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2015年7月

2015年7月 7日 (火)

一瞬の煌き

もうすっかり下半期なわけで。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。私はいたって元気であります。またつい一ヶ月超放置してしまいました。すみませんです。


前回は海外ネタで、5月分をすっ飛ばしてしまったんですが、今年はなんやらかんやらで慌ただしかったもんで、割愛させていただきます。鳥は少しのシギチを見たくらいで、今年も離島には足を伸ばせませんでした。山の方の早春系の植物は見に行きましたね。ミズバショウ、サンカヨウ、サンインシロカネソウあたりは。あとはミヤマセセリとかとも遊びました。



そんなわけで、夏至前後の最も麗しき季節のネタでも。今年も昨年同様本気出しましたけど、成果はやはり昨年以上でした。もう土地勘もずいぶん。


ちょうちょ方面ではいくつか目標があったのですが、達成できたのも、できなかったものも。予想外のもありました。5月おとなしくしていた分、鳥方面もなかなかの体験をすることができ、満足なシーズンでした。。




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Halcyon coromanda major



今まで撮影したことない場所でたまたま観察できた。そういうのがいいんですよ、生き物相手のことは。でも難しいですよね、いい場所に住んでないと・・。家からも一度鳴き声聞きました。





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Terpsiphone atrocaudata atrocaudata



この鳥も普通種ですが、なかなか撮影の機会はないですね。やっとまともに撮影できました。タイミングは大事ですね。





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ウラナミアカシジミ / Japonica saepestriata


ゼフの季節到来を告げる平地のチョウ。コナラ林の住人ですね。このへんではあまり多くはないようです。





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ミズイロオナガシジミ / Antigius attilia


ゼフの中では地味な感じのちょうちょですが、意外に人気は高いのでは。昨年は時期と場所を外しましたが、今年はたくさんの個体を観察できました。なんだかんだで、写真におさめたくなるような可愛らしさ。






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メスアカミドリシジミ / Chrysozephyrus smaragdinus


6月中旬、トチノキやタニウツギが生い茂る渓谷。お昼ちょうどくらいに活動し始めた。独特の輝きを表現できるようになるまでにはまだまだ年月を要しそうです。。翅裏も特徴的で、なかなか魅力的。





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キマダラルリツバメ / Spindasis takanonis


このチョウをはっきり見るのが一番の目標でした。じっくり頻繁に攻めたので、達成できました。ゼフには入らないが、どんなゼフィルスよりも好きかもしれない。それくらい惚れた種類。成虫になるまでの生態、テリ張りの時の活き活きした感じ、どれを取っても魅力的だと思いました。




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それにこの輝きです。美しいのひとこと。

こんなに可憐で力強いちょうちょが一瞬の輝きを放つテリ張りの舞台で、待ち構えて矢鱈と乱獲する人間のキチガイなことよ・・・。私はなんだか悲しいです。





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ウスイロオナガシジミ / Antigius butleri


昨年北海道ではじめて見て、今シーズン本土ではじめて見ることが出来た。翅表にこれほどの色彩があったとは想像できなかった。





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ササユリ / Lilium japonicum


少し気分を変えて。林縁に多いですが、林内で見るとはっとするほど鮮やかに見える。この季節定番の美しい桃色。




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キアゲハ / Papilio machaon


初夏の高原。まわりの山々から流れてきた雲が上空を覆ってひんやりする頃、じっと晴れるのを待つ。







さて、そろそろだろうか。






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Pitta nympha



長年追い求めてきた幻のイキモノ。なんだろう、この特別感。こんな鳥はPitta以外にはいないだろう。

早朝のゼフを追いかけて山に上り、たまたま差し掛かった尾根線。出会いは突然だった。



今年はいろいろ騒動起こしてますが、なんのその。やってやりましたわい。一生忘れないだろう、この感動。趣味における一番の夢・目標があっさり叶ってしまった今年の梅雨。人間、続けていれば報われるのかもしれませぬ。






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ジョウザンミドリシジミ / Favonius taxila



そんな、夢なのか現実なのかよくわからない時にも、お構いなしに彼らは美しく闘いを続けていた。夢中になって道に落ちてしまいそうなくらい、激しい卍巴。解けてタニウツギにとまる。


眩惑しそうな金緑の輝きもいいですが、吸い込まれそうな碧の輝きもまたいいですねぇ。。生きててよかった、この地に暮らしてみてよかった、と実感する瞬間。この素晴らしい季節を五感で味わい尽くすために、鬱屈とした冬の間も頑張っていたんだ・・・。







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キバネツノトンボ / Ascaraphus ramburi



さて、小休止。というには不適切なほどこちらも素晴らしい。

10歳にもならないころ、図鑑でその不思議な姿を見て以来、ずっと気になっていた存在。


冬の間はコアな愛好家が集まるスキー場も、いまは外来の華やかな花が咲き乱れる静かでさわやかな草原。そんな一角で休んでいた。あとで聞いたが、すこしいじめると面白いとのことで、すこし後悔。でもなんだか申し訳ないなあ。。






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ユキノシタ / Saxifraga stolonifera


人家近くの小さな流れに群生していた。雪国であるこの土地ではより一層美しく見える。おもわず立ち止まって見てしまう。






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アイノミドリシジミ / Chrysozephyrus brillantinus



シーズン終盤も見えてきた、ある朝。アイノだけまともに見てないなあということで、ガスのなか頑張って上ってきた。

でも待てど暮らせど、ガスが晴れない。そうこうしているうちに9時半ごろになり、ジョウザンの時間帯になる。

そうすると一瞬晴れ間が見えた。

あれよあれよという間にどこからともなく舞い降りてきた妖精たちが、そこかしこで狂ったように輝き、卍していた。その数20弱。どこに目をやればいいのか困る。これぞ蝶の谷だ。。これだからやめられない。天気予報なんかあてにならないほど、強い自然のエネルギーを体全体で感じる。


よく見ると、アイノもジョウザンもいる。テリ張りの場所がはっきり二分されており、面白かった。一気に出ることもあるんだなあと、また一つ勉強になった。




これで、もうゆっくりしていいかなと思った。それくらい堪能できた。





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ウメガサソウ / Chimaphila japonica



シーズンも終わりが見え始め、行ったことのない高原に来てみた。

マツの林床にひっそりと咲くこの花。またいい植物を知ってしまった。






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クロシジミ / Niphanda fusca


ぶらりと訪れた誰もいない高原。天気が悪いので、ひたすら林縁部を巡る。

そうするとこのチョウが降りてきた。はじめて見ることができ、感動した。このチョウも特殊な生態。♂なのでできれば開翅を見たかったが、他のチョウに気を取られているうちにどこかへ消えてしまった。

近々再訪しようかと思う。







そんなこんなで全力で駆けまわったこの1ヶ月。


改めてこの場所の素晴らしさを実感した。まだまだ網羅するには足りないが、この時期が一瞬すぎるのと、身が一つなのがなんとも。限られた期間だから、貴重なのもあるんですけどね。

ニイニイゼミやヒグラシが鳴き出すと、そろそろ夏の本格的な到来も見えてきますね。ゼフの季節はピークを過ぎたが、まだまだ楽しめそうだ。



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