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2013年8月

2013年8月30日 (金)

夏は涼しく~前編~

さて、やろうやろうと思ってましたが、もう一ヶ月ほど経ってしまったので重い腰を上げて書くことにします。

何年か前までの日記形式はあまりにも負担が大きいため、最近はほとんどやめましたが、信州とかに限ってはなんとなく書くことにしてます。それでもしんどいわけですが・・。ブログはつぶやき程度が一番長続きするわけです。



今年の7/28の話です。



前日までに信州入りし、夜は佐久市内に宿泊。

朝起きると曇りだが、日中は少し晴れ間も見えるということでさっさと出発です。



車を走らせること一時間ほど、目的地に到着。まだ人は少ない。



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ニッコウキスゲ



ちょうどいい時期に来ました。もしかしたらこんなのは初めてかもしれない。





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はい、長野県と群馬県の県境の湯の丸にやってきました。実質初めて。いきなり2000m超えた世界です。涼しくていいですね。



目的はあるといえばあるが、次の日の天気が悪いことが確定していたので、まあ天気を見つつ行きます。朝方は湿原がいいので池の平で。




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ハクサンフウロとキスジホソマダラ。




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ヤマオダマキ。



なかなか近場では見られないので嬉しいですね。




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ヤマブキショウマ。





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クルマユリ。




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ヤマオダマキ。


赤めの花もありました。まだ湿原への途中ですが、花が多いです。





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シモツケソウ。


かなと思います。アカバナシモツケソウともいうのかもしれませんが。





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ニッコウキスゲとワレモコウとか。


湿原は花でいっぱいでした。





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イワオトギリ。


かと。シナノオトギリとなかなか難しいときもありますが、これはイワオトギリで。




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ホソバノキソチドリとワレモコウ。



ランの仲間はいつでも美しいですね。





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テガタチドリとか。



種類も多いです。





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レンゲツツジ。



まだ一株だけ咲いてました。






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コヒョウモン。




ちょうちょはまだ活動できません。





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シャジクソウ。




せっかくなので見晴岳あたりまで登ってみることに。







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アヤメ。



内側の花びらが立ってるので、これは単なるアヤメ。






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イブキジャコウソウ。



いやほんとに山地~亜高山帯の様々な花が咲いてますね。これだけの種類が一箇所で見られるのはまあ普通ではない。





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ビンズイ。



ビンズイの囀りは慣れていないので、いつもなんだっけなあ・・と思いますが、ちゃんと聞けば特徴的ですね。






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バイケイソウ。



どれもこれも新鮮な花を咲かせていて嬉しいかぎり。






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ヤツボシハナカミキリ?


変異が多い本種かなと思いましたが、ちゃんと観察したわけではないので、あくまで推定ということで。





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マルバダケブキ。



この時期の定番かもしれませんね。






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ウツボグサ。




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シュロソウ。




ここみたいに山地性、亜高山帯~高山帯の花がかなり狭い範囲で生える場所では変種まで考えると私のような素人にはよくわからなくなってくるんですが、ここではタカネではなくシュロソウとしときます。伊吹山なんかに生えるシュロソウに比べると丈が低かったような気もしますが。。


まあ、シュロソウというのはアップで見ると意外にきれいな花なんですよ。







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少し登りました。湿原が見えます。





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シナノオトギリ?


かなあと思いますが、確実ではない。結局なんだか中間的な特徴を持ったものも多くて。


どうでもいいですが、私の専攻ではオトギリソウというのは有名でして、私の友達の誰に聞いても知ってます。生き物屋の友達じゃないですが。牛が食べると皮膚に光線過敏症が起きてあら大変ってなやつですな。

一般に有毒とされる植物はすべて知っておかないといけないので、他にはバイケイソウとかも有名だったり。まあ私みたいに実物を見たことある人なんてどうせ1000人に1人(たぶん全国の同級生でも私ぐらいな気がする^^;)ぐらいでしょうから、みんな覚えるの苦労してます。



植物はこんな小話もありますが、見て楽しむのが一番。





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ウスユキソウかミネウスユキソウ。



これも違いがよくわからなくて。花の柄って言われても・・。前、ウスユキソウって掲載しましたが、ミネウスユキソウな気がしてきました。

いつか違いが明確にわかるようになる日が来るのを祈ります。


地味にウスユキソウの仲間は初めてな気がするので、嬉しかった。もっとふさふさな種類も見たいので、近い将来中央アルプスとか他の山も行きたいですね。






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ツマグロヒョウモン。



なんとまあこんな場所にまで。おそろしいですな。





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キシタギンウワバ。


結構な数が発生してました。カトカラ的な模様がきれいですね。







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カラカネハナカミキリ。



個人的によく見かける種ですが、いつ見てもいいもんです。現地で識別できる数少ないハナカミキリ。





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アオハムシダマシ類(左)、ホンドアオバホソハナカミキリ(右)とか。




黒いのはたぶんそう。真ん中はピドニアかね、って思って調べてたんですが、よく見ると触覚がなんかカミキリっぽくない。種不明のコウチュウとしかいいようがない。

左はアオハムシダマシでしょ、って思ってたけど、最近細分化してるんですね・・・。もう鳥屋の限界超えてるんで諦める。十分がんばった。





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ツリガネニンジンで吸蜜するキシタギンウワバ。





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なんかこう丸みのあるものもあるんですが、たぶんこれは種には関係なさそう。


いつか明らかに高山!ってとこでミネウスユキソウ見たい。






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コマクサ。



2000mちょっとなのに、こんな感じでコマクサ生えてたり・・・。コマクサって苦労して2500m以上の場所で見るもんじゃなかったっけ?戦後に移植した、というサイトもありましたが、まあそうなのかも。でもなんだか、これだけいろいろあると確かに人の手が入ってるのかな。。と考えてしまう。植物だもんね。


こういう植物の分布とかを深く知るためには地質学や気象学もわかっておかないといけないでしょうが、さすがにそこまで手が回らないので素直に諦める。

ここのコマクサは北アルプスで見たものよりはずいぶん小型でした。




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マツムシソウ。



かなと思いましたが、丈はそこまで高くなかったのでタカネマツムシソウかもしれない。環境は稜線近くだったのでタカネでも良さそうだが。


植物は変種だの品種だのいろいろ忙しいです。






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ヤナギラン。


かなり咲いていました。きれいです。





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ホシガラス。




これにはやっぱり少し驚いた。いるのかよ・・と。さすがに鳥は移植とかないから、まあ少なくとも亜高山帯以上の標高に生きるような生き物が住んでるんですよね。仮にも2000mあるし。あまりにもお手軽すぎるのがいけないんでしょうね。





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カオジロトンボ。



これにも驚いた。湿原では全く見なかったのに、稜線で出会うとは。湿原で発生しているのだと思うが、多くはないみたい。





そろそろ下りることにします。





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ミヤマモンキチョウ  /  Colias palaeno aias  (浅間山系亜種)



そうです、これが有名なんです。もちろん保護されております。これは♀。




これで日本にいる2亜種はどっちも見たことになりますが、ここにいるのがつくづく不思議に思います。浅間山系はあまり馴染みがないですが、特異な場所なんですかね。


北アルプスに比べるとありえないくらい楽ちんに見れちゃいますが、まあそれもよし。苦労して登った後に見た亜種C. p. sugitanii も感動しましたが、ここみたいに平和にふわふわ飛んでいるのを眺めているのも乙ですよ。





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ハクサンフウロで吸蜜する♂。


♂を中心に5、6頭見られました。





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シバカワトゲシリアゲ。なのだろうか・・・。






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ヒメキマダラヒカゲ。


一番多いチョウ。亜高山帯の定番。





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ノハナショウブ。



もありました。アヤメとは形も模様も違います。





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コチャバネセセリ、キシタギンウワバ、コヒョウモン。




みんな吸蜜に忙しい。





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ウソ。



鳴き声はよく聞きましたが、姿は遠い一回きり。けち。





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エルタテハ。



いいですね、こういう場所、季節。





さて、11時前に散策は終わりましたが、翌日はかなり雨らしいので、明日行こうとしていた場所に無理やり午後に行くことに。結果的に良かったんですが、もう一種見たかった生き物はなくなく諦めるという形に・・。また来年以降かなあ。


というわけでこの日の午後は後編で。またそのうち更新します。夏山も今年中には(A;´・ω・)アセアセ



2013年8月19日 (月)

もう夜は秋めいてますな

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アオバズク (Brown Hawk-Owl / Ninox scutulata japonica



最近は夜にはカネタタキの鳴き声も聞こえるようになって、すっかり秋を感じるようになりました。季節の進行というのは早いもんですね。私は秋が結構好きなんで悪くはないです。なんか虚しい気持ちにもこれからの季節よくなりますが、今年はそんな暇もないかな・・。


今年はいろいろ事情や不運が重なりあって、6月の繁殖期からはまともな鳥見はほとんどできていなかったし、この休みも鳥的に有効に使う予定はない。大学生活最後の夏にしては残念な感じ満載だが、そういうしょぼい年もあるということで諦めている。毎日が様々な勉強なのです。大学六年間、首都圏という特殊な場所でまあほんとに色んな荒波に揉まれましたね。実にいい社会勉強になりましたよ。ハハハ。今後はこの実りある六年で学んだことをできるだけ活かしながら生きていく所存であります、はい。




このアオバズクは少しばかり前に撮影しました。♀だと思います。近くには巣立って間もない感じの雛もいて、お母さんお疲れさんって感じでした。



こういう生き物を見ていると、自然そのものやそこに暮らす生き物が1年経っても、5年経っても、10年経っても、それ以上経っても、変わらずにあり続けていることのかけがえのなさや大切さ、素晴らしさが心の底から実感できるのです。こういうことは経験のないひとに理解を求めようにも、到底無理なのです。こういう感覚が今のほとんどの日本人には欠如してしまっているというのが残念でならない。自然に対する感覚をもとに、モノの本質を言おうとしているような私みたいな人間は所詮変わり者なんですね。昔は今よりもはるかに季節を読んで生きていただろうから、それほど自然や生き物に興味がなくとも、畏怖の念とかそういう自然に対する感覚というのは今と比べ物にならないほど、人々の意識に根ざしていただろうと思う。今の都市生活では養うのは困難なことですが、悲しいもんですね。



10年前から知っていて、一時開発による環境の変化でいなくなったかな、と思っていた大切なアオバズク。今年もはるばる南の国から渡ってきて、ひっそりと子育てをし、たぶん今もまだいて、今頃は子供に餌の採り方を教えているのだろう。まだしばらくは日本にいるだろうが、秋も深まる前にはまた旅立ってしまう。でもたぶん来年も来てくれることだろう。そのことになんともいえない感慨を感じるのです。



若いうちはエキサイティングなフィールディングばかりやっていたいですが、まあ平凡なMFの状況を確認するみたいな平和な活動も大切ですよ。一番避けたいし、悲惨なのは、落ち着いて見ることができるMFがないこと。なんだか心の拠り所がないのと一緒だ。次住む場所にはいいMFはあるのだろうかと、今からふと思ったりしている。




2013年8月10日 (土)

最近の花

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ヒオウギアヤメ (Arctic Iris / Iris setosa




Komakusa

コマクサ (Dicentra peregrina




Kinugasa

キヌガサソウ (Paris japonica




Kuroyuri

ミヤマクロユリ (Chocolate Lily / Fritillaria camtschatcensis alpina




Kurumayuri

クルマユリ (Lilium medeoloides




Usuyuki

ウスユキソウ (Leontopodium japonicum





Nikkokisuge

ゼンテイカ (Hemerocallis dumortieri  var. esculenta





Tateyamarindou

タテヤマリンドウ (Gentiana thunbergii var. minor





Miyamadaimonnji

ミヤマダイモンジソウ (Saxifraga fortunei var. alpina





Tamagawa

タマガワホトトギス (Tricyrtis latifolia





Kobaikeisou

コバイケイソウ (Veratrum stamineum






撮影地は複数あります。レンズは例によってSigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMおよびNikon Micro-Nikkor 55mm f/3.5です。撮影日は7/28, 8/1-4あたりです。花盛りの時期ですなぁ。


もう来年はF2.8くらいの標準ズームを携えて山に登るつもり。亜高山帯~高山帯の植物というのはいつ見てもいいもんですね。可憐だが力強さを感じます。今年はコバイケイソウの当たり年でした。





2013年8月 5日 (月)

夏山

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ホシガラス (Spotted Nutcracker / Nucifraga caryocatactes japonica



最近そこまで運良くない気がしますが、一応元気に生きてます。


下界とかはいろいろ嫌になるのでここ最近は高山帯に避難していました。おかげで今日久々に大学行ったらひとに話しかけづらくなっていて、コミュ障気味です^^;これからまたさらに進行することでしょうな。


今年は高山植物はかなりいい状態で見られましたので満足です。鳥はまあ、そこそこでしょうか。メボソムシクイを何回も見られたのが良かったです。結局離島ではオオムシクイが案外多くなっちゃいますからね。あとはこのホシガラス。まともな写真は今まで撮れていなかったが、今回やっと及第点な感じのものを撮れました。

ホシガラスというとやはり真っ先に鳴き声で気付くことができるので、探しやすいです。高山帯で一番難しいのはまあライチョウでしょうね、今の時期は。イワヒバリもカヤクグリもルリビタキもメボソムシクイも囀りがわかれば余裕です。ライチョウは未だかつて例の見やすい時期に見たことはないが、花も素晴らしいこの時期に出会うのはやはり運が必要なわけで。今回は出会えませんでした。花も虫も景色も、という欲張りな感じで行くとライチョウはなかなか難しいですが、出会えたときの嬉しさは格別ですね。今度はいつ出会えるやら。




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