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2020年7月

2020年7月23日 (木)

NEOTROPICA #10

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ジャノメドリ (Sunbittern / Eurypyga helias major)



ここは、コスタリカ・カリブ海側の中標高地。通称、Caribbean foothills。


いろいろと見たい鳥はいたのですが、Sunの付く本種も見たかった。もう一種のほうは、はい、見られませんでした。このシリーズで頻繁に登場するカリブ海側低地熱帯雨林の川で狙っておりました。前回のグリーンバシリスクの川です。



本種が生息していたのは、いわゆる谷川。両側が比較的切り立っている雰囲気で、片方に林道が通っている。広島県の帝釈峡の南米バージョン。


道端にはネイティブなオジギソウが群生し、時折モルフォチョウが舞い、オポッサムの屍体に群がるヒメコンドルの小群。



そんな場所で狙ったのがこのジャノメドリでございます。同所的にズグロトラフサギやアメリカササゴイも見られ、なかなかいい環境。


水辺に目を凝らすと、音もなく忍者のように獲物を探すジャノメドリに出会えました。サイズ感としてはササゴイぐらいですが、スリムで足が長いのでかなりヤバいです。

あのカグーに近縁な鳥なのですが、分布域は中米~南米と広く、3亜種います。






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飛ぶと、たしかにカグーみが増す!!

その昔、ゴンドワナ大陸だったころにカグーとは共通の祖先だったとかなんとか。見た目も生態も遺伝的も似ているらしいですよ。


この翼を見ていて想うのは、英名にも含まれるように太陽です。見える、見えるぞ太陽神が・・!



・・・・・・・・




3年前の今頃、新婚旅行で見たこの魅惑的な鳥のことを思い出してみました。なかなか最近は鳥を見に行くことができないですが、こういった興奮は鳥見でしか味わうことができない自分も確かに存在しています。

いろんな生き物が好きで、最近は時間の使い方も等しくなってきていますが、やはり鳥見というのは楽しいです。何が楽しいかと言われたら、やはり思い出というか余韻に浸れるという感じですかね。他者とも共有しやすいですし。


ここ数年よくあるこの時期の不調をご多分に漏れず今年も経験しているのですが、ぼちぼち元気出して行こうと思います。しばらく休んで、また頑張ってみます。やられてばかりではいけないのでね。



2020年7月19日 (日)

NEOTROPICA #9

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グリーンバシリスク (Green Basilisk / Basiliscus plumifrons)


コスタリカ・カリブ海低地熱帯雨林。


時間帯もあって、さほど生き物の気配は濃くはなかったが、快適な船の上で水辺の生き物を探す。

そんななか、岸辺に佇む強烈な見た目のトカゲを発見。


だれもが一度は映像で目にしたことのある、水面を走るトカゲ、バシリスク。


バシリスクの仲間はコスタリカで何種かいて、割と地味な見た目が多い中、このグリーンバシリスクはこんな感じで派手な黄緑。この♂個体はいかにもな感じで、そのスピノサウルス的な見た目がそそられるわけですが、♀は比較的おとなしめ。


驚かしたら走るのかもしれないですが、結局微動だにしないままさようなら。水面を走る姿を見るためには、とある場所に行くほうが確率は高いみたいなので、他の場所ではこんな感じなのかなと。見られただけでもラッキーでした。

イグアナを見る機会は多いですが、グリーンバシリスクはやはり多少の運は必要かなと思いました。滞在中この時だけで、一期一会の出会いとなりました。


今年はスピノサウルスの復元図が水中生活に適応した形のものが発表されてニュースになりましたね。スピノサウルスもこんなに派手な色だったら、すごい迫力あるだろうなあ、と思いました。。




2020年7月 5日 (日)

NEOTROPICA #8

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クリガシラオオツリスドリ (Chestnut-headed Oropendola / Psarocolius wagleri)



ここはコスタリカ・カリブ海側の中標高地。

鳥屋の間では"Caribbean Foothills"と呼ばれている地域。地図上ではトゥリアルバに入る。コーヒーも美味しい比較的過ごしやすい場所。


雨季に訪れたので、結構湿度を感じたが、乾季だともう少し乾燥しているのかもしれない。とはいえ、その湿度さえも快適に感じるほど楽しかった。

そんな場所にたしか2泊したが、初日の夕方に早速周辺を歩く。



歩きはじめてまもなく、クリガシラオオツリスドリに出会った。

オオツリスドリは何箇所かで見かけたが、本種はここだけでしか観察できなかった。ツリスドリの仲間はその名の通り吊り巣をかけてコロニーになる。奇抜な容姿、奇抜な巣。オオツリスドリは鳴き声も壊れた機械みたいな変わった音を出す。

https://www.youtube.com/watch?v=xoTNR6hO5ow

特に低地熱帯雨林では毎日のようにオオツリスドリのこのお辞儀する際の変わった鳴き声を聞いた。ディスプレイなのだが、なかなか面白い。モンテツーマ・オロペンドラ。一応このエリアにもいました。でもたいてい遠距離だった。



クリガシラオオツリスドリのほうはそこまで特徴的な鳴き声はなかったような気がする。顔も派手さはないが、私はこちらのほうが好み。一期一会だったので、余計に思い入れも深い。



・・・・・・・


ところで最近暑い日が続きますが、鳥見に行きたいなあ。。と思うことがしばしば。アオバズクも見ていないサボり具合なのですが、願わくは海鳥を見たい。まあ、家庭の事情、世間的な事情もあって、行くことはないのですが。

あんまり鳥を見なくても生きていける体質にここ5年ほどでなってはいるのですが、そうは言ってもやはりね。たまには見たいのです。


思えば昔、大学生の頃なんかは6月といえば印旛沼や銚子周辺、はたまた大苫航路のイメージでした。珍しいアジサシやレンカクの時期でもありますね。

それが就職してからはゼフィルスに変わり、湿地の花・虫に変わり、そして今年は日淡に変わっている。

場所的・時間的な制約のなかでいかに楽しく自然探索をするのか、というのが私のライフワークみたいなものなのですが、現在のような状態でも違う場所に目を向けると今まで「灯台下暗し」だったことがいかに多いか。


幼いお子さんがいらっしゃるご家庭で鳥見に行き続ける方もいるのかもしれませんが、私はそこまでツワモノではないようです。虫も狙って見ようと思うとなかなか大変ですが、鳥ほどではない。私は昔からいろいろと興味はあったので、少しずつ図鑑の中だけの憧れを現実に叶えていっている最中なのですが、ある意味それで良かったなと実感してます。鳥だけしか興味がなかったら、たぶん立ち行かなくなってたと思います。

まあそんなわけで、ダンナ・親としての最低限の役割と自分勝手さの間でなんとかワクワクするようなことを見つけ続けようと努力してる、という話でした。

にしても、いい鳥を見たいですね。なんだかんだ言っても鳥屋なんです、私は。


・・・・・・・

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