戯言/babble

2018年6月23日 (土)

TONBO

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ベッコウトンボ / Libellula angelina


久々の更新です。どうしてこうも時が過ぎるのは早いのでしょう。今年も夏至が過ぎてしまい、虫好きな皆さんにとっては少し寂しい気持ちも。

平日はおかげさまで元気に仕事しています。社会人になってから5年ほど、変化の多い日常ですが、変化を恐れずに生きていこうと思います。そう思うからこそ、今の道を選んでいる。毎日へとへとですが、30という節目を迎える準備は整えることができました。


記事にはできていませんが、今年は早春からなかなかの頻度でフィールド出てました。鳥もちょくちょく交えながら、未だ見ぬ生物を追いかける週末でした。そのなかでトンボは今年少し重点的に見ました。


・・・

GWの後半、お誘いいただいて、ずっと存在を知りながらも見ることが叶わなかったトンボを見に静岡へ。

ベッコウトンボは予想以上に元気なトンボでした。春先から発生する生き物だけあって、毛深くて私好みでした。かよわい感じなんかと思いきや、昼前の時間帯に♂がぶんぶん飛び回る様子は本当にかっこいい。それ以外の時間帯はおとなしかったですが、なかなか感動。もう来ることはないかな、と思ってましたが、また来てみたいと思いました。




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トラフトンボ / Epitheca marginata

このトラフトンボも長らく憧れだった。

昨年くらいに家の近くにも生息しているらしいが、いまいち環境もつかめず、どこにいるのやらと思っていたら、思いがけない場所で発見。渡り鳥のメッカは、非常に自然環境が良好に残る素晴らしい所でした。

ウシガエルが大量にいるが、よく見てみると水草も数種類あるような豊富な環境で、枝がオーバーハングしている木もいい感じに生えている。いるかもしれない、と思っていたら予想通り。

鳥が少ないので、♂のパトロールをひたすら撮っていました。



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でもトラフトンボといえば、やはり♀のこの光景なのでは。欲を言えばヨシに止まっているところが良かったですが、それは今後の楽しみに。

交尾しているなと思っていたら、すぐに離れて、こんな感じに。産卵も見ましたが、撮影はろくにできず。それにしても見ごたえのある種でした。


この後、地元近くでも生息地を見つけることができ、来年の楽しみが増えました。一度見ると雰囲気とかわかって、勘がはたらく。




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クロスジギンヤンマ / Anax nigrofasciatus

クロギンもしっかり観察したのは今までなかった。普通種ですが、かっこいいなと思う。もっと上手に飛翔写真が撮れるようになりたいが、機材も腕も至らない・・。




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アオサナエ / Nihonogomphus viridis

アオサナエも狙ってみることができた。このトンボも今までなんだかんだで見ていなかった。

いいトンボだなと思いました。動きが魅力的。色彩も唯一無二で、トンボ好きを惹きつける理由がわかりました。

ここの川は時期を変えてもっと訪れたいところ。良好な環境がいつまで残るのかが気になるところです。


次はなんのトンボを見に行こうか。。。










2018年4月 1日 (日)

早春の花など

1

オウレン / Coptis japonica 


春が今年もきました。

気づいたら4月ですが、元気に生きております。大きな環境変化もありますが、いたって元気です。今日に至るまでは多くの方々の励ましがあってのことで、感謝感謝です。自分らしく生きていけるよう突っ走るのみです。

慌ただしい中、無理しつつも春を感じに行ってきました。



オウレンも今年は比較的多くの株を見ることができました。セリバかキクバかはよくわからないので、オウレンにしておきます。左が両性花、右が雄花。同じ株だったと思います。




2

セツブンソウ / Eranthis pinnatifida

こちらは知る限り一番寒い場所に行ってぎりぎり間に合いました。植物というのは不思議で、まだまだ寒い時期からちゃんと咲き始めるもんですね。。

透き通るような萼弁がいつも美しく感じます。




3

ユキワリイチゲ / Anemone keiskeana

昨年は間に合わなくて心待ちにしていたが、このときは少し時期的に早くて陽が当たる時間までわざわざ待ってました。

このあたりは葉が美しい株が多いので毎年の楽しみになりつつある。

咲き始めの新鮮な花もまたいい雰囲気でした。撮影時はアオイスミレは咲いてなかったが、コスミレは咲いていた。




4

ミノコバイモ / Fritillaria japonica


こちらも久しぶり。初めての場所で探す楽しみもあって、なかなかよかった。

あまり経験のない環境だったので新鮮でした。

他の種類もいつかは・・と思うが、多少遠い。。でもなにかにかこつけて行きたいものだ。




写真は載せませんが、ふっちーやマイコトラガあたりも確認済み。

春は始まると早い。私も頑張らねば。




2018年2月14日 (水)

春が待ち遠しい

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アオガラ / Blue Tit




まだまだ寒いですね。

いろんな意味で春が待ち遠しい。暗い冬なんぞまっぴらごめんだ。

巷ではセツブンソウとかの便りも聞かれたり、確実に春の足音を感じます。早く春来い~。




春といえば、印象的だったのが、5年前のこの時期に訪れたイギリス。


5日間ほどの滞在期間中、毎朝ケンジントンガーデンズを歩いて鳥を探していました。

鳥との距離の近さ、在来・外来の区別の曖昧さなどいろいろ感じましたが、一番良かったのはロンドンの朝もやのなかいっせいに囀りだす野鳥たち。



ヨーロッパコマドリ、クロウタドリ、ヤドリギツグミ、ウタツグミ、アオガラ、シジュウカラ、ズアオアトリ、ゴシキヒワ、アオカワラヒワ、ヨーロッパカヤクグリ、モリバト・・・




日本とは比べ物にならないほど、鳥のさえずりというのが音楽的かつ身近で、まさに空気と一緒に包まれるようだった。



当時チフチャフを狙って広い園内のブッシュを見て回ったが、結局見つからなかった。たいていはこのアオガラが紛らわしい動きをしてた。でも、なかなかきれいな鳥で魅力的だと思う。コンパクトな体形ですばしっこい鳥は大抵いい鳥。




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ヨーロッパコマドリ / European Robin



この鳥は植え込みのある庭があれば必ずと言っていいほどいて、コマドリよりもずいぶん控えめな声で囀っていた。


ピーターラビットの絵ではスコップの柄に止まってますが、ほんとにあんな感じ。


日本でいうジョウビタキの♀のようなニッチかもしれない。





なんだか久しぶりにヨーロッパとか落ち着いた雰囲気の場所も行ってみたいかもしれない。熱帯のように刺激的な国もいいが、しっとりとしたところもいいものである。




2017年12月22日 (金)

GOODBYE 2017

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セリバオウレン(2月、兵庫県)


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セツブンソウ(2月、兵庫県)


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オカモトトゲエダシャク(2月、兵庫県)



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フチグロトゲエダシャク(3月、兵庫県)



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マイコトラガ(4月、兵庫県)



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シロバナネコノメソウ(4月、兵庫県)



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オチフジ(4月、兵庫県)



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コミヤマスミレ(4月、兵庫県)




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ダイセンキスミレ(4月、岡山県)




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キクザキイチゲ(4月、岡山県)



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ミツガシワ(4月、岡山県)



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サクラソウ(4月、岡山県)



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アケボノスミレ(5月、兵庫県)



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ヒゴスミレ(5月、兵庫県)



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ヒメヒカゲ(5月、兵庫県)




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イシモチソウ(5月、兵庫県)




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ハッチョウトンボ(5月、兵庫県)



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フタスジサナエ(5月、兵庫県)




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トキソウ(5月、兵庫県)




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ムカシヤンマ(5月、兵庫県)




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キバネツノトンボ(5月、兵庫県)




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サラサヤンマ(6月、兵庫県)




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グンバイトンボ(6月、兵庫県)




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キマダラルリツバメ(6月、兵庫県)




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ハンノキカミキリ(6月、兵庫県)




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ウラナミアカシジミ(6月、岡山県)




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ウスイロオナガシジミ(6月、岡山県)




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プライヤキリバ(6月、岡山県)




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フウラン(7月、兵庫県)




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スジボソヤマキチョウ(9月、兵庫県)




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ミヤマカラスアゲハ(9月、兵庫県)




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ムツゴロウ(9月、佐賀県)




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トビハゼ(9月、佐賀県)



気づけば師走です。。

2017年は、いや2017年も、激動でした。

結婚式、転〇、転〇、新婚旅行、転〇という、あまりにも落ち着きのない一年でした。その影響で、ご迷惑をおかけした方は本当に多いと思います。すみませんでした。

自分自身の気持ちの浮き沈みも激しく、体調に変化をきたしたり、自らを見つめなおしたりするなかで、負けずに頑張ってこれたのはひとえに周りの支えがあってのことです。

来年私は30になります。一緒に歩んできた平成ももうすぐ終わりが見えています。時代は良くも悪くもすごいスピードで変化し、それについていくこと自体がなかなか大変です。


そういうとき、自然の中に身をゆだねるのは本当に大切だと思います。


今年はいろいろあって、後半は秋が深まってからはほとんどフィールドには出てませんが、こうやって写真を見返してみると幸せな瞬間をたくさん見ているなと思います。



まだまだ寒い日の夜に家に帰ったら、迎えてくれたオカモトトゲエダシャク。

かつてのマイフィールドで、セグロカッコウの鳴き声をBGMにキバネツノトンボが産卵しながら風に揺れる情景。

引っ越しして近くの湿地に足を運んだ日々。

洞窟で憧れの蛾を前に取り乱していたとき。

病んでいて、鳥のことよりも初めて食べたブラックモンブランのほうが覚えている大授搦。




やっぱり自分はこういうことを続けているほうが、自分らしく生きていけると再確認した年でもあります。


来年も変わらず生き物を追いかけていきたいと思います。少し充電ですね・・・。


次回は恒例のアレやります。

おたのしみに~







2017年8月11日 (金)

PURA VIDA

Mag

Magnificent Hummingbird / Eugenes fulgens  アオノドハチドリ



今までで一番放置してしまったかもしれませんが、暑さに負けながらしぶとく生きています・・・。

現在進行形ですが、なかなか自分に正直に生きていくのが難しいなと思いつつ、静かにstruggleしている日々。毎日一歩ずつ進むべく生きていますが、なかなかね。。

こんな私ですが、実はめでたく結婚しました。ここ数年私にとっては目まぐるしくて、自分という存在を確かめながらも、変化していこうと努めていました。今も変わりはないですが、少し一息ついています。




そんなわけで、先月新婚旅行に行ってきたのです。



なぜだかわかりませんが、私は昔から新婚旅行というものに勝手に異常なほどまでにある種のこだわりみたいなものを持ってました。一生に一回だけ行くからには、、ということなのかもしれませんが、慎重かつ大々的にドカーンとやりたかったのです。


その夢を叶えるべく、中米・コスタリカを訪れました。そう、あの有名なコスタリカです。引退した人たちが行く。


鳥を見る人にとってはそんなイメージかもしれませんが、私にとっては絵本の『ジャングル JUNGLE (松岡達英/著)』のイメージでした。

何歳の時に読んだか覚えていませんが、怖そうだけど楽しそうな、まさにわくわくどきどきするような夢のような場所が世界のどこかにあるんだな・・・。

こんな思いがずっと頭の片隅にありました。




そして私は幸運なことにそれを実現させることができました。日常生活を送るうえで不満も苦しさもありますが、今回ばかりはこの旅を実現にさせるに至ったすべての境遇に感謝していたわけです。



あのケツァールが飾り羽をたなびかせる熱帯雲霧林。

ホエザルが吠え、色鮮やかなオオハシが飛び交う低地熱帯雨林。

川面に佇むグリーンイグアナやバシリスク。微動だにしないアメリカワニ。

足下に続くハキリアリの行列、ゆっくり跳ねるイチゴヤドクガエル。





生き物の楽園という陳腐な表現しかできないが、ほんとにそういった風景はありました。



熱帯雨林は何か国か訪れましたが、その中でも新熱帯区 Neotropic は群を抜いて刺激的でした。いつか本場である南米にも訪れたい。もちろんコスタリカも再訪したい。

また来なければ。。という目標ができた。



ちょっと無理な日程を作ってしまったけど、「日本は確かに素晴らしい国だが、海の向こうには全く異なる人種・風景・言語・食・価値観・そして生き物がいて、どれもかけがえのないものだ」ということも、伴侶とともに体験することができて、私自身は大きな仕事をやり遂げたような満足感を得られました。



夢のような時間も矢のように過ぎ去り、あとは前を向いて歩み続けるしかないですが、間違いなく人生の糧になった気がします。この旅で得たすべてのことを忘れずに生きていきたい。



Iguana


人生なんとかなるかな・・。



PURA VIDA  !

2017年4月16日 (日)

春のよる

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オオシモフリスズメ


非常に慌ただしい毎日を過ごしていて、いつのまにかこんな季節。

人生の一大イベントも華麗にこなし、徐々に日常生活を取り戻しつつあるかなといったところですが、いつのまにか鳥見の楽しみ方を忘れている自分に加齢を感じるわけです・・。

慌ただしく過ぎ去る月日のなかで、ふと我を見直す機会というのが貴重だが、春の夜はそういうときにふさわしい時かもしれない。


いまはいつでもどこでも他人の動向がリアルタイムでSNSを通じて知ることができるわけですが、そういった情報を仕入れていくなかで自分の存在価値について考えてしまうことも多いかもしれない。過去と現在、違って当たり前だが、以前できていたことができなくなると、そこはかとなく寂しい気分になるもの。

私は今、30を前にして、何を考え、どんな行動を起こすべきなのか、あまりよくわかっていない。大事なことはいつまでも新鮮な頭で楽しんで生きていくことだと思っているが、具体的にどうすればよいのか。

この年になってもっと本を読んでみようかなという気分になってきた。時間も気力も制限されるなか、より広い世界に出会うためには本しかないのか。。



春にしか発生しない巨大な蛾を前にして、なんだか太古の昔に触れたような気がした。

周りの自然環境に不釣り合いなほど、原始的な姿をし、ソメイヨシノが満開となる季節に集団で灯火に飛来する。理由などないが、なんとなく極地とか生き残りとかそういう言葉が頭に浮かんだ。

頭も体もなまって、鳥は思うように見れなくなってしまっているが、今年も季節を感じることができて幸せと言ってよいのだろう。変化していく自分、岐路に立つ自分と向き合うことを許されていることは感謝しなければならない。



足下にはスミレの仲間がつぎつぎと花を咲かせる季節だが、静かな落ち着いた時間の流れを感じる夜もまた春の大事な一面。







2017年2月 8日 (水)

立春

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あけまして・・には遅くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

相変わらず冬が厳しいですが、これがあるからこそ夏が楽しい。これは事実。なんだかんだでもう一か月で啓蟄ですよ、生き物屋なみなさん。セツブンソウが咲き、ふっちーが乱舞する季節ももうすぐ(゚ー゚)

そのまえにもう一発ドカ雪ありそうだけど・・。



更新が滞っているので、もはや生存報告にしか過ぎませんが、私は色んなことにめげずにしぶとく生きています。


正直しんどいですが、ちょろっと鳥見に行けたりもしたので、今はチャージできてる。でもあれよあれよという間に、消耗したまま春を迎える気もします。。まあ仕方ないです。



雪が積もったので、鳥を探しに行ったら↑のとりも。やはり鳥を見ている時が一番わくわくするし、一気に頭の中が浄化されていく感じがします。




あと、昨年のがんばりの結果が返ってきました。


某試験は一次は奇跡的に通過したものの、二次はトラウマを植えつけられ、あえなく撃沈・・。結果は裏切りませんでした。でもあきらめない!やればできるはず。あきらめませんよ。



そんで、こっちは伏せませんが、生物分類技能検定2級(動物)に合格できました(`・∞・´)


中学生くらいから知っていたような気はするが、なんだか受験するまでは気持ちがいかず、まあいつか受けるべ・・って思いながら早10年あまり。


その間に特に学生の時分は、金と時間とやる気をすべてつぎ込んで、欲望のままにフィールドを駆け巡り、ディープな方々と遠征して、様々な生き物に出会いました。



確かに勉強はしましたが、フィールドでの経験がモノを言うような気がします。。いかに色んなものを犠牲にして生き物をやっているか、というか(笑)まあウン百万はかけただろうな・・ハハハ・・

過去問を解いていて、不思議と同じような得点だったのは何か理由があるはず。本番も同じでしたし、受かりはしましたが、まだまだ私の実力はこんなもんなんだなと思った次第です。




とにもかくにも、なんか良かったなあ、と思いますし、やはり自分はこの分野は捨ててはいけない大切なものなんだなとわかりました。そしてやはり一生かけて究めたい。終わりはない。





・・・悲しいことに、自分がこんなに生き物が好きであることを忘れる瞬間が最近はあります。人間いろんな人生のステージがあるのは当然なので、その辺はわかってるつもりですが、つらいものはつらい。


世界が同じような方向に変化していくこの時代、なにか自分が自分らしくあるためのかけがえのないものを持っているか否かでは、大きく違うと思うのです。





そんなことをふと思った。



窓の外ではそろそろフクロウが鳴き出すころだと思うが、寒すぎて窓も開けられん・・。これだから雪国は。。雪が残ってるので、常に冷蔵庫の中の気分。あ、それよりも低いか。




よし、またがんばりましょうかね




2016年12月 6日 (火)

summer'16 / insects etc.

また一段落です。そしてまた忙しい。いろいろ思うところありますが、自分なりに頑張っていくしかないですね。他人と比較してもしょうがないし。つらいですけど。

この季節は一年で見た生き物とかの自慢がひどくなりがちな季節ですが、私もメモ。鳥屋として集中してやっていくべきだろうなと思いつつ、若さも自由度も失われつつあるので、私はほかの方面からも多面的にアプローチするほうが性に合ってるかなと思う・・。

そんなわけで初夏から。


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ダイセンニシキマイマイ / Euhadra sandai daisenica


雨上がりの林道で出会った大型美麗腫。D500の野外撮影での初めてのいきものとなりました。なぜか今まで出会えなかった。





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フジミドリシジミ / Sibataniozephyrus fujisanus

今年はまとまった時間がこの時期に取れたので、シーズン初めから追いかけることができました。6/4の撮影。午前10時すぎにひらひらと舞い降りて地面で吸水していく雄。ルリシジミ?と思いつつも、期待しながらよく見るとフジ。出会い方はいつも控えめ。そんなフジミドリがゼフシーズンの幕開け。混じりけのない水色がブナ林に映えますね。




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モートンイトトンボ / Mortonagrion selenion

実は本種も今年やっと観察できた。昨年は時期を逃してしまったので、今年はしっかり押さえてきました。いるところにはいますが、局地的。ヒヌマに近縁であるのは頷けました。




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ウラジロミドリシジミ / Favonius saphirinus

自宅からほど近い場所のナラガシワ。この時期になると早朝は早起きがてら何度か訪れる。なかなかどうして撮影となると難しいが、今年はなんとか間近で見ることができた。

ウラジロといえば、幼いころ読んだ手塚治虫の『ゼフィルス』に登場する種類で、ながらく憧れだった。学生の頃からは想像できないが、私の今住んでいるエリアでは比較的見られる。




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ヒロオビミドリシジミ / Favonius cognatus

ウラジロと並んで、ナラガシワに発生する中国地方を代表する種。朝、日が差して活動を始めるヒロオビの雄はなんともいえない美しさがある。ナラガシワの葉っぱに止まって、スッと翅を開いた時には思わず声を上げてしまう。

今年は一度、足元で開翅したときがあったが、カメラを車中に置きっぱなしで、戻ってきたときにはロストした苦い思い出も。また来年以降の課題。




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オオミドリシジミ / Favonius orientalis

場所を移動し、オオミドリがテリ張りする空間へ。せわしなく飛翔し、時折卍を切り、間近に静止すると思わず見とれてしまう。

学生の頃は大学構内で授業中に見られると聞いたことがあるような、ありふれた種類だったが、関西ではやはり多くはない。




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ウラキンシジミ / Ussuriana stygiana

この種はなかなか狙ってみることができないので、出会えるとうれしい。吸蜜していたのを飛ばしてしまった。意外な場所でも見ることができるが、出会いはいつも運任せ。




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キマダラルリツバメ / Spindasis takanonis

今年もやはり会いたくて何度か通いました。不思議な魅力があるチョウで、全く飽きない。青が広いタイプも素晴らしいが、このくらいのものも渋くてよいです。




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ヒサマツミドリシジミ / Chrysozephyrus hisamatsusanus

今年は豊作の年でした。ただ、なかなか時間が取れなくなってきたので、ベストの日には立ち会えなかった。それでも改めてこの種の魅力を感じたし、やはり唯一無二の存在。またいつの日かじっくり観察したい。




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ジムグリ / Euprepiophis conspicillatus

さて、雨の日は開けた場所にでも行くしかない。梅雨時の天気は気まぐれ。ぶらぶら時間をつぶしているとジムグリ幼蛇に出会った。傘も放り出して夢中になって追いかけていた。




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オオツノトンボ / Protidricerus japonicus


たまには違う場所へ、ということで、マダニが多そうなカシワ林へ。予想に反して手入れがされるようになって、以前の風景と違っていて驚いた。

出始めのハヤシミドリシジミを観察し、このオオツノトンボに出会う。昨年は近くでウメガサソウに出会ったが、たまに来ると面白い場所だなと思う。キバネツノトンボは今年は見なかったが、オオツノトンボもなかなかいいなあと思いました。





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ハッチョウトンボ / Nannophya pygmaea


今年はじっくりみたかったので、ずっとカレンダーにマークしてました。このトンボも幼いころ憧れていた種類。今では数か所見ることができるところを知っているが、いつまでもこのナイーブな環境で生きるトンボが暮らせるようにしなければならないなと、思う。雄も美しいが、雌が私は好き。





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ジョウザンミドリシジミ / Favonius taxila


7月に入り、標高を上げて、ゼフを追う。普段足を運ばないような遠い山へ。実は今年初めてこの時期に来たが、素晴らしかった。アカショウビンが鳴き、林道のカーブに作られたいくつもの空間に、アイノやジョウザンが舞う。

この日のジョウザンはなぜか緑が強く見えた。湿度が高く、鱗粉の状態がそうさせたのかもしれない。





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メスアカミドリシジミ / Chrysozephyrus smaragdinus


峠を越え、小さな川の欄干へ。お昼前の暑くなる時間、メスアカの谷を訪れる。

独特の輝きを最大限に見ることは叶わなかったが、間近でテリ張りが見られて満足した。





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クロシジミ / Niphanda fusca


時は矢のように過ぎ去り、高原に本格的な夏がやってきた。

そんなときもうかうかしていられない。クロシジミの季節だ。

この日は♂♀ともに数個体ほど見られ、林縁部に止まる個体も見つけることができ、♂の翅表の鈍い輝きをも目に焼き付けることができた。






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グンバイトンボ / Platycnemis foliacea sasakii


ある日、無性にグンバイトンボが見たくなった。しかし、MFに分布していない。いろいろ所用の合間を縫って、ポイントを訪れてみた。ヒルに這い上がられながらも、初めて見るその姿に感動した。

モノサシトンボは重そうにそのへんによく止まるのに、このグンバイトンボはいったん飛ぶと、徐々に高度を上げて林の中へ消えて行って、なんともうらめしいものだと思った。






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アサギマダラ / Parantica sita


夏も盛りを過ぎたが、山のほうへ出かけた。時期がいかにも怪しい、とある鳥の目撃情報を頼りに。

予想通り、鳥は坊主だったが、夏らしい光景に遭遇したので、やはり山はいいのである。





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ヒヌマイトトンボ / Mortonagrion hirosei


今年も見に行きたくなった。昨年はシーズン終わりに♂を見ただけだったので、今年は♀も。

蝉の声を聴きながら、一人汗だくになりながらヨシの揺れる風音に紛れる。そんな情景が目に浮かぶ、かけがえのないいきもの。






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スナアカネ / Sympetrum fonscolombii


前にも書いたが、この種にも出会えた。もう8月の終わりだった。今シーズンは全国的に多かったみたい。

肘に砂がめり込みながら、長時間撮影してたので、そのあと一週間以上、肘関節に違和感が残ったのはいい思い出。





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ルリモンハナバチ / Thyreus decorus


何を目的に歩きにいったか忘れたが、お気に入りのMFで。今年になって初めて出会って、思わず声を上げた。忙しそうに飛び回っていた。






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カワラハンミョウ / Chaetodera laetescripta



ある日、思い立って、一人で砂丘に行きました。

何気に初めて観察するカワラハンミョウの色や形の美しさにほれぼれしながら、汗だくになって、砂の上をひたすら歩いてました。





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スジボソヤマキチョウ / Gonepteryx aspasia



ヤマハッカが咲き誇り、スジボソヤマキチョウが舞う季節がやってきて、秋の深まりを感じました。今年は台風が多く、天気も悪く、9月下旬~10月上旬はなかなか晴れませんでした。

やっと天気が持つようになるころには、少しシミが目立つ個体も出始めるころ。


それでも、すこしの晴れ間に一斉に10頭ほどが吸蜜しにくる光景はすばらしいもので、寝転がりながら、心行くまで堪能。。








こんな感じで、今年もよく出歩きました。



失意、戸惑い、寂寥、諦観、いろいろあって、いろいろ乗り越えましたが、まだまだこれからだなと思います。

でも、そんな年にも、周りに埋もれることなく、自分を保ち続け、高めることに注力した自分をほめたい。でも、とりあえず今は休もう。


来年も変わらず歩み続けたいから、今を一生懸命生きます。


次回は今年の鳥を振り返ります。





2016年11月27日 (日)

summer'16 / birds & flowers

いろいろあって、いろいろ大変ですが、壁を乗り越えつつやってます。無駄な瞬間はない。

雪も降るぐらいの季節に、場違いもいいところですが、今年の夏~秋にかけての写真を記録的な意味合いでアップします。一応2回に分けましょう。2回目があるようにがんばります。


今年の初夏にはD500を導入しました。久しぶりに買うカメラ。賛否ありますが、スナイパー派の私には十分です。7200からの乗り換えだとしたら画質に難ありのようですが、私には手放す理由はいまんとこない。

レンズは相変わらず50-500。そろそろ純正を狙ってますけどね。。


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Rufous Hawk-cuckoo / Hierococcyx hyperythrus

初夏の山に登ればこの鳥。フロントガラス越しでこれですから、なかなか。

間近で見ると迫力ある鳥。




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Marsh Grassbird / Locustella pryeri

久々に行った関東で見たいのはこれ。相変わらず元気で安心しました。





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タジマタムラソウ /  Salvia omerocalyx

なかなか花期が難しい。今年はとある鳥を探しに行ったときにちょうどよい時期にあたって、よく観察できた。積雪の多い林道法面で。




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Indian Cuckoo / Cuculus micropterus

とある鳥。離島でなく、本州の繁殖期の山地で観察できたのは嬉しかった。今年はなぜか、マイフィールドでは数個体情報があり、しかも滞在期間が長かった。少なくとも2週間は同じ場所での鳴き声の記録が得られた。

あきらめ半分で情報のあったあたりをうろついていると、まさかまさかの登場で思わず腰を抜かした。そんな状態だったので、ピントがきていない。赤褐色が強いのでおそらく亜成鳥かなと思う。雌かなとも思ったが、そこは定かではない。

ピッタは今年は叶わなかったが、西日本の山地らしい種類を2年連続、自らゲットできて満足でしたとさ。



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アギスミレ / Viola verecunda var. semilunaris

別の目的で低標高の湿地を歩くと、6月も半ば近いのにスミレ。どうやらアギスミレ。ヒメアギスミレかなとも思ったが、背丈も高いのでアギスミレかな。





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ヤマトキソウ / Pogonia minor


いつものフィールドで、今年こそはと探してたら見つけるとこができた。なかなか花弁が開いてくれないが、それはそれでよいかなと。多少湿り気のある台地上にて。5株くらい確認できた。




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フウラン / Neofinetia falcata

これは保護されている場所で。着生ランは日本では非常にハードルの高い存在だが、じっくり追いかけていきたいですね。




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カキラン / Epipactis thunbergii

昨年はどう頑張っても確認できなかったが、今年はどういうわけかそこそこ確認できた。そんなわけで初めて観察できましたが、すばらしい花でした。惚れました。




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アケボノソウ / Swertia bimaculata

季節は巡り、初秋。8月下旬には花を見ました。バックにはお気に入りの山。




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オオナンバンギセル / Aeginetia sinensis

この花でだいたいの見たい種類は見ることができた。花も終盤だったが、その大きさや特異な形に深く感動しました。





そんな感じでしばらく鳥も見てませんでしたが、10月のある日、タイミングよく鳥と先輩に会うことができそうだったので、始発の新幹線に飛び乗って西のほうへ(笑)


久々のTwitching~



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Indian Pond Heron / Ardeola grayii

まさかまさかのこの鳥ですよ。東南アジアで鳥見する者にとっては、時折頭を悩ませる種類で、非生殖羽では識別不能。分布域に行ったことがなかったので、見たことない種類でしたが、まさか国内で見ることができるとは。

なんともいえない美しさを堪能できました。ひっさしぶりにこんな現場に来たので、お久しぶりの方々が多くてそちらも感慨深かったです。なんつったって日本初ですからね。キヅタアメリカムシクイ以来です。



こんな感じで鳥と花。鳥のほうは11月に入ってからちょくちょく見ていて、国内ライファーも何気に増えましたが、冬本番はどうでしょうね。。まあ、ぼちぼちとやります。なにせいろいろ忙しいので。次は蟲でも。年末の恒例の記事を書くまでには!!






2016年10月14日 (金)

砂・・

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スナアカネ Sympetrum fonscolombei ♂



相変わらず生きてます。ただこう、むしゃくしゃする。

今年の秋は気候が安定しなくてどなたも心穏やかでないかなと思いますが、私もですね。いつのまにか秋も深まり、気温が下がり、冬鳥の渡来を迎えてます。

個人的には今年はいろいろとある年です。1月、2月から思い返すとね。。強烈にツイてはないとは思いますが、生きる努力はしております。目まぐるしく変わるなかで、自分を見失わないようだけ。でも、そうはいかないときもある。


『己れこそ、己れの寄るべ、己れを措きて誰に寄るべぞ、良く整えし己れこそ、まこと得がたき寄るべなり  
自ら悪をなさば自ら汚れ、自ら悪をなさざれば自らが浄し、浄きも浄からざるも自らのことなり、他者に依りて浄むることを得ず』



何気ないときに冒頭を思い出す、10年前に初めて聞いた言葉。過剰解釈して、上手くいかないときも多く経験しましたが、いまだに意識の奥底に根差していることを感じている。



・・・人生難しい。何が正解なのかはわからない。理由や理屈で説明できないことが多すぎる。納得できない。でも、折れなければ円滑に物事が進まない。いろんな人間がいるし、いろんな価値観がある。学ぶことは尽きないし、そうであるべきだ。こうはなりたくない・・、そういうものが多すぎる毎日。

なんだか理屈ではどうにもならないことに身を委ね続けるのは、私の人生の貴重な時間の無駄遣いなので、なるべく頭を「換気」させている。換気がうまくいかないときも多いわけですが。最終的には換気せずとも、息苦しくない環境で生きていくことが人生の目標。簡単なように見えて、かなり難解なこと。




・・・8月末、私はしばらく休みを取った。ひたすら寝た。ただただそうしたかった。


ひとしきり寝た後、外に出た。いつのまにか、アケボノソウなどの秋の花が開花し、虫も秋の様相を呈している。


シギチを求めて海岸に出ると、たった1羽のキアシシギ幼鳥くらいだった。それでも嬉しかった。


海浜性植物でもないかと、人気のない海岸に来た。ここは海がきれい。流木を蹴飛ばしたらヒョウタンゴミムシがいくらか。


帰ろうとすると、同じ場所に固執するトンボがいたので、よく見るとそこには憧れのスナアカネ。大きさは少し小さく、華奢な感じはいかにも珍種オーラ。


非常に美しい姿、そして自分で見つけることができた喜びに浸りつつ、あれこれレンズを付け替えて、ひなびた日本海側に飛来してしまったトンボを撮影し続けた。





あれ以来、行けていないが、18号も通過したことだし、オナガアカネなども入っているだろう。なかなか時間がなくて行けないが、久々にオナガアカネ♂の真っ白な顔も見たい。




砂、というとなんだか独特なイメージがある。砂の女という小説を昔読んだが、中学生ながら底知れぬなにかを感じた。


少し非日常なことに思いを巡らせつつ、仕事の能率を下げる寒い夜。この背徳感・・。

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