航路(海鳥)/seabirds

2012年5月 2日 (水)

もしかして・・・??

今日は近所の森でコルリの♂に遭遇してからは惰眠をむさぼっただけ。で、あまりにもひまなもんで、ネットで鳥ブログなんか見てると、やはり今春は航路で奴が撮影されていたということを知り、某サイトを見てみると、載ってました。


はあ、これがねえ。と拝見したものの、これなら俺がついこないだ近くで撮った個体も言えるんじゃないの?と撮影画像をおもむろにチェックしてみると・・



・・???もしや???


なんか怪しい羽写っとるぅー(TωT)






ってなわけで、皆さんにご覧になっていただきたく、GWの綺麗な小鳥たちが巷をにぎわす今日この頃にマニアックな話題をぶり返してみるKYな若者鳥屋一名。というわけで、お時間のある方は続きをどうぞ。コメント大歓迎です。というかセカンドオピニオン的なものをかなり期待しています。ステハン使用してもいいです。






時は2012年3月24日。わたくしめは風邪気味のなか大洗を発ったフェリーの甲板の上で鼻水垂らしながら海鳥を観察してました。午前11時ごろ、魹ヶ崎を通過しようかというときに今まで出ていたハシブトウミガラスなどとは違う小型で黒っぽいウミスズメ類が船の脇から飛び立ちました。





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まあこんな感じ。ある程度の方ならこの写真でエトロフとたぶん識別できると思います。私もそう思ってました。


ちなみにこの2羽が同種かどうかはわからないが、同種の可能性はある。







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さて、一羽が潜っちゃいました。上の写真とともにこれもノートリ。視野は10倍です。




ここで、左端の個体を等倍拡大すると・・・






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なんか見えませんか!?あなたにはこの胸の高鳴りがわかるでしょうか?


波平さんの一本の毛がさらに伸びたようなものが。あの、言っておきますけど、ちまちまとペイントで色付けたりなんかはしてませんよ(笑)念のため。




そうです、噂のシラヒゲウミスズメなのでは!?と。というかもう確定でいいような気がするんですが、勇んで昨秋のモウコみたいになったら恥ずかしいから慎重に行きます。






冠羽だけに目が行くのも素人くさいので他にも。






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まず大きさ、翼動。エトロフウミスズメよりも7㎝も小さく、やはりなんらかのjizzの差があると信じたいが、結局そこまで確信めいたものは感じられなかった。


しいて言えば、かなり小さなウミスズメ類に見えた。ただ、私はエトロフを同じような至近距離で見たことはないのでなんとも言えない。比較対照も写ってないし。翼動は・・・、まあウミスズメ類ですよね(汗)






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上の等倍拡大。


気になる点はやはり頭部の冠羽で、エトロフなら大部分の個体に太い束状になった短めの冠羽が認められることが多い。ただ、年齢や換羽状況などによりエトロフでも全く冠羽がないこともあるのでは、と思う。違うかもしれないが。



その点、この個体は一枚の写真を除き、額はウミオウムみたいにつるつるに見える。シラヒゲウミスズメの飛翔写真見ると、風で冠羽が後ろにたなびいてたりして見えないこともありますし、遠距離なら写らないこともあるかと思います。ただ、写ってたら強力な証拠になると思うのだが・・・。







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うーん、波の大きさからするとけっこう小さく見えるんだが。







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上の等倍拡大。


今度は体全体のバランスをうかがえる。一概には言えないと思うが、エトロフがぼってりとしているのに対して、この個体は頭が小さく、丸く見えて、腹もそこまで出ているようには見えない。そのためエトロフとは異なった印象を受ける。ような気がする。首が長く見えるのは伸ばしているからでしょう。あまりあてにはならない。






あとはこれか。






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このカットではアレが見える気がする。


嘴の基部から後方に向かってV字に伸びる白い羽。私にはこのカットが一番見えやすいと感じた。「少々強引では?」との御意見もあろうが、私は信じたい。



※画像をクリックして拡大してご覧ください。たぶんそのままでは何言ってるのかわからないと思います。






最後に、あの信じられている識別点。





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「下腹~下尾筒が白い・・・」とまことしやかに言われているが、繁殖地での写真を見る限り、そんなの迷信じゃね?と思えてきた。エトロフでも白っぽい個体はいるし、シラヒゲでもスス色はいる。航路では光の反射もあるだろう。というわけでこれは却下。いらない。


この個体はご覧の通り、「エトロフ的」。


→自宅に帰ってちゃんとSIBLEY開きましたが、全くもってOKですね。というか今この写真見ると普通にventと下尾筒白いっすね(汗)この記事書いてた時寝ぼけてました。すみません。

この識別点は使えるかもしれないが、あくまでも「~が白っぽい⇒シラヒゲ」ではなく、「シラヒゲ⇒~が白っぽい」と考えるべき。

シラヒゲと断定するには頭部を鮮明に撮影しないかぎりは無理だろうと思いますね、やはり。この記事がマニアな皆様の参考になれば幸いです。

(追記5/6)







以上です。海域は・・




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この30分前に撮影したので魹ヶ崎目前というところです。







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一応、翌日同じような海域で撮影したエトロフウミスズメの群れ。手前にチャーミングな冠羽の個体がいますね。中にはほぼ夏羽のきれいな嘴の個体も混じってました。







まあ私は自分の意見を曲げない困ったさんではありませんので、どんどんご意見いただけたら嬉しいです。そのために公開しました。他に有効な識別点や着目点など教えて頂けたらさらに嬉しいです。




それにしてもロクヨンかハチゴローならもっと鮮明に解像していただろうなと思うと、悔しすぎる・・。

2012年3月 4日 (日)

大洗~苫小牧航路 11/5後編

さて、今回のマレーシアや年末の台湾、さらには一年前のボルネオなどネタはふんだんにありすぎて困るぐらいなのですが、どうしてどうしてヤル気がない・・・。鳥見にはまり始めた頃から付けていたフィールドノートも書き込みがだいぶ前から止まっている。。


なかなか鳥見が終わってからの作業が億劫な今日この頃です。それに加えてこの天気。鬱陶しいったらありゃしない。




まあそんなことを言いつつも、昨年の大苫の最後の記事でも。復路の苫小牧→大洗の後編。






まだ朝の7:30。断続的に鳥は見られる状況。






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フルマカモメ。


近いがなかなかピントが来にくい鳥なのです。






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オオミズナギドリ。



ぼろぼろ。





そろそろ一段落。9時。






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今ココ。小川原湖沖のピークは過ぎ去った。






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おお、綺麗なM字斑!





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というわけでオオミズナギドリ。かなり綺麗な羽衣ですね。幼鳥でしょうか?





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よく見るとミナミオナガとの違いは一目瞭然ですが、遠かったり、ミナミオナガを想い続けていると、誤認するおそれはあると思います。気をつけましょう。







暇な海域が続き、もう11:30。






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漁船の横にはクロアシアホウドリの小群。






ブイの上にトウゾク系が止まっていたのでカメラを構えると、飛んだ。






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クロトウゾクカモメ。


おそらく成鳥。これなら私でも余裕で識別できます。船の上にいるときに確実にクロトウとわかったのはこの個体だけでした(´・ω・`)ショボーン








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飛び去る後ろ姿も少しスマート?







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今ココ。11:55。まさに被災地沖。複雑な気持ちです。







12:15。海獣が姿を現す。






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コビレゴンドウ。


でしょう。タッパナガ型だろうか。






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結構背びれの後ろ白いですね。





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尾びれ。





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こちらの個体は台形に近い形。






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かなり白い斑紋が目立つ。タッパナガでいいでしょう。







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結構な個体数いました。わかるだけでも5頭。ベタ凪だとイルカ・クジラは観察しやすいですね。







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なかなか見応えありました。このへんの海域では結構見るような気がします。









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写真が不鮮明で、どうしようもないですが、バランス的にクロトウか?と思っている。






12:40。まだそこそこの鳥がいる。






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フルマカモメ。


淡色型ぐらいか?なかなか存在感のある鳥です。飛び方はあまり特徴ないですが。








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ハイイロミズナギドリ。




こんなのも飛んでます。





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翼下面。典型的な感じか。







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幼鳥だろうか。かなりきれいな感じ。






まあ混じっていると言ってもかなり割合は少ないわけで。一応ボソナギやアカアシナギも確認しましたが、わかったのは各1羽ずつ。このグループ見るのはやはり6月がいいでしょう。









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なかなかかわいい。

ずんぐりむっくり。






お昼食べて2時過ぎ。鳥も少なく甲板でうつらうつらしていると。





聞き覚えのある鳴き声。





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タヒバリ。



こんな所で出会うとは。大変そうですね。







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このタヒバリ、何回も船に向かってくるが、降りたような雰囲気はなかった。降りたくても、甲板上空の空気の流れが早すぎて、うまく着地できなかったのかもしれない。と思った。私の存在を警戒していたのかもしれないが・・。








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10羽いました。






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クロアシアホウドリ。


たまにこういう鳥が通過するも数はかなり少なくなってきた。






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スズガモの群れ。




ここで14:30。薄いもやのような霧のようなものが海面を覆いだしたので、鳥見も終了。



というわけで福島沖はあまり見ていない。まあ真剣に見ても今まで出ていた鳥しかいなかっただろう。





いつもどおり、復路は締まりのない感じで終了。これが大苫。久々に乗って楽しかった。近々また乗ろうかと思っています。








2012年2月18日 (土)

大洗~苫小牧航路 11/5前編

お小遣い稼ぎや研究室関係のことも一段落つき、さてと。って感じです。いろいろと道具は揃いつつありますが、肝心の予習がほぼできていないっていう・・・。今回こそはばっちりしようと思ってたのになあ。まああと数日でラストスパートかけたるで。金かけるからには準備も怠らないようにしないといけない。


結局ソデグロも銚子も行けませんでしたが、まあ仕方ないです。今年はじめての本格探鳥が海外というのもオツであろう。





というわけで、去年乗った大苫の復路でも。多いので2回に分けます。





帰りの船も私以外鳥屋さんはおらず。11/5の朝は6時ぐらいには甲板へ出る。


コアホウドリやトウゾク系は相変わらず多く飛んでいる。




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トウゾクカモメ類。



秋だけあって群れになっています。






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トウゾクカモメ。



逆光だが、こんなに近くに来た。しかしやはり飛翔力が強い。船の回りはかなり風が強そうだが、だいたい追い越していく。







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キジバト。



船の回りを飛んでましたが、たぶん降りなかったのだと思う。風が強すぎて着地できなかったのかも。








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トウゾクカモメ暗色型成鳥と思われる。




もう少し近けりゃなあ・・。まあ久しぶりに見れたんで良かったんですが。スプーン付きだと嬉しいですね。






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トウゾクカモメ成鳥夏羽→冬羽?


型は知りませんが、翼下面がべったり黒いので成鳥かなあ。







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クロアシアホウドリ。



ミズナギとか見てるとたまに、翼が水に浸かってる?と思う時もありますが、そういうときもけっこうありますね。これも明らかに右翼が水面下に少し浸かっている。水を切りながら飛べるなんて気持ちよさそうですね。






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フルマカモメ。


淡色型ですかね。ひどい写真ですが。







いろいろと途切れることなく鳥が見れていた6:40。視界に一羽のミズナギが入った。比較的近かったので双眼鏡での観察はせずにひたすら撮影。ファインダー越しにも確信を持ちながら撮影してた。



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ミナミオナガミズナギドリ。




うーん、やはり本物は全然違いますよね。次の記事で綺麗な偽物載せますが、まるで違う。世界で一番かどうかは知らないが、かなり美しいと思う。ぼくはボニンなんかもかなり綺麗なミズナギだと思いますが。






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いやー、写真はいまいちですが、きれいな鳥ですねー。遠くても洋上で見るに限りますね。羽ばたき方もなんというか微妙に違う気がする。






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白い!!


こんな種は他にはさすがにいない。まるでカモメ類のような白さ。もう少し近かったら最高だったんだけどなあ。





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数分船と並んで飛んでくれ、結構撮影できた。はるばるニュージーランドから来ていると思うとなんだか感慨深いですね。海鳥やっぱいいわ。



実はじっくり確実に見たのは初めてでした。それっぽいのは過去にありましたが、まあ実質初見かもしれない。恥ずかしながら。。

今年はハジロナギ一本でまた秋に乗りたいとも思うが、あの時期ってほんと他は寂しいんですよね。でも久しぶりにあのダイナミックな飛翔を見たい。






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トウゾクカモメ。

成鳥冬羽かな?あまりに近くを飛んでいたので、ミナミオナガがまだ飛んでいたにも関わらず、こっちを撮影してしまった。






トウゾク祭りはまだまだおわらない。






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ほら、同時に画面内に2羽。辺り一帯で何羽いるんだか。






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まただ。


え、右のをアップで見たいですか(笑)?まあ待ってくださいよ。








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アカアシミズナギドリ。幼鳥?


油断してるとこんなのも。秋でも基本のPuffinus3種はいるんですね。翼下面はしっかり暗色でした。まあJでいいでしょう。





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俺にはわからない。


トウゾク専門の洋書は持ってないので仕方ありませんが、せめてコリンズのトウゾクの項全て熟読しないといかんなあと思い始めてから早数年・・・。超絶暇人になったら読みます。すみません。



まあ、クロトウ暗色に見えて仕方がないということなんですが、どうでしょね。額が低く見えるとクロトウっぽく見える。







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さっきの個体です。雨覆の白帯が気になるが、幼鳥あるいは若鳥だろうか。


とりあえず美しい。これは間違いない。



撮影してたときは「トウゾク暗色キタ(゚∀゚)!!」と思ってましたが、そのうちこれクロトウじゃないの?と。


バランス的にはクロトウに近いと思う、やはり。この美しい流線形。






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尾羽です。


こういう形ってトウゾクだと思ってたんですけど、コリンズ見るとクロトウのJってまさにこれなんですよね。じゃあやっぱりそうなのかなあ。うーむ。



生殖羽しか識別できないとか、やはり素人もいいところですね。まったく・・・



自分の未熟さに反省しながらも、しばし幸せな時間を過ごした。なかなか暗色型がしっかり撮れる機会はないもんで。







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ミナミオナガの後のと同一と思われる。


こうしてみるとトウゾクカモメはもったり。トウゾク類も形態で識別すべきなんだろうか。やはり上のはクロトウかなあ。


はじめコンパクトに見えるのは性差かなあと思いましたが、種差のレベルか・・








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トウゾクカモメ冬羽。成鳥?



顔のコントラストがはっきりしているので上とは別。結構典型的な感じ。






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近い!かっこいい!惚れる!



でも、種がいまいちわからないこの悲しさ・・・。成鳥ではあると思うが。


バランス的にクロトウ寄りかなあ。





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見えますかねえ、中央尾羽あたりが針のようになってるのが。キツイかなあ。


画像拡大してみて気づいたが、中央尾羽は尖っていた。バランスもよさそうだが。クロトウ淡色型成鳥冬羽だと思ってますが、合ってるかどうかはわかりません。







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今のが右下。左上は新たなる暗色型。幼鳥くさいが、種はやはりよくわからず。ただトウゾクな気がしますが。





しかし、秋のトウゾク祭りってすごいですね。マニアック度合いも半端無いが・・・。







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ウミネコやミツユビカモメなど。


特に変わり種は混じってないと思った。






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そろそろ飽きてきました(笑)?いやいやまだまだ。


これはトウゾクカモメですね。換羽中か。





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トウゾクカモメ。


これまた変わったタイプ。暗色型なのか中間型なのか。年齢も??


いい味出してますが。








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まだまだ続くぜ。なんていったって、この海域で一番多かった鳥はトウゾク類でしたから。小川原湖とほぼ同じ緯度。



これはクロトウゾクカモメ淡色型冬羽じゃないすか?ちょっとわかってきたかもしれない。だったらいいな。

といいつつ、トウゾクカモメの可能性もかなりあるんじゃないかと思ったり。。はあ難しい。







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オオミズナギドリなどの群れ。トウゾクも結構混じってます。





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ミツユビカモメ。



アカアシは確認できなかったが、これでも航路を実感できるので意外と好き。雰囲気出てる写真撮れました。






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まだフルマカモメはいます。






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こういうのにパフィヌス混じるんで、「黒=フルマ」は成り立たない。それが面白い所でもありますが、見過ごしやすい。





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うーむ、バランスだけで判断するならこれもやはりクロトウな気がする・・。ジシギ的な識別でいいのかな?そんなこと聞いたことないが。



この個体、お気に入り。良くないすか?幼鳥の特徴である翼下面の縞々が実に美しい。




しかしでもこうやってあれこれ言えるのは一眼に変えたからだろう。やはり一眼じゃないと海鳥は話にならないといまさらになって思う。







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ミツユビカモメ、オオミズナギドリ、トウゾクカモメ?


トウゾクは幼鳥くさい。トウゾクが普通種過ぎて感動します。。







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フルマカモメ。





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夕方便とすれ違う。ふらのだったかな。





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今(7:22)ココ。陸地から若干離れている海域のほうがアツイ傾向がある。ちょうど下北半島の「斧」の柄の反っている部分で祭りが開催されていた。




いったん切ります。まだ続きます。



2012年2月 8日 (水)

祝・再発見

なんかアクセスがえらいことになってるんですが、まあそれはいいことにしましょう。




さて、本日付のニュースで「オガサワラヒメミズナギドリ」の再発見のニュースが流れましたね。とある訃報とともに生き物関係では結構話題のようで、すごいなあと思っております。





オガサワラヒメミズナギドリ(仮称だが、以下使用します)というと、野鳥愛好家の中でもはっきりいってとんでもなくマニアックな鳥で、日本国内で生体を見たことのある人はまず3桁は行かないでしょう。ましてや洋上での飛翔を見たことのある人は何人いるだろうか・・。

そんな激レア・超絶マニアックな鳥がマスコミで放映されるなんてほんとにびっくりです。




そんなオガサワラヒメミズナギドリ、私は幸運にも数年前に観察・撮影しました。おそらくそのときが生態写真が多くの人により撮影された最初のときだろうと思います。


とりあえず、そのときの写真を載せようかと。質が悪いのはご勘弁を。




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オガサワラヒメミズナギドリ(仮称)/ Bryan's Shearwater (Puffinus bryani



[Near Mukojima Is., Tokyo, JAPAN, 15/09/2009.]






はっきりいって私の写真では目の上の白色部などは見えませんが、ちゃんとそこまで撮影されている方がいるので、間違いはありません。私の写真では尾羽が黒く、長く見えるのと、翼の形がコンパクトなのぐらいしかわかりませんね・・・。







このときのことは忘れもしません。





大学2年の夏休みの最後。数週間前にやんばると奄美で固有種をコンプリートした私はとどめに硫黄3島クルーズに参加した。狂っているとしか思えないが、行ける時に行っとかねば!ということで強行した記憶が蘇ってくる。



いろいろと鳥も見れ、火山列島を目の当たりにして衝撃を受け、さあ東京に帰ろうかというとき。

日も傾き始めた16:30過ぎ。ベタ凪の水面に飽き始めた頃、船首から右の方向へ小さな黒っぽい、やけに変わった飛び方をするミズナギが飛んだ。ファインダー越しに「セグロナギかな・・」と思いながら撮影してました。そのうち遠くへ行ってしまい、撮影した画像を確認しているとき。



リンク先のおでん屋さんが「今のヒメミズナギドリですよね!?」とその場にいた人たちに確認。


えっ?っと思いながら、Mさんが撮った画像を確認すると、たしかに目の上まではっきり白く、体型も寸詰まりで、かわいく見える。



こ、これは大変なことになったぞ。というわけで船上は騒然となった。おそらく洋上での生態写真の撮影は初めて。観察記録はいくつかあったみたいだが。





私はこのときやはり最初にヒメミズナギドリと言ったおでん屋さんがすごいと今でも思う。そして騒然となったあとにビールを買いに行って、プシュッと一杯やった彼の顔が今でも忘れられません(笑)





あとで聞いたところ、私が撮影したとき以外にもそれっぽいのが何羽か遠くを飛んでいたらしいです。それらは見てませんでした。あの時は当たりだったんですかねえ。







そういう逸話を残したヒメミズナギドリの観察記録も今では貴重な話になってしまった。なんていったって、南半球に生息するヒメミズナギドリ(Little Shearwater / Puffinus assimilis)とは別種どころか絶滅したと思われていた新種の再発見ということになってしまったのだから。




私が観察した当時はまだ南半球のヒメミズナギドリが迷行??あるいは小笠原近海で別の亜種が繁殖??とかいろいろ噂されているだけで、はっきりしたことはわかってませんでした。セグロミズナギドリ(オガサワラミズナギドリ)に似ているが、たしかに目の上が白い個体が存在すると。




ですから、私のライフリストには単に「ヒメミズナギドリ」と書いてあるだけで、迷鳥を見た気分でした。それが今回こんなことになって、ただただ驚いています。






ただ残念ながらこの種は有名にはなっても、ヤンバルクイナのように簡単には見れないのが鳥屋さんとしては悲しいところ。私ももう生きているうちに撮影することはない可能性の方が高いかもしれない。



今はまず繁殖地の発見ですねえ。それが結局保護にもつながりますから。調査時にもネズミの侵入がないようにほんとに気を付けないといけませんね。




色々と思うところはありますが、とりあえずは小笠原諸島に新たな貴重な生き物が加わったことに心から嬉しく思いますし(まだ小笠原諸島で繁殖していると確定したわけではありませんが)、そんな生き物を育んでいるこの生物多様性が高い日本に住んでいることに誇りに思います。

2012年2月 3日 (金)

大洗~苫小牧航路 11/4




さて、レンズを修理に出していて、鳥見に行く気がない今日この頃です。目下海外の鳥の勉強中。いやはや英名一本で覚えるか、和名も覚えるかでいつも悩むんですが、結局どっちもやっちゃうんですよね・・。なんか無駄な気がするが、やめられない。

海外レポート読むのも疲れてきたので、たまにはブログでも。といっても今年はネタがまだないので、去年残したやつでも。





昨年11月上旬、ミナミオナガや大量のトウゾクでも見たいなあという思い+一眼を航路で試したかったので、一人で大洗苫小牧とんぼ返りを久々にやってきました。2年半ぶりくらい。平日だったので鳥屋さんはもちろんいなかった。乗客もほぼ100%ドライバーさん。




人身事故でヒヤヒヤしながらも水戸に到着し、予定通り乗船。まだ震災の影響があるみたいで、徒歩で乗船しました。



久々の深夜便にわくわくしながら、簡易ハウジング作ってからさっさと寝る。





翌朝は6時前から甲板へ。




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6時過ぎに日の出。まだ仙台湾手前くらいかな。




まあ予想通りこのへんは暇人。



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マガモ。



スズガモも群れで飛んでました。





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ミサゴ。


なんでまたこんな大海原を飛んでるのかね。♂かな。沖合で見るとは思わなかった。







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ウミネコ。


暇だから撮ってみる。







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オオミズナギドリ。


ミナミオナガミズナギドリとオオミズナギドリの識別で「オオミズナギドリの翼上面は一様に黒褐色で、M字斑は出ない」と書いている図鑑がありますが、あれは大嘘ですね。

オオナギでも形は悪いが、Mは出ます。おそらくwornな個体なんでしょうけど、結構います。近いとわかりやすいが、遠くを飛んでいるのは、ミナミオナガを見たいと思っていると誤認につながる。下面も遠いと微妙なことが多い。






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「典型的な」感じのオオミズナギドリ。







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換羽中だとこんな個体もちらほらと。




航路に乗る機会の多い、春と秋にはこういう羽衣も多く見かけるので、珍種を狙う場合は要注意。







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オオセグロカモメ。


なかなか近い。







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1wですかねえ。

もうしばらくカモメは見てないので、なまりになまっている。


レンズ戻ってきたら銚子行きたいなあ。誰か行きませんか?








一時間以上前に魹ヶ崎は通過しているのでそろそろかなと思っていると、




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フルマカモメ。



やっとこさフルマ。これが出てくると北に来たなあと思うわけです。同時に寒くなる。






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フルマカモメとウミネコ。



結構久しぶりに見たと思う。






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なんだか知らないけど、MFだとなかなかピント来ませんね・・。

返ってきたらAFが使えるようになっていてほしい。






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なんとも言えない存在感ですね。

ミズナギっぽい形ではないが、飛び方はミズナギ。







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ミツユビカモメとか。


アカアシも密かに狙っていたが、確認出来る範囲では無理だった。まだまだですね・・







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ハシボソミズナギドリ。



黒いのは全部フルマと思ってると、痛い目にあうかも。

このとき気づいていたかどうかは不明。まあ気づいてなかったような気がするが(汗)







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ミナミオナガミズナギドリ。



気づいてなかった第二弾。

かんなり微妙なアングルですが、確かにミナミオナガ。

寝る前に気づきました・・・。いやあ、でも逃げていく姿だけってのは難しいですよ、たぶん。





まだ鮫角灯台は通過してないようだが、ぱらぱらとこういうのが混じるということはいい海域に入ってきたのかも。大きな群れはまだだが。






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ハシボソミズナギドリとトウゾクカモメ。


トウゾクも増えてきた。このハシボソはきれいですね。年齢はよくわかりません。幼鳥なのかな。







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相変わらずバンド付きオオナギが遠くを飛んでいる。






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フルマカモメ。


暗色型というのかもしれないが、嘴が白く抜けて見えると不鮮明な写真では他種とややこしいかも。まあバランスがわかっていたら大丈夫ですが。







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コアホウドリ。


コアホウも増えてきた。ただ、風が無いので、遠ざかっていく個体ばかり。








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ウミスズメ。


こうやって潜っちゃうわけですよ。





ウミスズメは見られたが、他にはウトウらしきものを見たぐらい。やはりまだ時期が早いか。







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トウゾクカモメ。


まあ、秋の航路の醍醐味の一つはトウゾクなわけで。近くを飛んでくれるとずっと連射ですね。


下雨覆がそれほど縞々していないので、1年目とかではないと思うが、やはりエイジングは私には無理。






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2年目か3年目あたりかなと思うが、よくわからない。これだけ写っていたら、知識さえあれば年齢もわかりそうだが。


肩羽あたりの羽縁が気になりますね。


あー、初列抜けそう。トウゾク類の初列何枚か持ってますが、それはそれはいい羽ですよ。構造からして普通のカモメ類とは違うんですね。そりゃ、あんな飛び方できるわけだって感じの羽軸です。



大海原にはいろんな鳥がいますが、意地でもフェリーを追い越そうとして、追い抜けるのはトウゾクぐらいですからね。飛翔力がちゃいます。






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コアホウドリとフルマカモメ。





さて、鮫角灯台を通過すると鳥は多くなってくるわけで。








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こんな感じでコアホウとフルマの群れがいくつも。







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コアホウドリとクロアシアホウドリ。


多いのは結構なんだが、ただアホウが混じってないというのは残念・・・。







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コアホウドリの乱舞。


いいっすねえ、遠いけど。航路探鳥は鳥が多いととりあえず幸せな気分になれる。







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船と併走するのを諦めた瞬間。



このアングル好きだったりします。






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大量のオオミズナギドリ。


スコープで見た限り、ミナミオナガはいなかった。


まあでも、少しはいたでしょうね。一人だとこういうのは諦めるしかない。







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クロアシアホウドリ。


普通種だが、コアホウよりも若干嬉しい。







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併走を諦めた。この反転する瞬間がまた綺麗でね・・・。






イイ海域にはこういうのも。







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体表にキズがあるからハナゴンドウかな?と思っていたが、ハナゴンドウにしては背びれが丸いんですよね・・・。






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ほら、奥の個体、キズ目立ちません?


ハナゴンドウの幼獣かなと思ってますが、ご意見募集中。



→コビレゴンドウでは?とのご意見をおでん屋さんからいただきました。ありがとうございます。詳しく調べる機会がありましたらその点も考慮に入れて見ていこうと思います。









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じゃあ、これは?


もう私にはわかりません・・・。一頭なんだか複数頭なんだかも不明。




そろそろ図鑑買おうかな。

図鑑あっても難しいとは思いますが。よく航路ではクジラやイルカは見るんですけどねえ。




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ウミスズメが逃げて行ったり、相変わらず鳥もいる。



カンムリウミスズメではないかとのご指摘を頂戴しました。おでん屋さんありがとうございます。








Dsc_0100

コアホウドリ。


本日のベストショットかなと。逆光もいいでしょ。一眼に移行してから、逆光の表現力が強いなということに気づいたので、どんどん撮ってます。








Dsc_0109



そんなわけで尻屋崎沖くらいで日の入り。




この日はいい天気でしたが、風は弱く、鳥は遠かった。明日はどうなるか。


苫小牧に入港するも一人だと回転寿司もいけないので、寂しく弁当でも食べる。これがまた暇なんだ。まあこれを承知で来てるからいいですけど。





この感覚懐かしい・・・。一瞬で北の大地を去るというね(笑)






続きはまた今度。

2010年12月19日 (日)

北海道 8/27(航路)

今シーズンは関東がアツイですねぇ。関西は赤い鳥はいるみたいですが、キガシラシトドやレンカク並みのはまだ聞きませんね。これじゃあ帰省のときの楽しみが減っちゃうんですが、まあいいか。

このブログもやっと珍鳥情報に検索ワードが対応するようにトレンディになってきて、こちらとしては便利で嬉しいです。検索でたどり着いた方には申し訳ないですが(笑)まあ珍鳥情報を漁るのもいいですが、キチガイな大学生の記録でも見てってくださいよ(◎´∀`)ノ




さて、8/26の朝に現地にて解散。私は朝8時ぐらい稚内発の札幌行きのバスに乗る。長いがまあ楽なもんです。札幌からは苫小牧FT行きのバスに乗り換え、夕方にはFTへ。で、夕方便に乗船。26日は一日移動日。27日も移動日だが鳥見できるのでそのときのことでも。





一応夜明けぐらいからまじめに甲板に出る。夕方便なので人は多いし、鳥は少ないでしょうが、久しぶりの航路なのでヒメシロハラでも出したいなあという気持ちで鳥見。




P1310856 コビレゴンドウ?


かな?ほかにもイルカがいましたが撮影できず。さすがに5時では光が足らなさすぎる。






鳥はほぼオオナギ。ま、予想通り。




6時前に




P1310873_2 ウミスズメ科。


うーん、ようわからん。




P1310875
もういっちょ。



左から2番目が怪しい。拡大すると





P1310876

真ん中。後頸あたりに白色部があったり、喉が白かったりで、カンムリウミスズメかな?生殖羽。右と左はカンウミなら非生殖羽か幼羽か。真ん中のを確認するまではマダラウミ?かと思ってましたが、時期的にも海域的にもカンウミかな~。





P1310877 翼下面もそこまで暗色っぽくないしね。




一眼ならもう少しマシなんですがね。。






P1310896 オオミズナギドリ。



こればっかりだし、これも遠い。





P1310910 漁船とオオナギ?



まあいいの混じってませんね。






うーん、しかしつまらなさすぎる。時期も中途半端といえば中途半端だが、それにしても。夕方便っていうのもダメなんでしょうけど、こんなにダメな航路は初めてだ。






P1310922 ヒレアシシギ類。



ほぼ幼羽っぽい。





P1310923 等倍拡大。



一眼ならちゃんと見れそうですが、FZはこの程度っす。まあ来年の今頃には「一眼なら(;ω;)」と言わないでいいようにしますよ。



(J→)1Wっぽいのも混じってますね。ハイイロヒレアシシギかなあ?





P1310925

こんな群れがいくつか。ふう、つまらん。ヒレアシシギも波崎なんかで目の前をちょこちょこしてるとかわいいんですが、航路では出てもああそうですか、な程度。







P1310957


頑張って渡ってます。




P1310995 オオミズナギドリ。




P1320002 飛んだあ( ´・ω・`)





P1320060 アジサシ。


ありゅーしゃんでもあーくてぃっくでもないただアジ。





そんなこんなで大洗着いちまった。。。




あー、こんなんだったら船室でぐだぐだ一般人的な過ごし方してりゃよかった(;´Д⊂




なかなかないチャンスだったのに。昼間から酒飲んでつまみ食べて、風呂入って、映画見れたのに。はあ。割とまじめに見てたから悔やまれる・・・。






とこんな感じで北海道のお話は終わり。鳥的には終戦記念日がピークでしたが、いろいろな生き物を観察・撮影できました。


北海道には2月下旬にまた行きます。コアな学生鳥屋が参加したら破産しそうなイベントがやってる時期に行きますが、とーぜん無視っすね(笑)ああいうのは自然保護活動屋さんにお任せします。車使いまくりのガソリン使いまくりの種数出しまくりの鳥見でもしてきますわい。



今から楽しみですが、それまでが長い・・・。




2010年6月24日 (木)

ウィルソン君と松平ちゃん

最近いろいろとつまらないので憂さ晴らしに過去のネタ放出。タイトルはいまどきを意識してみました( ^ω^ )



昨年乗れなかった無念を晴らすべく、今年こそはと行ってきましたよ。去年はまあ仕方ないですね、マダラシロハラ見たんだもの。運使い果たした。



天気もいいし、1日前にウミツバメ3種出てることを確認してるのでこれはいける!と確信していざ乗船。



港内にすでに大量のボソナギが飛んでます。



P1240646 ハシボソミズナギドリ(Puffinus tenuirostris)。

いいフォルムですね~。



P1240683 おなじく。

わざわざ南半球から飛んでくるのだからすごいですね。初夏の海の風物詩です。




P1240726 脚は通常尾端を越えると図鑑には記述されてますが、もちろん個体差あります。この個体は結構出てる。




P1240734 ハイイロミズナギドリ(Puffinus griseus)。


ハシボソミズナギドリとの識別で額がどうのこうのとか言われるときありますが、要は頭全体と嘴とのバランスです。嘴が明らかに太く長いのがハイイロ。あと個人的にハシボソのほうが可愛く見える。



P1240740 同じく。



とか偉そうなこと言っておきながら目視ではなかなかわからないですけどね(汗

目視でわかる人はすごいと思います。私は海鳥に関しては眼の鍛錬をするよりも最近は撮影技術を向上させたほうがいいという結論に達しました。証拠という面でも。




P1240745 オオミズナギドリ(Calonectris leucomelas)の群れに混じるアカアシミズナギドリ(Puffinus carneipes)。


一番左がアカアシ。見つけると得した気分になれます。これもパソコンに取り込んでから気づきました(;´д`)。目視で見つけることは素直にあきらめることにしました。




こんなことやってるうちにだいぶ沖に。セグロイワシ漁?の漁船も多くなる。太平洋フェリーも見ました。懐かしいなぁ。そういえばこの時間にこの辺通過するんだった。太平洋フェリーにも私と同じことを考えていた鳥屋さんも乗っておられたようです。





そのうちに視界をひらひらと横切るちっちゃな海鳥を発見。腰白い!!でもでも腰白いのは他にも何種かいるからひとまず撮影。それにしても猛烈に撮影しにくい・・・。こんなに揺れるとは。何枚か撮影してると、手ごたえあり!っていうのがあったので確認してみると。。




P1240760 アシナガウミツバメ(Oceanites oceanicus)キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


英名はWilson's Storm-petrel。親しみをこめてウィルソン君と呼んであげよう。


明らかに脚が尾端を超えている。。。感動します( ´;ω;`)ブワッ





え?上面?仕方ないですね。



P1240761 これじゃ不十分かも。でも蹼(水かき)が黄色い気がしません?ちょっと淡色に見える。画素数がもっとあったらばっちり確認できるんだろうなぁ。





翼帯見えないじゃんかよーっておっしゃる人のためにもう一枚。



P1240766 これでどうじゃ!


これなら誰も文句は言えませんね。証拠写真以上のものは撮れませんでしたが、私は満足です。お腹いっぱい。


それにしても白い翼帯ですね。腰の白色部も潔すぎ。


あとよく言われてますが、この時期のアシナガウミツバメは換羽中で、初列風切が旧羽のためにでっかく見える。カザノワシ的な。1枚目と2枚目がわかりやすいですね。これもこの時期&海域では他種との識別に有効かも。




結局私は5+ほど確認。もっといたと思います。翌日は大群が見れたそうで。。





P1240779 ハシボソミズナギドリ。


今年も各地で多数打ち上がったみたいですが、事情を知らない人は異常気象!?とかなんとかおっしゃってますね。そりゃこれだけの数が渡っていて、大海原をとんでもない距離移動するんですから餌が獲れなくなったときや天候が荒れたときにはいくらかは死んじゃうのは当たり前。しかも生まれて数か月の幼鳥が多いんですから。自然は厳しい。それを見ているとほんとに感動するんです。






とかまあこんなこと思ってるうちに遠くでなんか羽ばたいてこちらに向かってくる鳥発見。黒い。羽ばたきは深く、アジサシ的。ウミツバメだがでかい。双眼鏡で見ると上面でなにやらチラチラ光ってる。


!!!



奴に違いないと悟った私はとりあえず撮影。かなり長い間(45秒ぐらい)左舷側を飛んでくれたので一眼ならかなりの枚数撮影できただろうが、私はまあ数枚。で、確認してみると・・・




P1240788 クロウミツバメ(Oceanodroma matsudairae)。


松平さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


Σ⊆(・∀・⊂⌒つ



おまけ程度に見れたらいいなぁと思ってたもんで、まさか見れるとは。やっちゃいました。まあ、常連さんとかなら別にちょっと嬉しい程度でシロハラアカアシミズナギドリぐらい出ないと興奮しないんでしょうが、私のような初心者には鼻血モンです。


何度この華麗なフラッシュが夢に出てきたことか・・・。おがさわら丸に春に乗らずにすんだ。まあ乗りたいけど。


英名はMatsudaira's Storm-petrelなわけで親しみを込めて松平さんと言う鳥屋さんは多いはず。日本の鳥類学者、松平頼孝(1876-1945)が発見したので英名、学名ともに彼の名が付けられた。




P1240789 上面。


ボケボケですが、このカットでは翼帯も見える。


ヒメクロウミツバメもわずかなフラッシュがありますが、ここまで明瞭ではなく、尾の感じなんかもこれとは違うのでクロウミツバメに間違いない。



この時期にこの海域で見れることは割と有名になった感がありますが、まだまだマニアックな鳥だけに知名度は低いかも。非繁殖個体群がうろちょろしてんのか、北硫黄や南硫黄で繁殖を終えた個体がインド洋やソマリア沖まで行く前に、とりあえず太陽に背を向けて本州近海の好漁場にやってくるのか?謎は尽きませんね。海鳥の醍醐味の一つです。






P1240806 アカアシミズナギドリ。

派手に換羽中。成鳥かな。揺れに揺れるのでこんな写真が大半。




カマイルカも何頭か見れたので良かったです。アホウドリ系はクロアシアホウドリが1羽と寂しいかぎり。



そのうち大雨が降って来たので船室に避難。港に帰るまでのんびりと。





無事上陸したあとは近くを回ることに。


アジサシ類はいなかったがこんなのが。



P1240809 海獣の一種。体長約1.4m。


グロいの無理な方すみません(A;´・ω・)


結局なんなのか分からない。コマッコウ?ネズミイルカ?とか色々考えてみましたが。ご意見お待ちしてます。


ストランディングしてから結構日数が経ってるらしく中は腐敗してるもよう。臭いはしませんでしたが開腹するととんでもなさそう。アニサキスなんかもいるんだろうな。




移動してみるも死体ぐらいしかない。あとはこんなのとか。


Dscn4257 コアジサシ。


やっぱり学名いちいち書くの面倒なんでやめます。




また移動。移動途中、道路わきの水田でクロツラヘラサギの夏羽が頸を横に振り振りしてるのを見つけましたが後続車がいたのであえなく通過・・・





で、着いた。



P1240836 オオセッカ。


今年も会えた。癒されます。



Dscn4262 上面を撮ろうとするもなかなか。



Dscn4278 あっち向いちゃいました。きれいな三列だなぁ。




Dscn4271 コヨシキリ。


元気に囀る。ここではオオヨシキリよりも多い気がする。




こちらも。時間帯が遅かったのであまり出てくれませんでしたが。



Dscn4287 コジュリン。♂ですね。



Dscn4288 オオヨシキリ。

こちらも夏の風物詩。



最後に葦原の鳥に癒されて鳥見終了。この日が良すぎたので6月はもうあんまりフィールドに行かないことにした。フェリーにも乗りたかったが、まぁまた別の機会に。

2010年6月16日 (水)

春の渡り~飛島2010 PARTⅤ

もう6月になってしまいましたが、今春の飛島最後の記事です。


GWのあとに5/21~23でまた行ってきました。あまり鳥がいなかったので一つにまとめてしまいます。



行きの航路はトウネン、アカエリヒレアシシギ、オオミズナギドリぐらいで後半からずっと霧のため船室に。あんま美味しくないカップ麺を食べた+寝不足+うねりで不覚にも酔ってしまった。久しぶりに船酔いを体感。あんま気持ちよくはないですね。。




島も霧で視界悪い。


事前に情報があったので探してみると



いたいた!



Dscn3947 ブッポウソウ。


何個体か入ってる様子。



他の鳥はさびしいかぎり。


P1240253 コムクドリ♂とか。




暇なのでブッポウソウでも。




Dscn3988 うーん近い。にしてもきれいな鳥ですね。



この日はあとはマガモのひなひなとかハリオシギ?とかツツドリとか見てるうちに終了。



夜は恒例の釣り。



P1240331 アカメバル?

勝ちが最初から決まってる釣りというのはらくちんだし、初心者には面白いです。




翌22日は5時半からスタート。とりあえずへりぽに行くと相変わらず霧だがさえずりはいくらか。


「ジジロ、ジジロ」という亜種コメボソムシクイや「フィリフィリフィリフィリフィリ」というウスリームシクイのさえずりなど。どちらもさかんに囀ってましたが遠いし、霧だしで姿は無理でした。



9時ぐらいになると霧は晴れてきましたが、鳥は相変わらずいない。






Dscn4001 ベニシジミがきれい。




しょうがないから荒崎に。




Dscn4027 スカドリ(飛島でのイタドリの名称)の上にはイタドリハムシ。


旅館の食事に出てくるスカドリの油炒めがうまいんだな、これが。また食べたくなってきました。



Dscn4044 またベニシジミ。

普通種ですがきれいですね。



Dscn4049 オオバナノミミナグサ。



P1240385 スカシユリ。


今年は寒かったせいかトビシマカンゾウはまだ開花しておらず、スカシユリも数輪開花していただけだった。



帰り道ではマミジロの♂が1羽。じっくり見れましたが写真はダメなので割愛。



他のツグミ類はマミチャジナイ♂やカラアカハラ♀など。



晴れてるのでまたブッポウソウでも見に。




Dscn4087 電線よりかは絵になります。


Dscn4115 前にボケを入れてみたり。



堪能できました。




鼻戸崎を見てから帰ることに。


Dscn4138 オオゾウムシ。

てくてく。



展望台に着いた。



Dscn4146 ワシカモメ成鳥夏羽。

オオセグロカモメといつも一緒。仲良しです。



P1240435 アマツバメ。


たぶんヨーロッパアマツバメとかは混じってないはず。




この日の夜は釣りはなし。夜はミゾゴイの声が聞こえました。




最終日の23日。



この日は朝から鼻戸崎へ。鳥はいっぱいいましたが、島内で多いのはここだけだった。



Dscn4149 サメビタキ。

下尾筒の軸斑ばっちり。



P1240549 またまたサメビタキ。

時期的なものなのか今回は多かった。



他にはムギマキimm.が数個体いたぐらい。




上に上がろうとすると近くでホトトギスの声。



P1240556 ホトトギス。


しばらくいましたが、あんまりいい写真は撮れず。。。


羽も別の場所で次列とか尾羽とか拾いました。




出港の時間も近づき下に下りることに。





P1240585 オオセグロカモメ成鳥夏羽。






無事出港。出港後割とすぐに



P1240598 カツオドリ!


こんな北しかも日本海に来るものなんですね。びっくりです。アホウドリも来たんだもんなあ。海鳥はそういうとこが面白い。



航路はこれぐらい。




今回はサプライズはありませんでしたがのんびりできました。個人的にはLLが区切りのいい数字になったので満足。



また10月に行けたら行きたいですね。

2010年6月 6日 (日)

春の渡り~飛島2010 PARTⅣ

GW遠征の最終日(5/6)です。7日までいるつもりでしたが欠航の可能性があったので一日早く切り上げることに。



今日も天気は良く、へりぽにハギマシコはいる。



Dscn3825 今日もやはりよくわからない。

手前の個体の嘴は会合線付近が黄色く、あとは黒っぽい。このことから嘴の色が黄色→黒色に変化している最中なのではないかと思いますがどうでしょう?だとしたら亜種ハギマシコ冬羽→夏羽の可能性も十分に考えられる。


念のためですが、嘴の黒色は土が付着して変色したということは考えられないと思います。




畑のほうへ行くことに。


珍鳥がいたというところを探すが、何もいない。


P1230689 ニュウナイスズメ。かわゆい。左が♀で右が♂。下はカワラヒワ。



Dscn3830 オオルリ♀。




しょうがないから鼻戸崎にいく。



P1230746 オジロアシナガゾウムシ。




展望台でのんびりお昼。パンを頬張ってると突然怪しげな電話。


!!!



大急ぎで畑に。へりぽの上の坂がきつい・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク




息を切らせながら数分で到着。こういう時ちゃりは便利だ、ほんとに。



ひとまずプロミナーで姿だけでも確認させていただく。


う~ん、正真正銘のクロジョウだ。。





Dscn3838 クロジョウビタキ♂。


まさか見れるとは思いませんでした。昨日の夕方私がのんびりハギマシコを見てた時には発見されてたらしいですが、今朝は朝食前に一回見られただけ。帰る数時間前に見れるとはなんと幸運な。


地鳴きは聞かれなかった。行動はジョウビタキとさほど変わらなかったが、静止時の姿勢が胸を張っていてサバクヒタキ類のよう。飛んでいてもこの色彩はわかる。



Dscn3842 枝どまり。

成鳥なのか若鳥なのかということですが、若干黒色が薄いので1sあたりなのかもしれない。あまり詳しくはわかりません。



しばらくは飛びまわってましたが、船の時間も近いのでそろそろ撤退することに。



P1230770 ムジセッカでも最後に撮る。ずっと同じとこにいました。




というわけでクロジョウビタキに別れを告げて島を後に。




今日はベタ凪。日本海もこんなときあるんですね。ミズナギは飛ばないが、写真は撮りやすい。





遠くでなんか泳いでる。



P1230801 イシイルカ!


イシイルカといえば太平洋で船から逃げていく個体しか見たことなかったので、じっくり見れて感激。今回はのんびり小群で泳いでました。頭から背を見せながら泳いでました。

リクゼンイルカ型ではないと思います。




P1230828 お次はクジラ!


あまり大きくは感じなかったし、海域的にもミンククジラあたりかなと思ってるのですが自信はないです。。


わかったら加筆しておきます。



P1230833 ウトウ。

ぼけぼけですが夏羽ということはわかります。個体数は割といました。




P1230834 ウミスズメの群れ。夏羽と冬羽が入り混じる。生殖羽と非生殖羽と言ったほうがいいかな。


こんな群れがいくつか見られました。




P1230841 眼の上の白色部だけ見ていると、白が大きいとカンムリウミスズメと思いがちですが、喉の側面は白色部が「くの字」状に食い込むのでウミスズメ。ひとつ前の画像の一番左の個体がわかりやすいかも。


冬羽なら迷わないですが、夏羽は注意ですね。



P1230843 ハイイロヒレアシシギ。一番右と中間の飛んでる2羽です。一番左はたぶんアカエリヒレアシシギ♂だと思いますがなんとも。


帰ってから気づきました。やはり写真の力は偉大ですね。。画素数がヘボすぎますが。まあそのうち一眼買います。




P1230901 カマイルカ。


何頭かの群れがいくつか見られました。船についてくるのもいてなかなか楽しい。今回もまともな写真は撮れず。。




P1230908 飛んでいくウミスズメの群れ。





P1230945 オオミズナギドリ。


ミズナギは他にハシボソミズナギドリがいたぐらい。




P1230950 オオミズナギドリの飛び立ち。





こんな感じで終了。バスの時間まで温泉でだらだらして時間つぶし。翌朝に神奈川に無事帰りました。充実したGWでした。

2009年12月22日 (火)

与那国島 09/3/22,23

いよいよ与那国も実質最終日。ってことで22日から。

いつもと同じく車で流す。


昨日と同じ・・・。ベニバトはいなくなった。オオノスリはまだいた。オオチドリはいない。


Sekka セッカが激近。それだけ。



Shima_2 シマアカモズ。いつも通り。



Ruri ルリタテハ。ルリ色型ではないですが、本土とは別亜種。よりきれいな気がします?


P1290982 サシバはこうして5羽ぐらいの小群でソアリングしてどこかへ飛んで行った。北の方へ帰っていくのかな。ミフウズラも安心して出てくるようになりますね。春です。



P1300001 リュウキュウコスミレ。

与那国にはリュウキュウコスミレの他にリュウキュウシロスミレも自生するそうですが、この写真の株は距が長く、側弁が無毛なのでリュウキュウコスミレでしょう、たぶん。側弁はこの写真では小さすぎて見れませんが。。

可憐な花ですね。撮っておいてよかったです。



Modoki タテハモドキとグンバイヒルガオ(たぶん)。素敵な目玉模様。

来年はアオタテハモドキをちゃんと撮るのが目標。



P1300014 アオハライソヒヨドリ!?と思いましたが、違いました。この写真だけではそれっぽく見えますが、双眼鏡で見ると腹は赤かった。

アオハライソヒヨで引っかかった人、ごめんなさい。普通のイソヒヨドリです。



こんな感じで鳥はアマツバメぐらいしか新顔はいない。ヨーロッパアマツバメではなかった。


P1300021 西崎にて。来た証。



夜はガ。


Unnmonnmadoga ウンモンマドガ。



いよいよ明日朝10時に発つ。朝の数時間はオオチドリを探すことに。





翌23日は曇り。


でもオオチドリはいない。う~ん、残念。


また来年来いよってことですね。じゃあ、行きます。


お世話になったところにお別れのあいさつをして港に。ご迷惑おかけして本当にすみませんでした。




ってことで石垣島に帰ります。



例によってカツオドリ。オナガミズナギドリっぽいのもいたがなんか微妙・・・。


P1300213 ♂。成鳥かな。


P1300255 ♀。これも成鳥か。


Juv 幼鳥くさい。性別不明。体下面が汚白色である。


Leucogaster 船に付いてきます。♂。


Nami 400㎜で十分なぐらい近い。♀。


P1300311 ♂と♀。


P1300149 捕食。左の個体がトビウオくわえてます。


P1300250 ♀は愛想がいい。船の進行速度と同じ時が多いので、撮りやすい。


P1300251 徐々に正面顔。



P1300253_2 正面度90%ぐらいで完璧とは言えないが、間が抜けた(といったら失礼かな)、チャーミングな顔はわかりますね。


今は桜島バックのカツオドリが人気みたいですね。あんま興味ないけど。



Sula 与那国よ、カツオドリよ、さようなら。



帰りは若干波があったので、揺れたし、酔った。さすが日本一のゲ○船といわれるだけあるなと思ったが、予想よりもマシだった。海況が悪いとよりスリリングな航海が楽しめるのであろう。

与那国へはフェリーよなくにがオススメです(・∀・)


今度は最終回。石垣の鳥です。

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  • 【レンズ】
    SIGMA50‐500mm F4.5-6.3 APO DG OS(2011.6.-)、Nikon Micro Nikkor 55mm f/3.5(2011.12.-)
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