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2011年9月

2011年9月25日 (日)

台湾 8/18後編

おとといは久しぶりに国内で初見でした。5ヶ月ぶり。いやはやなかなか増えませんな。今八重山行くといくつか増えそうだが・・・。日本産なら結構増えてるような気がしますが、国内となると。。

検索ワードも昨日あたりから増えてきて、まだまだアツイのでまだ記事にはしませんが、おいおい。写真はそこそこですが、腐っちゃうほど存在する単なるカメラマンブログとの差別化を図るために、少しは鳥屋っぽく書こうかな。



さて世の中は秋の渡りに突入してますが、台湾のはなしでも。




8/18のまだ午前中@阿里山。



朝の採餌のピークは過ぎたが、まだ歩きまわる。ホテル近くでやけに鳥が多いところを見つけた。ヤブドリの巣窟みたい。




Dsc_3912_01 ヤブドリ(Liocichla steerii / Steere's Liocichla)

暇なので学名、英名書いてみましたが、英名がそのまんますぎてね。






Dsc_3917_01 キンバネホイビイ(Garrulax morrisonianus / White-whiskered Laughingthrush)


学名とか書くと確実に海外からのアクセス増えるんですが、なかなか変換するのめんどくて。


一緒に採餌などしているようだ。座って見ていると近くまで寄ってくる。かわいい。この正面顔は成鳥。





Dsc_3929_01

こっち向いてるのが幼鳥。幼鳥とわかった経緯はあとで。

まあ、この画像からも餌をねだって翼を震わして親鳥に促しているのがわかると思います。そのために翼が若干開閉してます。






Dsc_3947_01 キンバネホイビイ幼鳥。


近すぎた。これはピント合ってて欲しかったが、ダメだった。わざと出してるわけでは無くて、これしか撮れなかった。


この個体は前回の記事の幼鳥よりも換羽がすすんでいるのか灰色味が出てきている。幼羽→第一回冬羽なのかも。成鳥は雌雄同色だろうという前提で話を進めてますが、まあ違うなら図鑑にもそう書いてるだろう、たぶん。




幼・成ではいろいろと違いますが、幼鳥は頭頂のごま塩斑が弱く、脇~下腹の灰色味がなく、雨覆も灰色ではなく、眉斑や顎線はバフ色で、要するに茶色っぽい。それだけ。






Dsc_3954_01 成鳥。


成鳥の方がお上品な感じ。





Dsc_3958_01 タイワンリス。


低地~山地まで幅広く分布してるみたいです。

動きは素早く、撮影は意外と難しい。ゲコゲコという声はよく聞きますが。






Dsc_3961_01

近くまで寄ってきたが、この後シャッター音に驚いて逃げてしまった。オレはこのシャッター音割と好きなんだが、どうもよくないみたい。


鳥よりも哺乳類の方がシャッター音に敏感な気がする。昨日もイタチの幼獣がすぐそばまで来たのにシャッター音で逃げちゃった。公開はできませんが。






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これがその写真。このあと左の個体が餌もらってた。求愛給餌ではないような気がしたので親子だと判断した。まあたぶん合ってる。







さて、観光客が大量にいるなか、林内の散策路を歩く。鳥は基本的にあまりいない。怪しい鳥がいたと思ったらヤブドリだったりとか。




池のほとりの木道を歩いていると上の方から「テュルリ、テュルリ」みたいな鳴き声。





Dsc_3988_01 チャバラオオルリ幼鳥。


図鑑には載ってなかったが、この体型の鳥を台湾で見たならチャバラオオルリで間違いないだろう。




Dsc_3998_01

同じく。


♀成鳥らしき個体も見たのだが、撮影はできなかった。鳴いていたのはこの幼鳥では無くて、







Dsc_4003_01 チャバラオオルリ(Niltava vivida / Vivid Niltava)♂成鳥。


補正かけまくってますが、なんとか青いのはわかるかな。青がわかるのはあとで。



調べてて思ったんですが、これ図鑑通りに同定したらコチャバラオオルリ(Niltava sundara / Rufous-bellied Niltava)ですって!!

画像検索かけてみたら台湾のやつはどの写真もこのタイプですが、決定的に違うはずの喉の色が図鑑と全然違う。




そもそもNiltavaの仲間で腹がオレンジなのはフーキェンアオヒタキ(N. davidi / Fujian Niltava)、コチャバラオオルリ(N. sundara / Rufous-bellied Niltava)、スマトラアオヒタキ(N. sumatrana / Rufous-vented Niltava)、チャバラオオルリ(N. vivida / Vivid Niltava)あたりがいる。どの種もぱっと見では同じ種にしか見えないが、若干違うそう。


で、台湾にはチャバラオオルリの基亜種N. v. vividaが分布するとされ、Taiwan Niltavaとされることもある。




でもですね、図鑑のイラストはチャバラは喉までオレンジが行くのに対して、台湾で実際に撮影されている個体はどれも黒っぽい。フーキェンの喉は黒ですが、下腹が白っぽいので削除できる。


となると、喉が黒い他の種はスマトラかコチャバラになるわけですが、台湾で撮影されている個体は水色のショルダーパッチが写っているのがネットにあった。じゃあ、コチャバラですよ、やはり(笑)





この辺のはなしに詳しい方がいればぜひともお話を聞きたいところです。ほんと謎ですよ。






Dsc_4023_01

東南アジアで幼鳥なんか見つけても同定は無理っすね・・





Dsc_4045_01 チャバラオオルリ♂成鳥。


遠いですが、さっきの写真よりはわかりやすい。なかなかきれいな種で、日本でも記録があるようだが、識別は慎重にしたいところ。






で、池の水面を覗いて、なんかいないかなあ~と見てみると・・




Dsc_4051_01 ミカドキジ♀(成鳥?)



どひゃー、やっぱいることはいるんだ( Д) ゚ ゚


しかしまあ生きてるのと死んでいるのでは全く気分が違いますよ。生きてたらなあ。。いつ死んだんだろ。ずっと粘ってたら様子見に♂とか来ないかなあなんて思ってもみましたが、なかなか。霧の中歩きまくれば見れるかも知れませんが、今回は霧はほぼなかった。


少しだけ頂戴したいものがありましたが、あまりにも観光客が多かったので。しかしまあだれも気付いていない。



いつか的を絞って生体に会いに行きたい。そのうち行こう。






ほんと人が多いので少なそうな所へ行くことに。



途中の池には




Dsc_4071_01 ルリボシヤンマの類?


まだ同定していません。やろうと思えばできる気がしなくもない。図鑑はないのでネットで。






Dsc_4090_01 ヤゴ。

たぶん同じ種のヤゴだと思う。魚みたいに泳いでた。





もう少しいい飛翔写真撮りたかったが、あまりにも多くの人の視線がイタイので、やむなく撤退・・。



普通の観光地なんです、ここは。避暑地。国内からも大陸からも来るみたい。上高地的な。







Dsc_4099_01 ミヤマシロオビヒカゲ(Lethe insana formosana) ♂。


ヒマラヤ~中国にかけて帯状に広く分布するらしく、台湾では1200~3000mぐらいの標高に産するらしい。高山蝶といってもいいらしいです。

池の対岸だったので写真が酷いですが、同定はできた。






沼平へ。ここはツアーのコースにはなってないらしく、そこまで人は多くない。いることはいますが。





Dsc_4110_01 ヤブドリ。


ヒメヒオウギズイセンが若干下ならもう少しよかったんですけど。鳴いてます。






Dsc_4115_01 ヒメアマツバメ。


低地にも山地にもいるらしい。クロビタイハリオアマツバメはさすがにいなかった。ひそかに狙ってたが・・





Dsc_4126_01 アリサンヒタキ?幼鳥。


幼鳥なのでなんとも言えないですが、アリサンヒタキかなと思いました。




Dsc_4128_01

幼鳥というのはなかなか難しいです。図鑑に載ってないのでJizzしか当てにならないが、海外だとなかなか。






Dsc_4135_01 カンムリチメドリ。


なんかIOCのリストではメジロ科に移行とか・・。

もう別にどうでもよろしい。悪いがぼくは毎年のように変わることに付いていくほど暇ではないのだ。DNAだけでなく形態も軽視すべきではないと思う。AGCTだけとか味気ないよ。生き物屋のやる仕事じゃないっすよね。





このあと、昼ごはん食べて、一休みしたら急に疲れをおぼえて、寝た。天気は昨日の方が酷かったので出歩けばさらにいろいろ見れたかもしれないが。




17時ごろまた外に出た。




Dsc_4154_01

スジクワガタ?

真剣に調べてないのでなんとも。





このあと少し鳥を見るが、新しいのはいない。もう見やすいのは全部見てしまったのかも。明日は阿里山最終日で、8時30分までしか見れない。あと見たいのはアリサンチメドリ、シロクロヒタキだが見れるかなあ。って感じでこの日は終了。





Dsc_4174_01

きれいな夕日でした。



台湾はあと2日。記事はあと3件くらいで終わり。

2011年9月20日 (火)

台湾 8/18前編

諸事情により海外計画潰えました・・・。まあ休んだら若干ばちが当たりそうなイベントを休んでいく予定だったのでまあいっかと思ってますが。前期の成績いつも通りで安心したし。次の海外は来年になりそうです。

そんな感じであるのと、意外にも暇人であることがわかったので久々の島に行くかもしれません。そして超久々の船に乗るかもしれませぬ。個体数多い時期らしいので目標が見れなくても「3万ドブに捨てたわ(´Д⊂グスン」にはならないと思う、たぶん。今ならコアホウばっちり写真でもだいぶ嬉しい気持ちになれる自信がある。海鳥欠乏症になって久しい・・・


てなわけで今年の残りは日本で鳥見ようと思います。もうすでに一ヶ月くらいカメラ触れてませんが。





さて、台湾。帰ってきてからの方がすごいなあと思っております。鳥もそうですが、他の生き物の日本との違いがありすぎて感動する。東南アジアの最北端にあたるような土地が日本からわずかな距離にあるのが驚き。毎年行きたい勢いだ。




8/18は祝山に御来光を見に行こうということで暗い中出発。阿里山鉄道が不通なので徒歩でしか行けなかった。4時半ごろ出ていく。


おもしろげなフクロウ類とかいないかなと探しますが、なにもいない。それよりも私たちの他にも結構な人が歩いていたのにはびっくりした。まあ確かに普通の人にしてみたら鉄道もサクラもないのに、御来光も見ないで帰るのは何しに来たかわかりませんからね。そういう観光地らしいです。





で、5:40ごろ日の出。雲海も若干あった。なかなかきれい。




Dsc_3498_01

富士山からの御来光を見るということに感覚的には似ているのだろう。





付近は灯りが若干あり、ヤブドリはガを食いに来ていた。




御来光も無事に拝めたので私は鳥見。ホテルまで遠回りコースで下ります。誰もいない。



Dsc_3504_01

ヤマハハコ属の一種?


同定する気はあまりない。すまん。






途中チメドリ(ただチメドリ。ただアジサシ的な。ややこしい。)を見たりするも写真暗すぎて撮れず。双眼鏡で捉えるのがやっとだった。地鳴きからも間違いないと思われるが。キンバネホイビイやウチダウソ、タカサゴマシコなども見られた。


かなり歩いたが、目新しいのがいなかった。で、途中左にそれる林道があったので入ってみる。あまり鳥屋は来ないだろう、こんなとこ。ホテルからも超遠いし。


で、歩くとキンバネホイビイが走り回ってたりして楽しい。鳥はそこそこいそうだ。




Dsc_3517_01 ミヤマウグイス。


確かcallはチョウセンウグイス的だった。下面に黄色味もある。





Dsc_3536_01 アリサンヒタキ♂。

見れたはいいが、アングルもピンも残念。若干マシな写真翌日撮りましたが、まあへちょい。


この時点で警戒心が強く、シャイで、朝ぐらいしか開けたところには出てこない個体数も控え目な鳥なんだと気付いた。あまりにも有名なんで、行く前はもっとアホみたいに見れるんやろと思ってたが、どうもそうではないらしい。時期にもよるかもしれないが。冬なら割合に見やすいのかもしれない。





Dsc_3586_01 シマドリ。


近縁種が東南アジアやヒマラヤに分布するが、本種は台湾固有種。英名もそのまんまTaiwan Barwing。行動はLaughingthrush と Babbler の中間のような印象を受けたが、おとなしめ。あ、いたわって感じだった。




ヅィッ、ヅィッというボルネオで聞いたようなcallがしたと思ったら、






Dsc_3601_01 ハナドリ♂。


これは何気に嬉しかった。あまり見たという人を聞かなかったもんで。台湾以外にも分布しますが、台湾亜種Dicaeum ignipectum formosum の♂は喉の赤が他の亜種よりも上までいってる。♀はアオハナドリとの識別が怪しいですが、♂ならすぐにわかる。地鳴きはハナドリ類っぽい典型的な感じ。一度聞いたら忘れない。

胸の黒い線がチャームポイント。ぎりぎりわかるかな。





Dsc_3615_01


ド逆光&木立の中だったのであまり考えずに撮ったら、ひどいことになってた・・。補正かけまくってこれ。これでもだいぶ不自然。


もう、もどかしいのでストロボかましたほうがいいんだろうなと思うが、まだ外部は買わない。そのうち買うような気もします。


補正して識別できるのならまあセーフなんですが、色とかちゃんと残したいです。



2羽ぐらいいたような気もするが、いずれにせよこのとき以外見ることはなかった。変な道入った甲斐があった。





Dsc_3634_01 ミヤマウグイス(おそらく)

これがムジセッカみたいなcallを発してたので、もしや?と思ったのだが、タイワンコウグイスではないだろう。むしろcallだけならミヤマウグイスのほうが近い。

口角付近が黄色なので幼鳥かもしれない。幼鳥だからすこし違った鳴き方をしていた可能性もある。あとで載せますが、似たシチュエーションがあった。






Dsc_3643_01

よくわからないリス。同定してみてもいいですよ。


Sundasciurus属か?と思ったが、まあわからん。ボルネオに似たようなのいた気がする。


それにしても、ホントに日本と違う種がいすぎる。感動する。東南アジアの最北端、ヒマラヤ~中国の山脈の最東端なのだ。そんでもって日本との共通種もいる。やばいでしょ、台湾。フォルモサとはよく言ったものだ。






Dsc_3647_01 メジロチメドリ。


図鑑よりはかわいい。案外騒がしい鋭い声で鳴く。低山地にも分布します。






Dsc_3678_01 ズアカチメドリ。

これも、よくある分布様式だが、台湾亜種Stachyris ruficeps praecognita はヒマラヤなんかの亜種よりも黄色とオレンジが鮮やかでコントラストが明瞭で、かんたんな話、きれい。

そこまで多くは見かけなかった。沼平公園でも一回見たが少ない。大体混群に入ってた。動きが素早く、これこそ一眼じゃないと追うのは難しいと思われる。






Dsc_3688_01 アリサンヒタキ。


あまりにも悪条件だったんでコントラスト下げてます。

翌日は同じような羽衣の個体をもっといい条件で撮ったのでそのときでもいいんですが、今でもいいや。

当初♀だと思ってたんですが、はっきりいってあまりわからない。♂の幼鳥の可能性もあります。ただキクチヒタキではないと思います。





大体いる鳥は見れたような気がしたので戻ることに。朝の採餌の時間と重なったみたいでいろいろ見れて良かった。





もとの暗い、針葉樹の道に戻ると特には何もおらず、ヤブドリやニイタカキクイタダキくらい。終盤にさしかかったころ、変なcallに遭遇。

タカサゴミソサザイに声の調子は似ているが、声質が若干異なる。言葉では表現できないし、忘れたが、とにかく昨日聞いたタカサゴミソサザイとは違った。


で、ちょこまか動く影が見えたので真っ暗だが、とりあえず撮影。


帰って補正すると、




Dsc_3703_01


むむむ、これはタカサゴミソサザイ幼鳥くさい。例の図鑑にはPigmyの幼鳥しか載ってないが、まあ似たようなもんだろう。体色は一様な感じでコントラストなし、斑なし。




ストロボ焚けばもうすこし見れる画像が得られただろうが、これまたぎり識別にはセーフ。補正の限界もFZのときとは比べ物にならない。


この一件があって、幼鳥ならcallが若干違うんだろうなとわかったわけです。まあ日本でも経験することもありますが。







さて、宿舎とかが見えて、林道終わり。まだまだ見れてない種も多いが、成果もあった。で、なんかの宿舎的な横を通ると、その壁に・・・おお、なんと!

ってことでいい感じのとこに移動してもらってと。





Dsc_3746_01_2 ハグルマヤママユ(Loepa katinka formosensis)。


やりました!ついに。憧れだったんですよ。長年の。あとはクロウスタビガを見たひ。


マクロレンズ持ってなかったのが残念ですが、長玉でがんばりました。日本亜種L. k. sakaei とは内横線の内側が紅色な点で明確に区別できる(赤い歯車模様のところが日本産亜種では黒い。日本の方が形態的には珍しいのだ。)。他の亜種も全部そうなのかな?


東南アジアに広く分布し、いつかは見てみたいなあと思ってました。いつか日本でも見てみたい。


そのうち翅をばたつかせて体温上げてどっか飛んでいっちゃいました。


他にもアングル変えて撮りましたが、レンズがまあアレなんで大したことはない。こんなもんで勘弁してくだされ。いやあマクロとストロボやっぱ欲しい。




ハグルマヤママユに満足して、るんるん気分でホテルへ。食べないでいいやと思ってたが、一服入れるために朝食を食べに行った。素朴な粥と薬味とお茶だが、こういうのが朝はいいし、体もあったまる。鳥見ばかりしてると忘れるが、飯もやはり旅には欠かせない。



さっさと食べ終えて、また鳥見。




ホテル前の電線にあらま。




Dsc_3798_01 キンバネホイビイ成鳥。




近くには



Dsc_3809_01 キンバネホイビイ幼鳥。


なんで幼鳥とわかったかはまた次回。図鑑には特に記述もイラストもないが、幼鳥は成鳥とは明瞭に異なる。雨覆付近の模様が違うほか、眉斑と顎線が白色ではなくバフ色。


この写真は顔のアングルはわざと可愛くないのを選んでるが(失礼)、何気に気に入ってる。思うにシグマレンズで、キタ!ってときの描写はこんな感じの発色をすると思う。きらいではない。




Dsc_3813_01

別カット拡大。


最初のが500mmノートリ。まあだいぶ近かった。

しかしまあ、この解像度・・・。純正レンズには劣るのは仕方ないが、決まったときはいい仕事してくれます。これからの課題はこういう写真を確実におさえることですね。結果識別材料にもなる。






さて、時間も経ってしまったので、朝の活発さは無くなってしまった。明日の朝はホテル周辺にしよう。まだ見ていない鳥がいる。



で、東屋で休憩しながらも梅園のほうへ。




Dsc_3880_01 ミヤマビタキ(幼鳥、成鳥)。


時期的なものなのかこんな光景がいくつか。巣立ってあまり時間は経ってないようで、餌は親鳥任せ。





Dsc_3882_01 ミヤマビタキ成鳥。


撮影チャンスは多いが、いい感じの光のところにはあまり来ない。サメビタキにやはり似てる。色はまあとんでもなくきれいですが。





Dsc_3891_01 ヒガラ。

台湾亜種Periparus ater ptilosus は冠羽がとんでもないことになってるのだが、あいにくわかるカットは撮れず。うーん残念。





暇なんでミヤマビタキが給餌する決定的瞬間を狙おうとするが、なかなか来ない。そのうちワンコが来た。


Dsc_3896_01

私が何をそんなに真剣に見ているのか気になるご様子の女の子のワンちゃん。



まあさっきから付いてきてたのですが、あまりに私がかまってくれないのが不満なのか、ミヤマビタキを蹴散らしてくれた(A;´・ω・)アセアセ



まあかわいいし、毛並みもちゃんとしてるし、飼われているのは明白だし、病気も大丈夫でしょうけど、なんかあまりいい子いい子する気になれず・・。はあ、知識が中途半端にあると悲しいです。それを超えるぐらいのものが欲しい。次行ったときまだ生きてたら可愛がってあげようと思う。




このいぬは下の方のレストランで大事に飼われていて、昼間はひとりで散歩して誰かに付いていくのが日課なようです。寂しいのかなと思いきや、この日の夜にレストラン入ったらいて、ああそういうことかいなと納得しました(笑)



一応、イヌも好きですよ。ネコもね。命あるものみな好きです。







で、結局ミヤマビタキのひなひなはこんなカットしか。



Dsc_3900_01

はあ、眠い・・・。ってな感じ。





Dsc_3907_01 ヒメヒオウギズイセン(かと)



たぶんジギタリスと同じくヨーロッパ→日本→台湾のルートで来た元園芸種かと思います。いたるところで花を咲かせていました。けっこうきれいですよね。




中途半端ですが、ここで切ります。後編に続く。

2011年9月11日 (日)

あすか

昨晩は久々にいきもの関係の先輩方と呑んだんですが、懐かしいなあ・・・、この空気。と思いました。数年前には同じサークルにいたひとたちも今ではみんなそれぞれの道を歩んでいるわけで、僕もまたそうなんだろうなあと思いつつ、これで良かったのかなあ、このままでいいのかなあなんてそこはかとなく思います。もういろいろ諦めちゃってますが。



なんか、ぼく自身とこのつたないブログが非難轟々にあったんですが、そんなに悪いことしてます(笑)?まあ、芸術的な写真のみを載せているようなブログとは違ってぼくの愚痴の掃き溜めやら世間への皮肉の役割も果たしているので当然っちゃあ当然なんですが。カメラの話題ばっかりとか海外がどうとか(笑)まあそういうお言葉の裏にある真意というのを分かっているつもりではありますが(A;´・ω・)

数年前とはこのブログも様相が違ってきたかもしれませんが、これが今のぼくです。これからも進化なり退化なりしていくと思うんで、別にそういうのは全く意識はいたしません。変わっていくのが人間です。生き物への情熱とか愛とか依存度とかは変わってませんから!






批判されたら弁解ということで、日本の話題でも。帰省していたときのはなし。実家近くの山あいで。




Dsc_2531_01 シオカラトンボ♂。

良く見たらきれいな複眼してます。





Dsc_2560_01_2 トノサマガエル。


この辺にトウキョウダルマガエルはいないはず。




Dsc_2565_01 ホソミイトトンボ。

あまり数は見かけない印象ですが、この場所では多かった。





Dsc_2575_01 ホソミオツネントンボ。


成虫越冬する有名なトンボですね。






Dsc_2591_01 ショウジョウトンボ。


蓮のつぼみは止まりやすそうでいいですね。





Dsc_2606_01 コオニヤンマ。


体のわりに頭が小さい特徴的な体型のトンボです。ヤンマでなくサナエトンボの仲間。






Dsc_2614_01

引いた感じで。





Dsc_2618_01 ニホンアマガエル。

このころの幼体が一番好きです。色も質感も新鮮な感じ。







さて、鳥もいましたよ。




Dsc_2636_01

サシバ。

だと思うが、変な色。




Dsc_2637_01

まあ、バランス的にサシバで間違いないと思うんですが、こういう羽衣は初めて見た。

チュウヒやハチクマ中間型のような感じ。





Dsc_2638_01

なんでこんな色なのかなと悩んでましたが、結局よくわからず。暗色型が磨耗してこんな色になったのか、もともとこんな感じなのか。詳しい方、教えてください。





Dsc_2639_01


この個体にも驚きでしたが、この地域にいる(繁殖もしたんでしょうけど)ことも知らなかったので意外だった。奈良出身なのに奈良の鳥事情全くもって疎いんです・・・。

サシバがいても良さそうな環境ではあるが、今までそういう時期に来なかったので気付かなかった。同じような山並みにクマタカも確認している。はっきりってナメていたが意外に環境が良く、いろんな鳥がいるのかもしれない。周辺に重要な建造物があるので昔から開発は免れてきたのだろう。




かなりトリミングしてるので証拠程度ですが、この証拠が撮れるようになったのが嬉しいことであります。まああまりカメラの話はしないようにしますが。






Dsc_2700_01 マユタテアカネ♂。


いるとこにはいる綺麗なあかとんぼ。





Dsc_2720_01

いろんな角度から。普通種ですが、好きな種です。




Dsc_2736_01

どういう角度から撮ればいい感じに画面上に収まるのか試してみましたが、2枚目ぐらいがいいのかもしれない。わからない種ならもちろんもっと胸を見えるようにも撮りますが。






Dsc_2747_01 ナツアカネ。

この個体は典型的。未だにアキアカネと迷うこともありますが。







実家から自転車で2分の田んぼにも行ってみたが、今年はやる気のある人が入ったのか休耕田ほぼなし。6年ぐらい見て初めてなぐらい真面目にお米作ってました。てなわけでジシギでも狙うが、気配0。やはりこの辺は9月に入らないとよくないのかも。



Dsc_2757_01

防鳥ネットにかかっていたギンヤンマ逃がすくらい。ギンヤンマってよくひっかかってますね、なぜか。






こっち帰ってきてからは20cmぐらいのゴンズイ釣ったくらいで特には野外出てません・・


もうすぐ夏休みも終わる。秋ですねえ。






2011年9月 8日 (木)

台湾 8/17後編

さて、早くも次の海外逃亡計画を立てた。気付いたらハジロナギとかミナミオナガとかまあいいかなと思ってるワタクシ・・・。水戸まで電車乗るのダルいんだよね、ぶっちゃけ。秋に向けての日本の鳥は・・・、久しぶりにサシバとハチクマの渡りが見たいなあ。そんな感じっす。でも行けたとしても1日だけかなあ。飛島も行きたいのは山々なんですが、今期は例の3連休が2連休しかないので欠航とかを考えると足が遠のいてしまう。。飛島は来年のGWには行きたいが、まあ海外にハマりだすとわからないというのが正直なところ。


今は燃油サーチャージとかが以前に比べ高いんで、資金はそこまで安くはあがりませんが、英語&パスポートOKなひとなら、ぜってー海外の方がいいから!いろんな経験できるし。


すっかり海外かぶれしてますが、日常生活がクソみたいにつまらん私にはこれっきゃ活力源がないのです。こうなってしまった自分を情けなく思う時もありますが、そんなこと思ってくよくよしてる暇あったら自分専用のやり方で元気出した方がまだいいというもの。




そんなわけで台湾実質初日の後編。場所はまだ玉山塔塔加。




帰ろうとすると最後の鳥に出会った。



Dsc_3224_01

素敵な感じのところにいますが、うーん、これはどっちだろ?





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どっちっていうのはアリサンヒタキかキクチヒタキのどっちだろうって話。callは発しなかった。




Dsc_3240_01

眉斑は結構長い。そして背面は青味がかっている。





Dsc_3247_01

喉は黄色味がかり、眉斑は比較的幅広く、目先からスタートしている。下面は一様に黄色味があり、尻周辺は白っぽい。



ぼくは今のところキクチヒタキ♂幼鳥(若鳥?)が濃厚かなとおもっていますが、いかがでしょうか?私はこう思いますけどというコメント頂けると嬉しいです。



似た羽衣をしたアリサンヒタキ♀成鳥は背面に青色味があることと、眉斑が太いことから違うかなあと。アリサンヒタキ♂幼鳥なら喉がもう少し暗色で、下面の黄色味は胸周辺に限局するのではないかと思いました。


ただ、尻周辺が白っぽいのは引っかかる点ではあります。。

やはり決め手は背面の青色味な感じなんですが、どこまで通用するのか不明。




Dsc_3252_01

白いのがやはり気になるが、まあそこまで絶対というものでもないような気がする。


そのうちさよならしてしまった。むむむ、いつかばりばりのキクチヒタキ♂成鳥を見てみたいもんだ。





Dsc_3256_01

ヒロバネヒナバッタに近い種だろうか。





さて帰る。



Dsc_3263_01 玉山(3952m)。

かつての新高山。ニイタカヤマノボレ。頂上付近はガレ場っぽくなっているのが見えるがどうなんだろう。






阿里山のほうへ戻ると昼食を食べた。魯肉飯とかビーフンとかなんかの麺とか。まあやはり美味い。昼食後、いったんホテルに戻るが、すでにあたりは雨模様。


すこし休んだのち、今日は一応雨の中歩くことにする。



Dsc_3281_01 ゴジュウカラ(亜種Sitta europaea sinensis)


きわめて酷い、まさに証拠写真ですが、台湾のゴジュウカラはこんなに色が濃い。上面も下面も濃い。




沼平公園がイマイチなんで、木蓮園まで足を伸ばす。途中ヤエヤマアオガエルみたいな鳴き声が池から聞こえた。モルトレヒトアオガエルだろうか。残念ながら見つけられそうになさそうなとこから聞こえた。あの声を聞くと八重山に行きたくなってしまう。そういう人は多いだろう。





階段を降り終えると「ジューーー」と一声。お、いたか!と思うが、暗い・・・。




Dsc_3283_01 タカサゴミソサザイ。



補正をだいぶかけたらこんな感じ。まあ撮れただけいいが、これじゃあねえ(笑)

今回は著者が著名なスプリッターである、BIRDS OF EAST ASIAを使用しているので、本種はTaiwan Wren-Babblerとなるが、その場合台湾固有種となる。従来はPygmy Wren-Babblerの亜種だった。


この図鑑は英語だし、入手もしやすく安価でそこそこ使えるんですが、リュウキビやイシガキシジュウカラまでもスプリットされているのでそこは留意しておくほうがいいかも。なにかにつけこの図鑑を話題にするひとがいますが、私は一つの説であると考えたい。今後リュウキビなどが種に格上げされる可能性ももちろんあるので彼の説を基本的に尊重したいと思いますが。

台湾の図鑑は数種類入手できますが、中国語であったり、高かったり。一番掲載種数が多い図鑑なんかきわめて間違いが多く(この図鑑のシリーズはどれもそうな気がする)、コスズガモ♂Adをスズガモといって載せてる始末・・・。マニアが見れば間違いがぼろぼろ出てくるシロモノです。騙されないように!!



そんなわけで英語が問題なくわかるなら私は台湾用の図鑑はBIRDS OF EAST ASIAをお勧めします。何気に台湾で記録されたのは全部載ってる。最近記録されたような迷鳥は知りませんが。




話が脱線しましたんで戻します。




Dsc_3311_01 カワビタキ。


台湾亜種Rhyacornis fuliginosa affinisは♀成鳥は大雨覆・中雨覆の先端の白斑は見られないらしいので、この個体は♀若鳥だろうか。基亜種なら成鳥としてOKだろう。


何年か前に下関に出たのが懐かしいですが、なんで来たんだか。

♂は今回縁がなかった。また次回。





Dsc_3338_01 ヤブドリ。


台湾固有種。たしかに藪が好きだったかも。他の種も大抵好きだが。

行く前はどんな種がどれくらい見れるのかわからなかったが、この鳥だけはいっぱいいた。ただ、鳴き声が多彩なので、慣れるのに時間がかかった。とんでもないきちゃないcallを発するかと思えば、すごく美しいsongも聴くことができた。なんだこのきれいな囀りはと思ったら本種だったことが数回(笑)。

基本的に動きも姿もかわいらしい鳥です。






ミミジロチメドリやキンバネホイビイもいたが、写真撮れず。キンバネホイビイここにもいますね・・・。まあ時期とかあるんでしょう。





Probably_rana_sauteri Rana sauteri 

Rana longicrusとだいぶ悩みましたが、結局良く分からず。勘で・・・。

なんか明確な同定ポイントないような気がするんだが。まあどちらも普通に見られるっぽいが。標高もあまり関係ないみたい。本種なら和名はタイワンアカガエルあたりが妥当でしょうね。こんな2300mもあるところにもアカガエルがいるんですね。







ホテル付近に戻る。雨はあがった。




Dsc_3349_01

あらかわいい。




Dsc_3372_01 カンムリチメドリ。


これも台湾固有種。Taiwan Yuhinaというが、Yuhinaというのはたぶん囀りに由来してると思うのだが。「ユーヒーナー」みたい。図鑑には「tswee sit seeyou!」と書いてて若干違うけど。callはじゅるじゅるみたいな感じだったような。大体群れでいて、これもヤブドリと同じくらい目にした。が、リンク先のタロさんのときは少なかったらしい。よくわからんですね。






Dsc_3378_01 キバラシジュウカラ。

前回載せましたが、これは固有亜種。鳴き声はあまり印象に残ってない。タイワンシジュウカラは見れなかった。時期なのか場所なのか。





Dsc_3388_01 ミヤマビタキ。


近い。同じ所にずっと同じ個体(と思われる)がいた。台湾では夏鳥。感覚的には日本のコサメビタキか。それぐらい普通に見た。






Dsc_3411_01 ニイタカキクイタダキ。

これも逆光&夕方で厳しい条件のなか補正しまくってます。


台湾固有種。数は多いが、なかなか撮影しにくい。




Dsc_3421_01

なかなかかわいいんですが、♂のあのFlamecrestの所以となった頭頂部の赤い羽毛が見たかったが叶わなかった。






Dsc_3430_01 さっきのミヤマビタキ。


こんなに観察しやすいとは・・・。



僕の中では中3ぐらいの時に見た、550のインハンドの写真のテカった初列とかが妙に印象に残ってて、ちょっと異質な雰囲気を持った鳥なのかなと思ってましたが、べつに全然そういうことないですね。もう日本で見てもビビらん。





こんな感じで鳥見終わり。晩御飯を食べたのち、しばらくして周辺を散策。




Epobeidia_lucifera_extranigricans Epobeidia lucifera extranigricans


キベリゴマフエダシャクに近縁らしく、大型。撒旦豹紋尺蛾というらしく、そのまんまな名前。数は多かった。




Dsc_3436_01

不明種。アツバ、クチバあたりを見当つけて探してみたが見当たらなかった。



しかし、夜のマクロ域では今のレンズよりもFZのほうがいいな・・・。ガは撮りにくすぎる。粘らなかったものあるが。でもさっさとマクロレンズ入手しよう。




あとはミクロガばかりだったので諦めた。






Dsc_3456_01 バンコロヒキガエル(Bufo bankorensis


なかなか見つかりませんでしたが、なんとか見つけた。体色はバリエーションがあり、もっとバフ色が強い個体が多かったが、この個体は赤味がかっている。



そこまで感動はないかも(笑)ヘリグロヒキガエルのほうが見てみたいかな。






Dsc_3473_01




ああ、マクロレンズと外部ストロボが欲しい・・・。でかいレンズ持って低い姿勢でこんなの撮ってると手首がおかしくなってしまう。





もう少し暗闇の中を突き進んでも良かったが、なんか気乗りしなかったし、明日の朝もあるのでやめといた。



意外に寒い・・・





2011年9月 3日 (土)

台湾 8/17前編

台湾早く!っていう要望があったので、書きます。



あと、先に言っときますが、一眼レフに変えたといって劇的に写真の質が向上しているわけではありません。そりゃあ、証拠をゲットできる確率や記録の精度は上がりましたが、「いい写真」を撮ることはまた別の話です。

「いい写真」を撮るには被写体と真摯に向き合い、じっくりと時間をかけて構図や設定などを考えないと不可能だ。でも困ったことに、時間があまりない状況では、限られた時間の中で最大限の成果(ぼくの場合は鳥の確認種数。鳥屋のフィールディングなんてゲームみたいなもんです)を上げるために、次から次へとターゲットを変えていかなければならない。そのことが吉と出ることもあるし、凶と出ることもあるが、異国の地では何もかもが新しいので、様々なものに目移りしてしまうのが自然だと思う。


とまあこんな理由で、写真が下手なのを言い訳してみます(汗)。まだまだ修行が足りんですね。暗いところがダメダメですわ。やはり外部ストロボ買おうかな。内蔵では1/250までしか上がんないし、フードにかぶってしまう。






8/16の昼過ぎの関空発、桃園空港着のジェットスターに乗る。今回は家族旅行です。ジェットスターって機内食お金払うんだね。知らなかった。。オーストラリア行くときはパンかなんか持ってこ。


18時半くらいに台湾着。時差は一時間。与那国は時差ないのに、台湾はあるなんて少し微妙。






この日はすぐに嘉義に移動しなければならない。高鐵桃園駅までバス、駅からは高鐵(新幹線)で嘉義駅まで。所要時間は一時間弱。意外にも人は多い。通勤にも使われているみたい。高鐵嘉義駅からホテルまではタクシー。スリルのある運転でした。日本でもあれぐらい飛ばせたら気持ちいいだろうね。

ホテルに着いたのは22時前くらい。その辺をぶらぶらして、超絶うまい飲み物(鮮百香果QQ青茶)と普通なタピオカミルクティーを飲む。前者を考えた人は天才だと思った。あとはグータ的なカップラーメン食べたり、鶏の空揚げ(副腎付いてた・・)食べたり。新幹線とかは日本とあまり変わらなかったが、町を歩いてみて、ああ外国に来たんだなあと思いました。





興奮してあまり眠れないながらも一時半くらいには就寝。




で、翌17日の朝は5時半くらいには目を覚ますが、まだ眠いのでむにゃむにゃ言ってた。



6時になったらベランダに出て、外でも眺めてみる。したらあら久しぶり。






Dsc_2880_01 ベニバト♀と卵。


もう写真としては失格ですが、記録には。しっかし、粗末な巣だねこりゃ(笑)場所はなんかの広告の上のコーナー。風吹いたらどうすんの!?





Dsc_2884_01

そんな心配もよそに抱卵し始めた。まあいいんでしょうね。


街中にいるハトの大半がベニバトというのも素晴らしいね。ベニバトであることでより一層平和な感じがします。


2009年八重山で見て以来。たしか。





こんなのも。



Dsc_2896_01

アブラコウモリ?


台湾にも分布してるらしいので。耳介はとくに違和感はない。


他にはジャワハッカやヒメアマツバメ、メジロも飛んでた。






Dsc_2926_01 ホオジロハクセキレイ。

意外にも、この時しか見ていなかった。






Dsc_2952_01 ベニバト♂。


与那国島から100kmぐらいしか離れてないのに、いる生き物がまるで違うのは本当に興味深い。まさにFORMOSAです。






さて、朝食を早めに食べて、7時過ぎに予約してたタクシーに乗り込む。阿里山までの往復。帰りは数日後。前日に玉山の塔塔加に行きたくなったので、交渉して行ってもらうことにした。





普通のタクシーなので、鳥がいたからといって軽々しく「あっ!!」なんて言えないのがもどかしいが、まあしょうがない。


途中、シロガシラやタイワンオナガらしき影を見る。標高が上がってきたとき、枯れ木にタイワンジュズカケバト一羽がいい感じで止まっていたのだが、止めてもらうタイミングをなぜだか逃してしまった・・・。ゆるやかなカーブで右車線側だから止まれたのに・・。うう。惜しすぎる。あまりに唐突すぎて見入ってしまったんだろうなあ。






標高1000m?ぐらいで、途中トイレ休憩に道沿いのホテルに。トイレは別にしたくなかったので、その辺を散歩して中標高の鳥でも狙うことに。




Dsc_2964_01 リュウキュウツバメ幼鳥。


亜種は日本と同じらしい。





逆光だが、鳥の生る木があったので、見てみると。





Dsc_2987_01 カヤノボリ。

証拠写真もいいところですが、ぜひとも見ておきたい鳥だった。上に上がりすぎるといない。1500m以下らしい。ヒヨドリのなかま。




Dsc_3000_01

2羽いましたが、なんでだか後ピンになってた。もう完全にMFで撮ってるんで、AFのせいにはしません。

あ、AFはとっくに見捨てました(^ ^;鳥の撮影にはこのシステムでのAFは全く期待できません。

finchbillと言われる嘴をもっとはっきり撮りたかったが、残念。





Dsc_3028_01 キバラシジュウカラ。


いつだか舳倉島に来たキバラガラに似てますが、キバラガラはヒガラを黄色くしたと考えるなら、こちらはシジュウカラを黄色くした感じ。





Dsc_3049_01 ゴシキドリ。


これも台湾固有種。鳴き声が特徴的。もう少しマシな写真をあとで撮ったのでそのときに期待してください。






再び車に乗るが、途中工事中とかでいったん車が山道の途中で止まる。


だから降りる。




Dsc_3078_01 ダイミョウセセリ。

台湾亜種なので、日本産とは印象が違う。





Dsc_3079_01

酷い写真が続きますが、たぶんモンキアゲハだと思う。タイワンモンキアゲハは見なかったなあ。この写真は普通に設定ミスってた。


あとはベニモンアゲハ(だと思う)とか飛んでましたが、全く止まらないので撮影はできなかった。






そんなこんなで10時前くらいに阿里山の駐車場に到着。早めに阿里山閣大飯店にチェックインして、荷物を置いて、玉山のほうへ。






駐車場へ戻る途中、原住民の儀式的なのを紹介してる看板になにやらパピリオが。





Dsc_3081_01 ホッポアゲハ♀。


最初はなんだろ、カラスアゲハかなと思ってましたが、蝶屋氏に見せると、ホッポとのこと。確かに言われてみればそうだなってことで、帰国後判明。♂ほどの鮮烈な印象はないが、なかなかに美しい。


一枚だけ辛うじて裏が見える写真が撮れていたが、あの鮮やかな紅色の痕跡は写ってました。台湾特産種で、山地性なのでぜひとも見たいと思っていた。高2のとき図鑑で見て以来、特徴的な名前がずっと頭に残ってたチョウです。


看板の鮮やかな色に惹かれてかしばらくホバ(?)ってたので連写して証拠は押さえれたが、もっとばっちり撮りたかったなあ・・・






Dsc_3096_01 ウチダウソ(チャイロウソ)。


チャイロウソの亜種ウチダウソといった方が正しいのかな。学名的に。尾羽の軸斑もおさえた。






さて、待たせといたタクシーで玉山国家公園内の塔塔加(現地での発音はタータチャだった。英語表記はtataka。紛らわしいったらありゃしない!!)へ。鞍部と言われる、玉山登山口にいくと、あんな鳥やこんな鳥が近くに・・・ってことで行くことにしたのだ。




阿里山の駐車場からはひたすら山道で、一時間くらいかかったと思う。霧ならあんな鳥が期待できるが、今日は晴れ。まあ晴れの方が気持ちはいいですが。あんな鳥はいつか別の場所で。




Dsc_3108_01 タイワンザル。


もうなんか、日本版ウィキ見ると酷いね・・・。もうちょっといい解説ねえのかよ。世界でここだけの固有種だってのに。Formosan Rock Macaqueってちょーかっこいい英名じゃないすか。尻尾長いし、体色微妙にニホンザルと違うし、素晴らしいです!






で、なんか知らんが、イレギュラーな事態が起こったらしく、派出所的な所(塔塔加警察小隊)で車が足止めを食らってしまった。ゲートが開いてない。なんでだろ。普通は行けると思うのだが。



てなわけで、鞍部までは1.5kmほど林道があり、行けるところまで徒歩で行ってみることに。タクシーの運ちゃんはさっさと嘉義まで客を乗せて帰りたいらしく、制限時間は1時間と言われた。もうちょっといたいのに。。




Dsc_3110_01 ホシガラス。


亜種は台湾亜種N. c. owstoni で、星が少ないが、残念写真しか撮らせてもらえなかった。






林道を歩き始めると、派出所周辺に鳥が多い。閉鎖されている影響か、観光客ゼロ。11時回っていたが、鳥見には素晴らしい条件。





Dsc_3132_01 キンバネホイビイ。


この鳥を見るためにここまで来ました。後にあれれ??と思うことになりますが、阿里山よりも確実に見れるらしい。阿里山では見られなかったということを事前に聞いてたもんで。まあ、ここはたしかに見やすかった。






Dsc_3143_01 キンバネホイビイ成鳥。


道路にいるのがよろしくないですが、すっきり写せました。


タイワンキンバネガビチョウという和名もありますが、使ってる人あまりいないですよね。台湾では「金翼白眉」といい、それに近いキンバネホイビイの方がやっぱりいいです。


これがなかなかいい鳥で、動作も面白く(すたたたたーと走ったりもする)、全長26-28cmとけっこう大きく(ヤツガシラと同じくらい)、顔つきもかわいく、羽根もきれいで、鳴き声も美しい。しかも台湾固有種ときたもんだ。



キンバネホイビイを見て僕の中のチメドリ類のイメージががらりと変わりました。




思えば日本人のチメドリ類に対する偏見は世界的に見ても特異的なものだと思う。欧米人は「とてもオリエンタルな香りがするぜ、いえー」と思っているらしく、あのガビチョウでさえ英名は他にMelodious Laughingthrushというのがあるくらいだ。

ガビチョウは騒がしく、可愛くなく、ソウシチョウも可愛いけどやっぱ騒がしい。どっちも外来種。そんでもって潜行性結構強い。鳴き声は大きいくせに。ダルマエナガとヒゲガラはレアすぎる(これは余計かな?)。これが大半の日本人の考えでしょう。


僕もかつてはチメドリ大嫌い人間を公言してましたが、あのころのぼくが愚かでした。すみませんと言いたい。



これからはチメドリ積極的に見ていこうと思います。

あー、でもBabblerはやっぱ手強いと思うと付け加えときます・・(じゃあ、ほとんどダメじゃん)







キンバネホイビイを愛でていると、前方にフィンチのcall。





Dsc_3160_01 タカサゴマシコ♀。

callはオオマシコのかすかなスィーに似ていたが、微妙に違ってた、気がする。






Dsc_3164_01

これが問題の鳥さん。かわゆいね。

まあ、下面が黄色っぽいからミヤマウグイスだと思う。

翌日もこういうCettiaを何回か撮影したのだが、地鳴きが一回だけ違ったように聞こえた。大体、チョウセンウグイスのように「ジリッ、ジリッ」というふうに鳴いている個体が多かったが、一回だけ「タッ、タッ」というムジセッカ的なcallを発した個体に遭遇した。


で、図鑑を見ると、台湾亜種のタイワンコウグイスがチョウセンウグイスに似た地鳴き、ミヤマウグイスがヤブサメに似た地鳴きや他にもいろいろみたいなことを書いている。


でも、個体の特徴はどれもミヤマウグイスに見える。じゃあ、ミヤマなんだろうね、たぶん。タイワンコウグイス見たいなあ。





Dsc_3173_01

そんな悩ましい思いをしてるぼくをよそにミヤマウグイスちゃんはちょこまかと動き、ぼくを翻弄したのちどこかへ行ってしまった。


明るさ補正をかなりかけてますが、一応見れる。








Dsc_3194_01_2 タカサゴマシコ♂。


先に言っておきますが、これが旅行中のベストショット。これ以降は期待できません・・

綺麗に撮れたので一応クレジット入れときますね。


名前的に固有種かと思いきや、別亜種がヒマラヤと中国西部にいるみたい。




台湾の鳥は固有種ももちろん多いが、別亜種が遠く離れた中国やヒマラヤの高地にいるという種も多いような気がする。たぶん大昔は大陸の山脈と陸続きで、高地に適応した鳥がその山脈に生息していて、海ができてからは台湾だけ離れて別亜種になったという考えが正しいんでしょうが、恥ずかしながら地学的な知識は頭にないので、確信が持てない。


まあ、でも与那国島と島のでき方は異なることは確かだったと思う。


台湾の生物相の特異さ、素晴らしさはこういったことに起因しているのは間違いないだろう。これからも攻め続けたい非常に魅力的な土地だ。








Dsc_3213_01

上面はこんな感じ。美しすぎる・・・。完璧な♂成鳥のようだ。Vinaceous Rosefinchの名の通り赤ワイン色が素晴らしい。


地衣類とともに写せたのも良かった。いいアクセントになってるような気がする。







Dsc_3215_01

Digitalis purpurea


なんで、ジギタリスがあんの?と思いましたが、昔日本から持ち込まれ、阿里山などの高地で栽培されていて、のちに野生化したみたいです(台湾のサイトによると)。



薬理学でよく取り上げられるジゴキシン(強心配糖体)を含むことで非常に有名。毒にも薬にもなりますね。





なんかレアそうな蝶が止まった!




Dsc_3217_01 イワヤマヒカゲ。


やりました!台湾固有種の高山蝶。学名もLethe niitakanaの名を冠するまさに玉山(旧新高山)を代表するような蝶。


撮影時はもちろん種名はわかりませんでしたが、毛がいっぱい生えてるし、こりゃあ珍しい高山蝶だろうなと予想してました。予想が当たった。





これを見た後、30分経過してしまったので、戻ることに・・・。鞍部まであと500mだったのに。行ってみたかったなあ。鞍部までじゃなくても、この辺は一日中いても飽きないだろう。素晴らしい自然だった。台湾では1500m(だっけ?)あたりからやっと日本のような温帯林になるらしく、この辺(たしか2700mぐらい?)で針葉樹が優占の、やっと高山らしくなってきたかなという感じ。日本なら森林限界付近のタカネヒカゲ飛んでるようなガレ場なんですけどね。いやはや興味深い土地だ、ここは。





後編に続く。




2011年9月 2日 (金)

ボルネオ 3/8後編

旅行中以外は元気がなくて、よろしくないひたきです。


学内だけでぼくを知ってる大半のひとはたぶんおとなしい、とくに主張のない、他人に合わせるタイプのどうってことない人間と思ってるんだと思いますが、旅行中やどっかに鳥見に行くときはすごーく活き活きとしてます。テンションも高め。ところが困ったことに日常生活にはまったくといっていいほど面白味を感じてないので、いつも一定のテンションを保ちながらなんとか生きてる。敷かれたレールに沿って、脱線しないように運行するのみ。近頃はそういう直線的かつ勾配のないつまらないレールの上に戻された感じ。研究?はあ。まあぼちぼちやるよ。たぶん。気が向いたらね。別にまじめに勉強して単位とりゃあそれでいいと思うんだ、ぼくは。趣味の方が何倍も情熱を傾けられる。








てなわけで、キング・クリムゾンのRedでも聴きながら更新と。


ボルネオの3/8の夜の話。この日はクンダサンでの最後の夜。雨が降っていたが、ホテルの周りの灯りを見て回る。






P1380668 アワフキムシの一種かな。

変な格好ですが、他にボルネオ行ったひとのブログとかにも登場してるので割とよく見られるんでしょうね。






Cyana_malayensis_f Cyana malayensis

の♀らしいです。アカスジシロコケガのさらに派手なバージョン。






Maybe_monobolodes_parvinigrata Monobolodes parvinigrata (maybe)


フタオガ亜科だろうが、よくわからんです。






Drapetodes_nummularia Drapetodes nummularia (probably)


たぶんそうだと思うのだが、なかなか難しい。でもきれいですねえ。







Maybe_simplicia_niphona Simplicia niphona (maybe)


本種だとしたら、オオアカマエアツバになる。一応ボルネオにも分布してるらしいので、可能性は高いと思ってます。






P1380686

ヒグラシに似た感じのセミ。種不明。なんかきちゃない背景ですが、雨粒がはねてます。







Eucyclodes_albisparsa Eucyclodes albisparsa


シロフアオシャクの近縁種。美しい。




Cyana_conclusa_f_or_maiae_m Cyana conclusa ♀ or C. maiae ♂ ?


後者のような気がしなくもない。この類も日本よりもはるかに多い。





Creatonotos_transiens Creatonotos transiens


これはハイイロヒトリ。西表島でも撮影した記憶があるが、亜種は違うんだろう。





P1380698

残念、わからなかった。きれいなんですが、なんの仲間だっけな。ある程度絞れないと同定むりぽ。






Pingasa_chlora Pingasa chlora


オオシロアヤシャクとかに近い。





Athetis_thoracica_m Athetis thoracica ♂


オスキバネヨトウ。日本でも記録があるらしい。







あ、Red終わっちゃった。これ書いてるときに聴いてる音楽のはなしね。Starlessいいっす。ジャズでもフュージョンでもない。実験的な曲もあるが。お次は太陽と戦慄でも聴こう。

だいたいぼくはクリムゾンじゃなくてピンクフロイド派(というか一番好きなバンドがフロイド)なんですが、たまには違うのを聴くのもいい。



こんな話同年代にしてもはあ?ですが、50代の読者の方ならわかるかも。







Spilosoma_groganae_m Spilosoma groganae


ボルネオのみに分布らしい。ヒトリガの仲間も案外好きだったりする。雰囲気がなんとも言えない。






Psilogramma_menephron_2 Psilogramma menephron



広域分布する大型のスズメガ。英名は Privet Hawk Moth と言うらしい。







P1380712

よくわからんけど、クロイワゼミに近縁なのだろう。キナバル山周辺では割と見られるのではないだろうか。美しい緑色のセミ。






P1380714


これもまたでかいセミ。クロテイオウゼミかとも思ったが、それならもっとでかいはずなので違う。種不明。







Mixochlora_argentifusa Mixochlora argentifusa


これまたきれいなアオシャク。他には以前載せたカギバアオシャクの近縁種など。






Arthroschista_sp Arthroschista sp.


比較的大型のノメイガの仲間。キナバル公園内でも見られたが、種の同定には至らなかった。かなり美しい。






Maybe_alcis_praevariegata Alcis praevariegata (maybe)


正直よくわかりません。エダシャクはむずい。







Hylophilodes_dubiaHylophilodes dubia


たぶん。リンガのなかま。







Gastropacha_leopoldi Gastropacha leopoldi


なかなか風変わりなカレハガの仲間。展翅した写真をウェブで見ると、こんな生態写真よりもそっちの方がかっこいい。






P1380750


コウラナメクジの仲間だかなんだかよくわかりませんが、色は派手。






Teulisna_plagiata Teulisna plagiata


ボルネオにしかいないらしいコケガの仲間。







こんなところです。ガの羅列はこれで終わり。ボルネオでもガがいっぱい見れたのはキナバル山周辺だけだった。なぜかキナバタンガンではそこまで。



今回同定で参考にしたのはThe Moths Of Borneoという、図鑑をウェブで見れるようにしたサイト。ただ、一部見れない所があったり、写真が拡大できないなどの不便はあるが、根気よく探せば、ボルネオで撮影してきたガを同定できることもある。




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