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2013年5月15日 (水)

夜鷺

Nightheron

ミゾゴイ ( Japanese Night Heron / Gorsachius goisagi )





さて、僕は長い間この鳥には縁がございませんでした。縁のない鳥というのはまだまだいっぱいいるんですが、海外で鳥を見ていると、Endemic(固有種)や局地的にしか分布しない種に目が行くようになります。そういう観点から見ると本種は僕にとって特別な鳥だったのです。


日本人たるもの、日本あるいは極東にしか分布または繁殖しない種というのはおさえたいものです。ヤマドリやカンムリウミスズメ、コマドリ、ヤマガラ、セグロセキレイ、アオゲラなどなどいろいろいますが、ミゾゴイもその一つ。さらにミゾゴイというのは生息数を減らしており、いつのまにかいなくなってしまうのではないかと危惧されてから久しい。

観察は離島や都市公園がしやすいでしょうが、いつもいるような鳥ではなく、少しは運やタイミングが必要でしょう。外国人の鳥屋さんなんかミゾゴイ見ている人はなかなか少ないのではないかと思う。


まあそんなわけで、やれジャワアカガシラサギだのロクショウヒタキだのクロエリヒタキだのが記録されようが、僕はミゾゴイのほうがはるかにここ数年見たい鳥だった。見たい鳥ナンバーワンだったといっても過言ではない。上に挙げたような種なんぞ世界的に見ればまあしれてますよ^^;


いつ見れるだろうと思っていたら、今年のGWにめでたく見ることができました。それもなかなかのナイスシチュエーションで。都市公園みたく窮屈でなくてよかったもんだ。

ただ、どうしても理解できなかったのは、いた環境だった。たしかにミミズは多そうな場所だったが、ミミズならこの畑だって、あの林道にだっていそうなのに・・・。だから今後出会うとしても予想しないような感じなのかもしれない。渡りの時期でも、この林道なら高確率で見れるっていうような場所がわかればなんと素敵だろうと思うが、まだまだ修行が足らなさそうだ。


願わくは繁殖地でその姿を拝みたいもの。いつか自分だけの秘密の場所で観察出来る日がくればいいなと思います。



アセスは別として、特別な保護対策が取られていない本種。私の老後には日本でどれくらいの数が見られるのか?と最も不安に感じる種の代表です。


この妖しげな雰囲気や美しさを放つ特異な鳥がいつまでも日本の里山でひっそりと生き続けてほしいものだと切に願います。




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コメント

ミゾゴイ初見おめでとうございます。
後ろにアシタバ写ってますね。
私も5年くらい前に地元(今回ひたきさんが訪ねた島のある諸島で一番大きな島です)の林道で渡り途中の2羽に出会ったことがあります。
翌年には自宅で鳴き声を聴きましたがそれ以来ここでは確認できていません。
きっと立ち寄ってくれているでしょうが・・・

ありがとうございます(^^)やっとミゾゴイ見れない人生に終止符を打つことができ、ほっとしています。

アシタバ気づかれましたか。鋭いですね^^;アシタバに気づけば撮影地が大まかには絞ることができる写真が撮れたのでちょっとうれしかったです。

あらら、いいところにお住まいなんですね。やはり島のほうが同じような林道といえど、見られる確率は高まりそうな気が致します。自宅からミゾゴイの鳴き声、というのは長らくの憧れなので羨ましい限りです・・。大学入ってからは自宅からはせいぜいホトトギスくらいなもんですが、実家にいたころは田舎だったもんでいろいろ鳥の鳴き声も聞きました。自宅から、というのはいいものですよね。


やっぱりミゾゴイかっこいいね。
初見としてはかなりいい出会い方だったのでは。
ミゾゴイの声は、確か飛島で夜釣りに行こうとした時に聞いた記憶が。

ヨーロッパの写真はヨダレが出そうなものばかり!
少し前の記事でワキアカとノハラがいっぱい写っているのは何度見ても衝撃的...今年苦労して見た2種がヨーロッパではこんなにもありふれているとは...

>コウさん

色合い的にはズグロミゾゴイのほうがきれいかもしれませんが、ミゾゴイの赤銅色も捨てがたいですよね~。素晴らしい初見でした…。声はそうですね、いつだかの飛島の宿の前で聞いたのが最初で最後な気がします。2010年の3週目とかですかねえ、確か。あのときNさんと電話してましたよね(笑)

欧州系の鳥は日本の鳥屋さんなら誰しも憧れですね。冬鳥もいいですが、夏鳥もいつか見に行きたいです。森の中ではモリムシクイ、マダラヒタキ、ムナフヒタキ、草原ではマミジロノビタキ、ハシグロヒタキ、海鳥繁殖地の断崖ではニシツノメドリ、オオハシウミガラス…。

ただまあイージー系な鳥見のような気がするので、若いうちは世界各地の熱帯雨林や秘境に突っ込むハード系な鳥見をしといたほうがいいかなと思ったりしますが^^;

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