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2018年1月27日 (土)

シロエリハチドリ

Dsc_9241

シロエリハチドリ White-necked Jacobin / Florisuga mellivora



さて、寒い日が続いておりますね。毎日大きな変化もなく、日々が過ぎていきます。。雪がいい感じで降ってますね。昨年までは雪国の住人でしたが、今は気楽なものです。


大きな鳥見はしていませんが、今年は関西から道東へもLCC就航したりするので、久々に国内遠征も行こうかと妄想中・・。一眼レフで撮りなおしたいものがいっぱいあって私はある意味幸せ。

思えばもういい年したおっさんで、学生時代を思い返すと完全に昔話になってしまう。あの頃はLCCの国内線なんてなくて、スカイマークとか早期割引に頼っていた。当時もうなくなると言われたJALのバースデー割引で行った宮古島はそういった意味でもよく覚えている。

撮影機材も当然進化し、今やちゃんと選べば素人でもプロかそれ以上の写真を撮れてしまう。


時代も変わって、私自身も変わりましたが、最近思うのは鳥はもちろんガチで追いかけるが、思い出に残る鳥見をしようということ。思い出は映像だけでなく、音であったり、味であったり、話であったり。

一時期、遠征に行って帰ってくると、すぐにまた次を計画して、反芻する余裕もないときがありました。ライフリストにこだわったり、他の人が見てたりすると遠征に行くこと自体に注意が行きがち。帰ってから撮影した写真の確認もほとんどしない。フィールドノートに至っては付けなくなってからかなりの年月が経つ。極端な言い方すれば、HDDの肥やしにしかなってないんじゃね?と。

国内はもちろん海外でも珍鳥追っかけの話はあります。個体数が単純に少なかったり、社会情勢が変化しやすかったり、生息地が急激に破壊されていたり、さまざま。今行かないといつ行く!?みたいに言われている場所はブラジルやフィリピンあたりが有名ですが、他にもたくさんある。

本音を言うと手当たり次第に行きたいですが、仕事や人生についてリアルに考える必要が生じてきて、ある意味悟ってきているのかもしれない。生きている限り、あらゆることで成功や挫折も味わうわけで、全部満足にはとてもできない。大事なのはチャンスが到来したら、それを掴んで全力で楽しもうということ。





前置きが非常に長くなりましたが、そんなわけで昨年のコスタリカではハチドリに焦点を当ててみようかと思いました。ハチドリはフィーダーに来ているときは非常に近くで観察できるし、そこの場所自体が宿泊できたり、コーヒー飲んだり、食事できたり、世間話したり、休憩できたり、いろいろ便利。ゆったり鳥見には最適だと考えたのです。そこそこ海外で鳥見ていると、レセプション周辺が一番鳥が多かったりするのが実感できると思いますが、似たような感じです。

コスタリカは本州のように中央に山脈があって、海に囲まれ、環境が多様です。太平洋側、カリブ海側、中央盆地、山脈、火山など日本と似たような環境の変化が楽しめます。降水量も気温も違うということは、生えている植物も異なり、そこに住むハチドリの種類も異なるということ。



コスタリカには全世界で340種ほどいるハチドリのうち50種程度が記録されています。8日間の日程では場所が限られますが、なんと半分にあたる25種観察できました。


それぞれの場所で印象的なハチドリはいますが、山脈の上部ではヒノドハチドリ



カリブ海に面した標高700mの丘陵地帯では絶対的アイドルに相当する種類がいるのですが(年末の記事で既出ではあります)、よく見たのはトップに置いたシロエリハチドリ。



見られたのはカリブ側。低地でも一カ所で見ました。世界的には中米~南米北部にかけて広く分布します。




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あんまり気合の入ってない写真で恐縮ですが、こんな感じでフィーダーに来ます。なかに入ってるのは砂糖水です。


なかなか気性も激しく(フィーダーに来るハチドリは大抵そんな気がする)、♂は白い尾羽を扇子のように広げて相手を威嚇してました。

薄暗い時間に多くの個体が訪れてましたが、美味しいコーヒー飲みながら見た、ぶんぶん音を立てて白い小さな扇子が飛び回ってる光景は脳裏に焼き付いてます。


ハチドリの英名はたいてい宝石とか輝く系、妖精系の名前あるいは単に~ハチドリ。本種はなんだろうと思って調べると全く関係ない。そもそもJacobinというのは本種とクロハチドリの2種しかいないらしい。フランス革命時の過激派となんの関係があるのかはわかりませんが、シロエリハチドリもリンネが記載していることからすると歴史のある鳥なのでしょう・・。



♀はというと、こんなの。上の写真では蜜吸ってます。



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このウロコ模様がなんともいえない。

もともとシロエリハチドリというのは高木や着生植物の蜜を吸うので高い場所を生活圏にしているらしく、フィーダーで用が済んだ後はぴゅーっと上に飛んで行ってしまっていた。したがって、フィーダーがないところではかなり観察が難しい種類なのではないかと思う。

そんなわけで、カメラマン用語のいわゆる腹打ち写真がそれらしい雰囲気かもしれない。




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こちらは♂。なんだかオオルリみたいな雰囲気ですね。

この写真を見ていると、やはりアマツバメ目なのもわかるかも!と思いました。

ハチドリとアマツバメが近縁なのは『よだかの星』(宮沢賢治)でも取り上げられているので、そこそこ有名かなと思います。ヨタカ目はアマツバメ目と近縁。

市蔵と改名されてイジメられているよだかが主人公なわけですが、設定として鳥の中の宝石のような蜂すずめの兄さんで、蜂すずめは遠くに住んでいるそうです。


このあたり、なかなか考えた設定だなと思います。地球の裏側で繁栄しているハチドリのことを言及しているあたり、上手な表現です。兄さんなのもポイント。




こんな呑気なことを考えながら鳥を見るのもたまにはいい。

今日はこんなところで。コスタリカのハチドリは思い出深い種がいくらかあるので、もう少し記事にしたいと考えているところ。



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