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2012年9月

2012年9月29日 (土)

おもいでぽろぽろ

涼しくなってくると人間少しは余裕が出てくるもんで。今年の夏に撮った写真を見返すと懐かしさがこみあげてくる。もう訪れることはないかもしれない場所もあるし、もう一回行ってみたい場所もあるが、本当に旅は一期一会の連続で、ひとときも無駄にはできない。





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インドネシアの簡易宿の定番「マンディ」



初めは躊躇したが、慣れると快適なもんで、特に感染症にもかからなかった。歯磨きだけはミネラルウォーターでやったが。非常に合理的で、「エコ」だと思う。





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タンココのMama Roos Homestay



セピアにするだけでこんなにも胸が熱くなるものなのか・・。






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タンココのあるBatu Putih村


Batu Putihとは「白い岩」を意味するらしい。石灰岩の産する場所にはよく付けられているのか、ハルマヘラでも同じような名前の場所があった。





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ビンタンビール


インドネシアのピルスナータイプのスタンダードなビール。やや甘めな感じがしたが、あのときの味覚によるものだったのかな。飲みやすい。






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Tomohonの街並み


車はかなり大事に乗っているようで、トヨタが下取りに出しても良い値が付くということで一番人気のようだ。次はダイハツだろうか。とにかく日本資本の看板・商品が目立った。





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北部スラウェシの海辺



昔、日本が進軍した頃とそう大きく変化はしていないであろう風景。火山島は独特の景観を作り出す。






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タンココのレンジャー“Ferdinand”



森では感覚を研ぎ澄ましていた彼も海では穏やかな感じだった。私たちは親しみを込めて「おっちゃん」と呼んでいた。





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おっちゃんと望遠鏡



望遠鏡は専属ガイドのもの。鳥が落ち着く時間もそれはそれでいいものだ。四六時中あくせく鳥のことばかり考えるのもいいが、私はこういう暇な時間も嫌いではない。





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ガイド氏


若干強面だが、実に人柄の良い人でかなり打ち解けた。一仕事終えたあとの一服が実に様になっていた。






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鳥いないかなあ



左がスラウェシでの主なドライバー、右が同行者のしんや氏。ドライバーは外大出身のためなのかどうかわからないが、カタコトの日本語がわかり、英語も実に聞き取りやすかった。加えて実に親切なひとで、彼の人柄に救われた。鳥の鳴きマネも非常に上手く、彼に見せてもらった鳥も多い。

右の方は言わずと知れた私の尊敬する先輩です(笑)





セピアが続いて少しさみしくなるので、色付きで。





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ハルマヘラの宿での昼食



インドネシア料理というのは素材の味を生かしたシンプルな味付けでヘルシー。外国人旅行者向けなのでたぶん気合を入れて作ってくれているのだと思うが、本当に毎食美味しかった。右上のトマトの酢の物?がこれまたうまい。生だろうか?と初めは警戒したが、なんてことはなかった。

魚は基本的に炭火焼でパサパサしているが、スープをかけて食べる。肉は鶏肉がメインだが、キリスト教徒が多いので豚肉も出た。豚肉好きの私には嬉しかった。マレーシアだと中華料理屋に入らないと食べられない。

辛さは人により感じ方は違うと思うが、私は大半のものは大丈夫だった。


飲み物はミネラルウォーターか熱々で激甘のコーヒーか紅茶が基本。だからハルマヘラの宿にあった冷えたコーラには感慨深いものがあった。今まで飲んだコーラで一番うまかったかもしれない。






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テルナテ島から見たモルッカの夜明け




帆船風の船は何のためか知らない(沿岸警備用?)が、香辛料貿易の頃のこの土地を思い起こさせて、妙にしっくりときていた。ここはコーランが大きく響くムスリムの土地だった。









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ハルマヘラ島初日の夕焼け




オオヤイロチョウやツカツクリの鳴き声がこだまするなか、ジャングルには夕闇が迫っていた。その瞬間の夕焼けの美しさは忘れられない・・・

ハルマヘラは間違いなく地上の楽園の一つだ。日本兵もこの夕焼けを見たのだろうか。






ひとつひとつの写真がかけがえのない思い出です。これからもこういう経験をいっぱいしたいと思う。日本ももちろんいいが、海外はあらゆる面で私を新鮮な気持ちにさせてくれる素晴らしい場所だ。現地の人に現地の事情を聞くのもおもしろい。嗚呼・・・、熱帯が恋しい。




2012年9月28日 (金)

魅惑シジミ

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シタジロフタオシジミ ( Hypolycaena sipylus giscon )




北部スラウェシ亜種。おそらく♂。



この場所はある鳥を目的に訪れた場所であったが、ある鳥は残念ながら見られず・・。ただ、他の鳥や、こういったチョウを見ることができたので良かった。


本種はロンボク島から東のインドネシア一帯、フィリピン、ニューギニアに分布するようです。いわゆるウォーレシア。。。




鳥だけでなく蝶もこういう分布をする種類がいるみたいで、やはりこの地域は魅力的だなと。インドネシアと一言で言っても、ピンと来ない方がほとんどだと思いますが、インドネシアは東南アジアでは最も鳥の種数が多い国です。カリマンタン、ジャワ、スマトラ、バリ、小スンダ、スラウェシ、モルッカ、セラム、イリアンジャヤ、などなど、そりゃ半端ない数ですわ。インドネシア人バーダーのなんと羨ましいことか・・。


しかもそこに住む生物がまた美しいんですよ。困ったことに。

一緒にいたなんでも屋なアメリカ人バーダーは大してこの蝶には興味を示しませんでしたが、案の定ウォーレシア圏の蝶だった。夢中になって撮影していました。きれいすぎる。




2012年9月25日 (火)

翡翠三昧

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ウォーレシアの愉快なカワセミたち






東南アジアはカワセミ類の宝庫だ。日本のカワセミ類なんて比ではない。そのなかでもウォーレシアはかなりやばい。日本のカワセミ屋さんにとっては夢の様な場所だ。鼻血出しすぎて失血死するひともいるかも。これらを目当てに行く人も多いが、頷ける。


ただ、こうやってギャグ半分でどかーんと載せているが、ほとんどが日本でアカショウビンやヤマセミを見るぐらいの観察・撮影難易度を誇る。特に右下なんか。




行く前は同行者のしんや氏と「カワセミ類だけでも首尾よくいけば10種以上みれるんじゃないっすか?(笑)」と言っていたが、旅行も半ばになってくる頃にはその夢も現実に近くなり、

「帰ったら組み写真にしてブログ載せちゃえますね( ^ω^ )」


という冗談も。

現に、この組写真にあぶれてしまったかわいそうな種類も2種ほど出てしまった・・・。




一応、種類と一言も記しておきます。


右上→中央(時計回り)



・チャバラショウビン(♂です。32㎝ほどでヤマショウビンくらい。でかい。雌雄で模様が違う)

・アオミミショウビン(しんや氏に感謝!置物のようにじっとしたまま。シックな色合いが素敵)

・ハルマヘラショウビン(ハルマヘラの至宝!笑い声のようなcallが耳から離れない)

・ヒジリショウビン(実は密かに見たかった種。英名のSacredがまんま和名に)

・ラケットカワセミ(尾羽に注目!まさにParadise KF)

・ナンヨウショウビン(スラウェシ島のこれが基亜種です!)

・モルッカショウビン(モルッカ諸島固有種!モリショウビンに似るが、よりコンパクトでかわいい印象)

・セレベスコウハシショウビン(ヤマセミほどの存在感たっぷりな大物!この色合は日本人受けするでしょう)

・セレベスカワセミ(スラウェシの森の妖精。愛おしすぎます。)






ほとんどが固有種レベルの鳥で、ナンヨウショウビンなんか普通種もいいところだ。ただ、ナンヨウショウビンでも基亜種なんで嬉しい。これで3亜種はたぶん見たことになる。




全身真っ茶色なマニアックかつレアな鳥にも萌える(燃える)が、こういう綺麗な鳥はやはり誰でも嬉しいもの。




上の9枚のうち5枚を撮影した北部スラウェシのタンココ国立公園は近年さらに有名になった感があるが、確かにいいところだった。セレベスカワセミが最難関になりますが、見られたときの感動には言葉で言い表しがたいものがあります。



モルッカ諸島まで足を伸ばすのは大変だが、モルッカにも魅力的な種類がいて、やはり侮れない。ニューギニアにも分布するラケットカワセミやシロガシラショウビンなどの種類もいますが、ハルマヘラショウビンのようにレア種もいるわけで。困ったもんですね。





※こういうのを消化不良になるぐらい見まくると日本で鳥を見るのが寂しくなってくるので、はっきりいってオススメはいたしません。



2012年9月24日 (月)

上高地から北アルプスへ~8/2~

少し疲れ気味ですが、なんとか元気です。長かった夏休みも終わり、これから後期。6年間も長いですね・・・。もうすぐ歳を取りますが、もう嬉しくはないお年頃。

今年の夏休みは充実していました。4~6月の不調を相殺できた感じです。よかよか。



てなわけで、夏の北アルプス最終日。8/2のお話。天気はいいですが、もう下界に下らないといけない。いつかは何日か2500mの世界にいたいものだが、山小屋泊まりだとお金がかかって仕方がない。山小屋バイトとか憧れます。





4:30過ぎには外も明るくなり始めていたので御来光でも見に外へ出てみます。





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4:54撮影。綺麗な御来光でした。下の方は安曇野。



当たり前だが、寒い。涼しいってもんじゃない。このとき下界は暑かったみたいで贅沢な限りですが。





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4:56撮影。モルゲンロートの中の槍穂高。美しい。上の景色の反対側。

広角レンズで写したらもっといいんでしょうけど、十分雰囲気はわかりますね。右手に見えるのは蝶ヶ岳ヒュッテからすぐの瞑想の丘です。




いやあ、こういうの経験すると山やめられなくなるわけですね。わかります。



景色を堪能して5:30頃朝食。なかなかおいしかったです。



少し準備などしながら6:15すぎに出発。この日は常念へ縦走しても申し分ないような天気でしたが、下りないといけない。横尾まで下る道の分岐点はヒュッテから20分強くらいだろうか。




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槍ヶ岳。





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チシマギキョウとオンタデ。バックは穂高連峰。



少し登って、まもなくちょっとした人だかり。見ると、





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ライチョウ♀。



おお、久しぶりのご対面です。おそらく7年ぶり。しかも♀は初めて。





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ヒナ。


5羽いたうちの1羽。ヒナも初めて見ました。


親子で稜線に出てきていて、餌探ししているようでした。ほほえましい。







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久しぶりに見ましたが、やはり結構小さいですね。出会いは気まぐれですが、いるときは探さなくてもいるっていうのがライチョウ。





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ヒナも間近で見られて可愛かった。いいですね~。





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お母さんはヒナの事が気がかり。ヒナは自由にその辺を歩き回ります。







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時々、プウプウあるいはクックックッみたいな感じで鳴きます。ヒナを呼んでいるんでしょうか。ミカドキジのつぶやきみたいな鳴き声に似ていた。





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ライチョウ歩き。




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光が強くて難しい条件だったが、なんとか背景を考えてがんばる。





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ライチョウ♂。



お父さんもいました。お父さんは少し離れた所で気ままに餌探し。



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背面はこんな感じでだいぶ褐色がかっている。


おそらく3回中2回目の換羽中。終了しているかどうかは僕にはわからない。





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それはそうとヒナがすごい近くまで来るんですよ。かわいすぎて。





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逞しい脚ですね。




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完璧なシチュエーション・・。



ライチョウといえば立山の写真ばかりで、こういうのはあんまりないはず。

初めて見たのが立山でしたが、いつかはこうやって北アルプスの稜線上で出会ってみたいと思っていた。まあ、別に構わないんですが、登山者は他でも見るのに、鳥屋は立山で比較的楽して見て終わりってのがほとんどなわけで。

自然好きを名乗る以上、やはり立山以外でも見たいところ。





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これまた、背景がここならでは。


しかし、結論ですが、高山に50-500はいらない。ライチョウがいたら絶対に200mmぐらいで足りる。500mmが必要な距離にいても普通はハイマツに隠れていて確認できないですよ。この写真は若干トリミングしているが95mm。

だから70-300あたりがベストですね。サンヨンは長い。たいてい登山者が近くで写メを撮るので、下がるとその人達が写ってしまう。

だれか70-300使わない方で安く譲ってくださる方いらっしゃいましたらご連絡ください(笑)




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ヒナが散らばってしまったので呼んでます。





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お父さんは相変わらず、気ままに散歩。






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しまいには砂浴びまで。




じっくり観察。




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砂嚢に貯めるためなのか小石を食べてました。




20分ほど観察させてもらった。もっと見たかったが、下ってからも時間が欲しいので仕方なく7:00すぎに下りる。行く道を遮る形で砂浴びしていたので申し訳なかったが、中断してもらう。

結局ライチョウを見た場所は横尾への分岐付近だった。




ガレ場もあっという間に終わり、樹林帯。ひたすら下り。途中沢みたいな場所もあったが、道に迷うことはない。ただこれは登りはキツイように思えた。ウソ、メボソムシクイ、ルリビタキ、ホシガラスの鳴き声なんかを聞きながら下り続ける。




そんなこんなで8:15ごろ、槍ヶ岳が木々の間から見える場所で休憩。槍見台にしては貧相だなと言っていると9:00前にちゃんと槍見台に到着。なるほど槍が見える。


そこからはササ帯が主体となり、コマドリの鳴き声がいっぱい。近くに沢があるようで、いかにもな環境。そんななか1個体やけによく聞こえるのがいたので、おもむろに横を見ると遠いが双眼鏡で見える距離でさえずっている。





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コマドリ♂。



デジスコならもっといい写真が撮れたに違いないが、まあ十分か。


しばらく囀りを堪能したあと、どこかへ行ってしまった。それにしてもコマドリが多いところだ。



そんなこんなで9:30に横尾到着。槍ヶ岳へ行く人達でいっぱいだ。若者も多いっすね。




バスが14:30ごろ出発するのでまたひたすら歩き。





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センジュガンピ。


ナデシコの仲間です。


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ソバナ。




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クガイソウで吸蜜するコヒョウモン。





途中こんな感じでいろいろいるので飽きない。上高地だけでも満足できる理由がよくわかった。






途中歩いていると、真横でコマドリの囀り!登山者いっぱい通っているのに。





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残念写真だが、この時期でも余裕で見れるのにはびっくらこいた。

今まで秘密のポイントを一ヶ所知っていたが、ココはそれに匹敵するかも。まるで興味を示す人がいないが。



10:50ごろ徳沢到着。






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ウラギンヒョウモン。





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ミヤマカラスアゲハ。


夏型なんであれですが、きれいですね。尾状突起欠けてるけど。




11:00ごろ徳沢園で少し早めの昼食を食べて再び出発。お昼はカレーとビール。最高すぎた・・・。





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オシドリ。


まあ♀かな。ヒナは見なかった。





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ヤチトリカブト。


だと思うが、まじめに調べたわけではない・・・。





その後、オオイチモンジを狙っていると、徳沢ロッヂの近くで林内を飛翔する♀を発見。ただ、見とれてしまい、撮影はできず・・・。帰ってきてから分かりましたが、時期が遅いんですね。見られただけでもマシか。いつかもっと早い時期にチャレンジしたい。しかし、雄大な飛翔だった。感動。






その後、オオイチを狙っていろいろ見てみるが、全てコムラサキ。やっぱ時期かな。



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こんなのも。




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シータテハ。





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ヤマキマダラヒカゲ。




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コムラサキ。



かなり綺麗なチョウですが、オオイチモンジを狙ってたもんで・・。





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こういう光景はいくつか。





途中ミスジチョウなんかもいたが、やはりオオイチはおらず。まあ今回はいろいろツイてたから、オオイチはまた今度ということで諦めがついていた。





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ホンドザル。12:30撮影。



明神で休憩したりしながらBTまで急ぐ。明神からは右岸側を歩くことに。






すたすた歩いていると、なんとイイ感じの小川が流れていることか。人も多いけど、生き物も多そう。またじっくり来たいものだ。途中カッコウの鳴き声も。






そんなこんなで13:40ごろには初日に通過した岳沢湿原に。





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センブリ類。


クロセンブリなのか?





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アオジ♂。


この時期に囀りを聞くとどきりとする。また冬に会おう。







なんとか人のごったがえす河童橋を越えて、BTへ。バスには間に合った。チーズケーキソフトを最後にいただく。濃厚でやっぱり美味しかった。



バスの窓にはハンノアオカミキリがくっついてた。久々に見たが、外だったのでろくに撮影できず。



無事に京都駅経由で奈良の実家に帰還。




今回はお天気にも恵まれ、景色も生き物も堪能できました。またどこか登りたいものです。




2012年9月18日 (火)

上高地から北アルプスへ~8/1~

なんだかんだで更新が空いてしまいましたが、普通に過ごしています。忘れぬうちにさっさと書きます。


2日目の8/1は蝶ヶ岳を目指します。長塀尾根からのコースで、ひたすら樹林帯を急登する予定。


朝ご飯を6時半ごろ食べ、7時過ぎには出発します。かなり明け方からアカハラの鳴き声が響いてましたが、今日は無視。天気は最高です。



徳沢園の脇の登山道から入ります。


かなり長い道のりなんだろうなとは初めのほうで悟ったが、ほんとにそうだった。途中まではササが生い茂り、そこかしこでコマドリやミソサザイが囀る。頑張ったら姿も見られるだろう。


ササ帯が終わっても、ひたすら登りで展望もきかない。


途中何度か休憩。登山者は少ないです。




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コゲラ。


ピッシングしたらカラ類の混群がやってきました。癒されます。これを撮影したのが10時半ごろ。


この間、ひたすら樹林帯の登りで、カニコウモリやゴゼンタチバナなどの亜高山帯の植物を見ながらなんとか歩を進めます。




どこが長塀山の山頂なのかよくわからないまま、勝手にさっきのところが山頂だったのでは?と言ってると、やっと11:45に山頂。徳沢から4.4kmだが、ずっと急なのでかなり疲れる。アキアカネぐらいしかいないし・・・。


これから1.8kmでやっと蝶ヶ岳。途中、妖精の池(クルマユリ、キアゲハ、アキアカネなど見ました)およびその類似品をいくつか見ながら歩いていると12時半ごろやっと槍ヶ岳が見えました。




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手前にはハクサンイチゲが生えてました。




もう蝶ヶ岳山頂も近いはず!って思ってると、いきなりハイマツに。こんな感じの植生の移行もあるんですね。南側斜面だからだろうか。シラビソとかの亜高山帯の針葉樹からいきなりハイマツは新鮮でした。蝶ヶ岳でも他の西側斜面などはガレ場だったので、おそらくこの長塀尾根から東側斜面の一部だけなのかも。




だからなんか心の準備も大してしないまま高山帯へ。




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蝶ヶ岳山頂から見た蝶ヶ岳ヒュッテ。左に槍も見えますね。ここで13時。





宿泊申し込んだり、荷物置いたりして、しばらくしたら常念方面の稜線を歩いてみる。




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クジャクチョウ。


ヒュッテ近くにいた気がします。この一回だけでした。





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コマクサ。


高山植物の女王もここでは数株しか見なかった。久々に見ました。






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オンタデ。


バックは穂高連峰です。景色が最高ですね、やはり。






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槍ヶ岳がなんとも綺麗にそびえています。




なんかまったく稜線上には生き物の気配がなかったので、朝徳沢ロッヂで受け取ったお弁当を食べて、ヒュッテ周辺に引き返すことに。ヒュッテ近くのほうがお花畑があったりする。




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チシマギキョウ。


この横でお弁当をいただきました。おいしかったです。




この時点で14時ごろ。まだまだ天気は持ちそう。運がいいです。





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イワツメクサ。


なんとも可愛らしい花で、高山帯に来たんだなあと実感。





ヒュッテに戻り、大滝山方面のお花畑に行こうとすると、偶然にも蝶屋さんに出会い、いろいろお話を伺うことができました。やはりミヤマモンキは一昔前に比べ減ってるようで、蝶ヶ岳でも見られるが、多くはないとのこと。


その方が昨日見たという場所に行ってみてしばらく待ちます・・・。





するとだいぶ下の方でそれっぽいチョウがちらちらしてます。





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いた、ミヤマモンキ!♀ですね。


こんな証拠写真しか撮れない。





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同一個体。




雲が上を覆って、少し日が陰った。だからこんな感じでしばらくクルマユリでじっとしてた。



日差しが戻ると、近くに飛んできた!





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今度は♂。




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ミヤマモンキチョウ♂。



ウサギギクで吸蜜中。やっとそこそこの写真が撮れた・・・。北アルプス亜種Colias palaeno sugitanii です・・!



いやはや素晴らしい。可憐なちょうちょですね。2年前の燕岳ではそれっぽいのをチラ見したにすぎないので、やっとまともに見れました。




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クルマユリの花粉がついちゃってますが、これもまた生態写真らしいということで。たぶん同じように止まってたんですね。






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スジグロシロチョウ?


エゾなのかヤマトなのかはわかりません・・・。



結構吹き上がってきている種もいます。







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カヤクグリ。


蝶ヶ岳山頂付近はなぜかイワヒバリは見なかった。大きな岩がないかもしれない。もしかしたらいたかもしれないが、それほどのやる気は残念ながらなかった。鳴き声は全てカヤクグリしか聞かなかったので、まあいないとは思うが。




蝶屋さんに大滝山への分岐付近のお花畑もいいと教わったので、行ってみることに。感謝感謝です。






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キヌガサソウ。



日本固有種で見られる場所が少ないみたいですね。恥ずかしながら調べてみて初めて知りました・・・。

Paris japonica という学名がなかなか変わっていて面白い。






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ミヤマキンポゲとカラマツソウ。


カラマツソウの類って何種かあるんですね。これは托葉があったのでカラマツソウか。





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アオノツガザクラ。




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コイワカガミとミツバオウレン。





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ベニバナイチゴ。





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アオノツガザクラ、コイワカガミ、ミツバオウレン。



いろいろ可愛らしい花ですね。





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コイワカガミ。


ハチのおしりが気になるんです。

コイワカガミは多かった。







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モンキチョウ。



ただのモンキチョウも吹き上がってきてるのでいます。





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アキアカネ。





そろそろ16時で、特にちょうちょはいないから戻ろうかなと思ってると、上の方からスーッと黒っぽいのが降りてきた。どちらかわからないのでとりあえず追いかける。





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やりました!慎重に近づきます。




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クモマベニヒカゲ。


表だと白いレース模様しか白い部分は見えませんが、紛れも無いクモマベニ。憧れでした。




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少しミヤマキンポウゲがかぶってしまいましたが、裏も。




いやはやこれも素晴らしい。高山蝶はいいですね、やっぱり。


とても敏感だったので、少し撮らせてもらって終わり。これっきりでした。






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チングルマ。




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シナノキンバイ。




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ハクサンコザクラ。





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カラマツソウ?


葉が写ってないのでなんとも・・・。



大体お花畑で目についた花は撮りました。やはりお花畑はいいですね。人は全然いなかった。興味ないんですかね。






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これがあった周辺のお花畑でいろいろ見ました。大滝山との分岐。



そろそろ戻ります。クモマベニヒカゲも運が良かった。







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槍が見えたのでぱちり。向こうの方にヒュッテがあるはず。






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常念岳方面。



お花畑、ミヤマモンキともに有名なのでいつかは行ってみたい。





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今日はずっと天気が良くてよかった。槍穂高連峰が美しい。





18時くらいになると雲がどんどん東側斜面から登ってきた。そちらを見ると、





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ブロッケン現象。



初めて体験しました。なかなか感動ものですね。いっぱい人が集まってました。






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アマツバメ。




鳥は少ない。明日の朝に期待しようかな。






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蝶ヶ岳ヒュッテ。



雰囲気がいい山小屋でした。



蝶ヶ岳自体はそれほど山容が素晴らしいとかはないかもしれませんが、景色がすごいいいですね。晴れた時に槍穂高を望むと最高だと思います。




晩御飯を早めに食べて就寝。明日は早いうちに下ってしまいます。ライチョウ見れるかな。




2012年9月 9日 (日)

上高地から北アルプスへ~7/31~

ウォーレシアの熱気も冷めやらぬ今日この頃ですが、インドネシアに渡る前にウォーレシアにも劣ることのない日本の自然を満喫してきました。一ヶ月以上も前の話ですが、お付き合いください。



昨年は高山帯は行かず(台湾の高山には行きましたが・・・)、燕岳以来2年ぶり。今回はちょうちょとか景色も楽しみたいということで蝶ヶ岳に行って来ました。


7/30の夜、京都駅発の上高地行きの夜行バスに乗ります。シーズン真っ只中で天気も安定しているとのことで、京都駅は山行きの格好の人で溢れかえってましたね。


なんだかんだでやはり寝れずに、6時前には上高地着。かなり寒い。予想はなんとなくはしていたものの完全侮ってました^^;若者だからなんとかなりますが。


朝ご飯食べたり、コーヒー飲んだりして、今日は岳沢に行きます。目的はそうです、あのチョウ。




途中、河童橋で記念写真撮ったり、岳沢湿原でアオジ見たりしながら、登山道へ。天気は最高です。7時ごろ登山道入り口。

ギンリョウソウやコバノイチヤクソウ、ゴゼンタチバナなどを横目に見つつ、ひたすら登ります。普通な感じの登山道で、最初は樹林帯です。ミソサザイの存在が嬉しいですね。

1時間ほど登ると眺望が開けてきました。天狗沢は見えますが、まだまだ距離はありますね~。

さらに1時間登ると眺望はききづらいが、稜線上を歩いている感じ。ちょうちょも飛んでます。


そんななか、ひゅんひゅん飛んでいるセセリが止まったので、あわててカメラを取り出す。





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タカネキマダラセセリ。


そうです、憧れのタカネキ。何週間か前から発生してたみたいですが、まだまだ数は多そうです。





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海外では高緯度地域に広く分布しているみたいですが、日本では限られた地域にしか分布しないので、見るのに多少の苦労はする種類です。

食草のイワノガリヤスがあって、標高1800m以上なら結構ほかにも環境有りそうですが、それ以外の条件もいろいろあるんだろうなと思いました。




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ハクサンシャクナゲ。


この時期の亜高山・高山帯の定番ですが、やはりきれいですね。





登り始めてから2時間半、9:30にやっと岳沢小屋(標高2170m)到着です。


今日はこれだけに費やすことはできないので早速お花畑のほうへ行ってみます。


小屋の周辺には



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コヒオドシ。


高いところにやってきました・・・。





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なかなか開翅してくれない。




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ベニヒカゲ。


久々に見ました。まだまだ発生し始めな感じです。クモマベニヒカゲはこのときは見ませんでしたね。



第一お花畑周辺はまだまだつぼみで満足できない。せっかくなので第二お花畑まで足を伸ばします。タカネキはそのへんを飛んでました。


岩場を這いながら進む。



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シバカワトゲシリアゲ。


山地性のシリアゲらしいです。もう少しまじめに撮れば良かった。





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モンクロキイロナミシャク。



やけに黄色いタカネキがいるなあと初め思ってたが、しばらくして昼行性のガだとわかった。なかなか素早く飛びます。あまり止まらないし。高山蛾です。




第二お花畑周辺までやってきた。




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タカネキマダラセセリ。


手前の葉っぱが邪魔ですが、近くで見れました。ほんと可憐なチョウです。






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クルマユリ。


バックは天狗沢。さすがにここまで来ると見晴らしも最高です。





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天狗沢。


滑落者も多く危険みたいです。見りゃわかりますが。見るだけで十分かな。




第二お花畑はいろいろ咲いていて、チョウも吹き上がってきたのも含めてそこそこいます。




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ツマジロウラジャノメの証拠写真。



近かったときはピンぼけ・・。





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ハクサンフウロ。




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シロバナタカネグンナイフウロ。





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これもよく見たガ。名前まだ調べてません。出てきそうで出てこない。すみません。




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ビンズイ。



変な声がしたと思ったらビンズイでした。夏の山でビンズイを見たことがあまりなかった。





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ハクサンフウロで吸蜜する昼行性のガ。


二つ上の種類と微妙に違う気もするが、こっちが新鮮なだけかな。






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タカネキマダラセセリ。



一応開翅も撮れました。




11:30頃お昼を小屋で食べて、12時前には下山し始めます。




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ミヤマシシウド?には多くの昆虫が集まる。





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カラカネハナカミキリ。


なかなかの美麗種。





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ヤマホタルブクロ。




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ヒメキマダラヒカゲ。





途中、ヒメシジミが大量に集まっていた場所があったのでそこでしばらく撮影。




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コヒオドシとヒメシジミ(奥)。


ヒヨドリバナで吸蜜します。





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ヒメシジミ。



可憐なチョウですね。羽化後間もない感じです。

ヤリガタケシジミにチャレンジする時間はなかったので素直に諦める。




再び樹林帯。帰りはせっかくなのでいろいろ撮る。




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ゴゼンタチバナ。




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ギンリョウソウ。




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コバノイチヤクソウ。





下山は早く、14時には登山道入り口。


わけあってBTへ歩く。





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キバネセセリ。



もしかしたら初めて見たかもしれない。記憶が曖昧だが。



BT近くでソフトクリームを食べる。チーズケーキソフトってのが濃厚で美味しかった。




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上高地はハナアブ類も多い。名前はわかんないです・・。




さて、15時だが、今からわけあって徳沢まで歩かないといけない。なかなかハードだがひたすら歩く。





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コムラサキ。



食樹がいたるところにあるので上高地には多い。



明神で一休み。まだまだ。





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アオジョウカイ。



これも多いが、適当に撮りすぎた。






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穂高連峰が綺麗に見えます。






アサギマダラも飛んでたり、ヒョウモン類もいたが、さっさと歩いてなんとか17時半前に徳沢ロッヂに到着。今晩はここに宿泊です。ロッヂ周辺はアカハラ、アオジ、コマドリがまだまだ盛んに囀っていて、びっくりした。もう8月だというのに。コマドリはもう少しのところで姿が見えそうだったが、叶わず。

さっさと御飯食べて、寝落ちして、また起きて風呂入って寝ました。翌日は一気に高度を上げます。





2012年9月 7日 (金)

蘭シジミ

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ランシジミ (Orchid Flash / Hypolycaena danis danis)



モルッカ諸島最大の島、ハルマヘラ島はチョウの楽園でもあった。事前情報でアカメガネトリバネアゲハがいるということは知っていたが、残念ながらアカメガネは見られず。しかし、それ以外も見たことのない種類がいくつも現れ、かなり興奮した。いつもながら鳥見のついでの片手間撮影だが、それでも結構撮影した。


なんとなく検索をかけてみると種名がわかったのが本種。おそらく♂だと思う。他の東南アジアでは見たこともない色彩に度肝を抜かれた。本種のように裏面がなんとも美しいシジミチョウが他にも何種かいて、すごいところに来たんだなと実感したもんです。

たぶんこの地域も含むチョウの大図鑑がうちの大学の図書館にあったはずなんで、これからちょくちょく調べていこうかなと思っております。


鳥がメインで来ても、多くの人はチョウや花も撮影して帰るとガイドが言っていたが、納得だった。そこらじゅうにランが咲き誇り、美しいチョウがちらちら舞っている。また素晴らしい地上の楽園を知ってしまった。



2012年9月 6日 (木)

スパイシー鳥見

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アカガオインコ (Red-cheeked Parrot / Geoffroyus geoffroyi cyanicollis)



ちょっくら足を伸ばして鳥見てきました。今回はインドネシア。知る人ぞ知るウォーレシアであります。


汗にまみれ、鳥にまみれ、泥にまみれた10日間。いろんな鳥とも出会い、いろんな人とも出会った。準備期間が長かった分、旅行自体はあっという間だった。


香辛料諸島とも言われた土地は歴史や風土も独特。鳥見もスパイスの効きまくった一味違うものを楽しめた。


気が向いたら更新していきます。これからはまた室内で真面目に生きないといけないのだ・・・。国際交流も兼ねて。




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