ写真は2014年、学科の親友と卒業旅行に訪れたオーストラリア・ケアンズだ。

当時の私は国家試験を控えていたというのに、エクアドルへの単独行を計画していた。それが突然行くことができなくなって打ちひしがれていた。まあ、なんというか未熟。ひたすら。


そんな私に与えられたのは学科の友達との卒業旅行。一生に一回の貴重な機会。ほんとにバカな私は、同じくらいバカ(と私が勝手に思っている)な友と、もうひとりの友人に半ば呆れられながらケアンズを旅したのです。

昔からコーディネートには自信があるので、計画その他はすべて任された。真っ先に目的地にあげたのはミコマスケイだった。ミコマスケイは鳥好きにはあまりにも有名な場所なので、高校生ぐらいから知っていたと思う。

結果、海にはまったく入らず、鳥ばかり追いかけ、記憶が定かでないが、私だけで小さな船に乗り換え、島を軽く一周することもした。さすがにスピードが出ていたので撮影どころではなかったが、島の全景は見渡せた。友人たちはもちろんスノーケル。私もしたいけど、たぶんあと一生に20回チャンスがあっても、海に入るのは一回くらいだろう。それくらい鳥バカには天国でした。



そのときの一枚です。初めて間近で見るベンガルアジサシ。少し大きくなった雛を成鳥が取り囲み、行進しているような様子に出くわした。あまりのピュアな光景に無心に写真を撮っていたと思います。



当時、相手もおらず、遠征のたびに後ろめたさを感じながら鳥ばかり追いかけてた私。まるでビッグイヤーのふとっちょな主人公のようだ。素晴らしい場所で出会う、そこでの生命の営みをただただ見ていた。このときもなんとなくそんな気分だったかもしれない。




今となっては、、、  みたいなこと世の中たくさんある。



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