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2014年2月

2014年2月25日 (火)

圧倒的白さ

Dsc_3196

Pigeon Guillemot /Cepphus columba


というわけで、こんな鳥。


圧倒的白さですよね。配色とかまさに「ウミバト!」って感じで。

体幹部、翼下面、翼上面、足が全部写ってて、二番手ぐらいの写真はこれしかありませんでした。あんまり鮮明じゃなくてすみません。



ウミバトがこんなによく見られる鳥になったのも、ここ5年ほどで、それまでは望遠鏡で「なんか白いからウミバトかねえ」ぐらいにしか見ることができなかった鳥。


何年か前にチャレンジしたときもありましたが、そのときは運が悪くてお預けを食らってしまったので、今回やっと見ることができたのです。お恥ずかしながら。


今更わたくしめが言っても仕方のない話なんですが、日本で見られているウミバトは2タイプいまして、ひとつは亜種snowi(チシマウミバト)、もうひとつは亜種kaiurkaあるいはcolumbaです。

とはいっても、繁殖地でも両者のタイプが混在しているとかで、ホントにはっきり亜種として野外識別していいの?とか、よくわからないことも多いのが現状。人によっては種に分けている人もいるみたいですが。


で、チシマのほうはこの写真を撮る前日に見ていたのですが、ああ、確かにケイマじゃないね、ぐらいな感じでそこまで目を見張る美しさを持っている鳥ではないです^^;近くで見るとかわいいですけどね。





一方、この俗に言うアリューシャンウミバトあるいはウミバトというのは、この通り、見事に美しい。ウミバトといえばこれですよ、的な。翼上面の白斑ももちろん大きいですが、チシマは腰も黒いのに対して、腰は白いんですよね。マントルは例のしましま模様です。

kaiurkaが、コマンドル諸島で繁殖するやつで、columbaがカムチャツカ半島で繁殖するので、どっちが来ていてもおかしくないのですが、分布域的にはやっぱりカムチャツカのほうが広い。snowiは、和名の通り千島(クリル)列島。色は地味だけど、名前的にはチシマのほうがお洒落な感じ。



一応、コマンドルの個体群が日本で見られるこの白いタイプということでいくつかの文献には載ってるみたいですが、色んな方のお話を聞いてみると、果たしてそうなのかという感想の方が多いですね・・。カムチャツカの個体群が来ていてもなんらおかしくないわけで。



まあ、現時点では亜種はよくわからないので、なんともいえないですが、ウミバトは案外北海道には来ていて、大きく分けて2タイプ。そして夏にもいると(笑)



種の識別としてはハジロウミバトがキーですが、ハジロウミバトの場合はもっと白いことが多いだろうし、決定的な差は翼下面。真っ白なんですよね。あれですね、オオチドリとニシオオチドリの関係と似てますね。翼上面の白斑に黒線が入るかどうかは条件によって違うとかありそうだし。見たこと無いのでよくわかりませんが。




マニアックなのも面白いですが、洋上で見た時の圧倒的なこの白さ。あと、ポテっとした体型、翼の黒と足の鮮赤色がたまりませんね。なかなかいい鳥でした。夏羽もそのうち見てみたいですが、やっぱり冬羽が好きだ・・・。








2014年2月24日 (月)

自分史上最高の解放感

Sse

お久しぶりです。一ヶ月ほど更新が空いてしまいましたが、その間に私の置かれた状況は劇的に変わりました。生活の根底にあったものが見事に無くなってしまったのです。そう、15年間続いた、試験に向けて机に向かって髪をかきむしりながら鉛筆を握ったり、教科書とにらめっこしたり、脳の中にある穴の空いた樽からこぼれ落ちていく記憶の断片を戻したりという、あのBENKYOという行為をする必要がついになくなったのです。

もうこの事実はしばらく月日が経たないと実感は湧かないでしょう。それほど私にとっては大事件。大げさなんですが、大げさにせざるを得ない。まあ、それもこれも私が周りに比べても多少は真面目にやってたというのもあるかもしれませんけどね。そういう性格なんだからしょうがないのです。


まあね、こういうのは当事者にしか理解できないことなんで、どうでもいいんですよ、世間的には。ちゃんとやって当たり前ですから。でもどんな人にもドロップアウトする可能性があるというのが怖いんです。人間も所詮生き物ですから、微妙な恒常性を保って日々ストレスや外部からの侵襲と戦い続けてるわけで、いつそれが崩れてもおかしくないのは当然のこと。

何はともあれ、これからが人生の本番。でも今年は自分を痛めつけないで、色々やりたいことやってしばらくはプレッシャーから解放されたいですね。ホント。ガチな生き物屋完全復活させたい。



そういうわけで、3年ぶりに訪れた白銀の大地。日本もやっぱりいいですね。素晴らしい国ですわ。

てなわけで、世界中の鳥屋にとっての英雄的存在、オオワシ。聞くところによると外国人の間でのオオワシの人気は圧倒的なものだそうです。場合によってはシマフクロウよりも人気らしい。てか、シマフクロウはあくまで数あるBuboKetupa のなかの1種で、上級者向け。まあ確かにそうかも。

Sakhalinとか、Far Eastとか、Siberiaとか、そういうなんか最果ての地のような憧れを具現化した鳥なんでしょうね。日本人がアマゾンやアラスカやアフリカに憧れを抱くのと似たようなものなんだろう。何時間も望遠鏡にかじりついて、歯舞諸島をバックに飛んでいる海鳥なんかを飽きずに眺めている彼らを見てそう感じた。

強風のなかヒメウが群れでどっかに飛んで行ったり、アザラシが顔出したり、ウミバトやケイマフリがパタパタ北の方に飛んで行ったり・・・。そういうときのクロガモの哀愁ただよう鳴き声ときたらね、そりゃもう涙出るくらい感動しますよ。

オオワシはどんな写真でも画になりますが、暇なのをいいことに、いろんなカットにチャレンジしてました。雪というのはレフ板になっていいものです。目が痛くなりますが。上腕部背側(ダメだ、解剖学的じゃない他の言い方が思いつかん・・・^^;)の白が眩しいですね。。この素晴らしい生き物が生きていける自然を我々はいつまでも守っていかねばならぬと強く思いました。





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