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2013年2月23日 (土)

ひめもりばと

Dsc_6935

ヒメモリバト (Stock Dove / Columba oenas



さて、今冬は様々な珍しい鳥が記録されておりますが、ヨーロッパ系の鳥も多いですね。珍鳥の追っかけに興じるのにもいい冬となっておりますが、そろそろ春の気配も感じつつあります。


まあ、僕は相変わらず貧乏学生なもんで、コスパに合わないと判断した場合は、容赦なく行く価値なしと斬り捨てていますが、周囲がどんどん行っている状況を見ていると羨ましくもあります・・・。まあ学生が少なくなってるというのもありますが。年をとるのは悲しいもんですね。そんなこんなで国内のライフリストは変化なく横ばいです。



そんな僕、世間の流行に逆らって、日本に不幸にも迷い込んでしまった鳥達の本来の生息地に行く機会が幸運にもありまして、少しだけ鳥を見ていた次第です。そこは都市公園でありますが、個体数・種数ともに同時期の日本を凌駕しており、なかなか楽しかったです。日本にも記録がある種が多いというのも魅力のひとつでした。


欧州系の鳥で見たい種類というのは人により様々だと思いますが、ヤドリギツグミやウタツグミ、ヨーロッパコマドリ、ニシコクマルガラス、ズアオアトリ、ゴシキヒワなどなどいっぱいあると思います。マニアな人に訊いたら、オオカモメ、ニシセグロカモメと言うかもしれません。


ですが、なんといってもやはりヒメモリバトは誰しも見たい鳥でしょう。つぶらな瞳に、後頚の光沢、丸い体などなど、可愛らしい鳥です。日本ではあまりに記録が少ないため、謎に包まれた雰囲気のある鳥ではないでしょうか?




そんなヒメモリバト、事前にネットで調べていたら、どうも見られているらしいということがわかりましたが、どれぐらいの密度でいるかはわかりませんでした。これは海外で鳥見する時はいつも同じですが、行く前はどの程度の頻度で見られるかというのはなかなかわからないもんなのです。

かなりの普通種なのか、たまに見られる程度なのか・・・。




そんなことを思いながら、いたという場所をメモしたり、鳴き声を予習したりして、初めての朝、意気揚々とハイドパークに足を踏み込みました。



ヨーロッパコマドリの囀りを間近で観察したり、意外にもハシボソガラスしかいなかったり、歩を進めていると、例の鳴き声が木の上のほうからしてきました。

上の方を見てみると、「いた!」


なんとか証拠は撮ったが、木の上にいるので、イマイチな感じだった。






初めて見たときはこんな感じでしたが、何日か歩いているうちに結構普通にいるということが判明。ただし、特定の場所につがいっぽい2羽が終始周辺にいる感じで、おそらく営巣木の周りぐらいしか行動圏内ではないのだろうとわかった。ハイドパークの西側のケンジントン・ガーデンズではそういう場所が3,4ヶ所あった。その場所さえわかれば毎日出会えるというわけ。



ハイドパーク以外でも見ましたが、多くはない印象。一方のモリバトは多いです。モリバトという大型のハトが普通にいるので、本種はヒメとなったのだと思います。モリバトはドバト並にいます。衛兵交代式の後ろの公園にもいて、ちょっとした林があるならOK。



行く前は謎だった生息密度も、行ってしまえば「割りと普通に見られる」とわかりました。でも、木の上にいることが多いので、そこだけは忘れてはいけません。下に降りてるのは一回だけ見ました。ドバトとモリバトと一緒に餌食べてましたが、すぐに驚いて飛んじゃいましたね。


英名のStockは幹とか木に関係する用語のようです。古い英語のstoccに由来してるみたいです。


ヒメと付きますが、大きさはドバトと変わりません。一緒ぐらいです。でかいモリバトに比べて小さいという意味。可愛いから姫なのかもしれませんが。


日本で見つけようとするならってことに関してはですね、まあ林に出入りするような変なドバトみたいな鳥がいたら要注意って感じですかね。飛び方はドバトのようなダイナミックさは感じさせません。ひっそりとキジバトよりも低速で、直線的に飛んでました。キジバトのように滑空みたいなことはしてなかったと思います。鳴き声に関してですが、ドバトみたいな「ウーウ、ウーウ、ウーウ、・・・」みたいな感じで鳴くことが多い気がしますが、僕が行った時期はあまり鳴いていませんでした。

国内型Twitcherのみなさんはこういうことに気をつけて見つけてみてください。


雰囲気はシラコバトに似ていますが、それよりもなんだか魅力的な鳥だと思いました。

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コメント

ナニコレー! 前回に続き今回も魅惑的な鳥たちが・・・ (//∇//)
日本だと間違いなく珍百景の連続ですね~ O(≧▽≦)O 
ヒメモリバトは見島でも過去に記録があるようなので、参考にさせていただきま~す!
こういう記述は本当に嬉しい。さすが、ひたきさん! ありがとう♪ ヽ(´▽`)/

>piyocoさん

確かに日本だと珍百景登録間違いなしですね(笑)ヒメモリバトが2羽とかありえないですよね^^;

こんな感じの生態ですので、向こうでも木に葉のない、今のような時期が見やすいのかもしれないなあと帰ってきてから思いました。繁殖期に入ると、地面にもよく下りるのかもしれませんが。

海外で得た経験を日本国内での鳥見に活かせたらいいなあと僕自身も常々思っていますので、ブログという媒体を使って面白い話を発信できるようにこれからも心がけます。温かいお言葉ありがとうございます(≧m≦)

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