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2010年6月24日 (木)

ウィルソン君と松平ちゃん

最近いろいろとつまらないので憂さ晴らしに過去のネタ放出。タイトルはいまどきを意識してみました( ^ω^ )



昨年乗れなかった無念を晴らすべく、今年こそはと行ってきましたよ。去年はまあ仕方ないですね、マダラシロハラ見たんだもの。運使い果たした。



天気もいいし、1日前にウミツバメ3種出てることを確認してるのでこれはいける!と確信していざ乗船。



港内にすでに大量のボソナギが飛んでます。



P1240646 ハシボソミズナギドリ(Puffinus tenuirostris)。

いいフォルムですね~。



P1240683 おなじく。

わざわざ南半球から飛んでくるのだからすごいですね。初夏の海の風物詩です。




P1240726 脚は通常尾端を越えると図鑑には記述されてますが、もちろん個体差あります。この個体は結構出てる。




P1240734 ハイイロミズナギドリ(Puffinus griseus)。


ハシボソミズナギドリとの識別で額がどうのこうのとか言われるときありますが、要は頭全体と嘴とのバランスです。嘴が明らかに太く長いのがハイイロ。あと個人的にハシボソのほうが可愛く見える。



P1240740 同じく。



とか偉そうなこと言っておきながら目視ではなかなかわからないですけどね(汗

目視でわかる人はすごいと思います。私は海鳥に関しては眼の鍛錬をするよりも最近は撮影技術を向上させたほうがいいという結論に達しました。証拠という面でも。




P1240745 オオミズナギドリ(Calonectris leucomelas)の群れに混じるアカアシミズナギドリ(Puffinus carneipes)。


一番左がアカアシ。見つけると得した気分になれます。これもパソコンに取り込んでから気づきました(;´д`)。目視で見つけることは素直にあきらめることにしました。




こんなことやってるうちにだいぶ沖に。セグロイワシ漁?の漁船も多くなる。太平洋フェリーも見ました。懐かしいなぁ。そういえばこの時間にこの辺通過するんだった。太平洋フェリーにも私と同じことを考えていた鳥屋さんも乗っておられたようです。





そのうちに視界をひらひらと横切るちっちゃな海鳥を発見。腰白い!!でもでも腰白いのは他にも何種かいるからひとまず撮影。それにしても猛烈に撮影しにくい・・・。こんなに揺れるとは。何枚か撮影してると、手ごたえあり!っていうのがあったので確認してみると。。




P1240760 アシナガウミツバメ(Oceanites oceanicus)キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


英名はWilson's Storm-petrel。親しみをこめてウィルソン君と呼んであげよう。


明らかに脚が尾端を超えている。。。感動します( ´;ω;`)ブワッ





え?上面?仕方ないですね。



P1240761 これじゃ不十分かも。でも蹼(水かき)が黄色い気がしません?ちょっと淡色に見える。画素数がもっとあったらばっちり確認できるんだろうなぁ。





翼帯見えないじゃんかよーっておっしゃる人のためにもう一枚。



P1240766 これでどうじゃ!


これなら誰も文句は言えませんね。証拠写真以上のものは撮れませんでしたが、私は満足です。お腹いっぱい。


それにしても白い翼帯ですね。腰の白色部も潔すぎ。


あとよく言われてますが、この時期のアシナガウミツバメは換羽中で、初列風切が旧羽のためにでっかく見える。カザノワシ的な。1枚目と2枚目がわかりやすいですね。これもこの時期&海域では他種との識別に有効かも。




結局私は5+ほど確認。もっといたと思います。翌日は大群が見れたそうで。。





P1240779 ハシボソミズナギドリ。


今年も各地で多数打ち上がったみたいですが、事情を知らない人は異常気象!?とかなんとかおっしゃってますね。そりゃこれだけの数が渡っていて、大海原をとんでもない距離移動するんですから餌が獲れなくなったときや天候が荒れたときにはいくらかは死んじゃうのは当たり前。しかも生まれて数か月の幼鳥が多いんですから。自然は厳しい。それを見ているとほんとに感動するんです。






とかまあこんなこと思ってるうちに遠くでなんか羽ばたいてこちらに向かってくる鳥発見。黒い。羽ばたきは深く、アジサシ的。ウミツバメだがでかい。双眼鏡で見ると上面でなにやらチラチラ光ってる。


!!!



奴に違いないと悟った私はとりあえず撮影。かなり長い間(45秒ぐらい)左舷側を飛んでくれたので一眼ならかなりの枚数撮影できただろうが、私はまあ数枚。で、確認してみると・・・




P1240788 クロウミツバメ(Oceanodroma matsudairae)。


松平さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


Σ⊆(・∀・⊂⌒つ



おまけ程度に見れたらいいなぁと思ってたもんで、まさか見れるとは。やっちゃいました。まあ、常連さんとかなら別にちょっと嬉しい程度でシロハラアカアシミズナギドリぐらい出ないと興奮しないんでしょうが、私のような初心者には鼻血モンです。


何度この華麗なフラッシュが夢に出てきたことか・・・。おがさわら丸に春に乗らずにすんだ。まあ乗りたいけど。


英名はMatsudaira's Storm-petrelなわけで親しみを込めて松平さんと言う鳥屋さんは多いはず。日本の鳥類学者、松平頼孝(1876-1945)が発見したので英名、学名ともに彼の名が付けられた。




P1240789 上面。


ボケボケですが、このカットでは翼帯も見える。


ヒメクロウミツバメもわずかなフラッシュがありますが、ここまで明瞭ではなく、尾の感じなんかもこれとは違うのでクロウミツバメに間違いない。



この時期にこの海域で見れることは割と有名になった感がありますが、まだまだマニアックな鳥だけに知名度は低いかも。非繁殖個体群がうろちょろしてんのか、北硫黄や南硫黄で繁殖を終えた個体がインド洋やソマリア沖まで行く前に、とりあえず太陽に背を向けて本州近海の好漁場にやってくるのか?謎は尽きませんね。海鳥の醍醐味の一つです。






P1240806 アカアシミズナギドリ。

派手に換羽中。成鳥かな。揺れに揺れるのでこんな写真が大半。




カマイルカも何頭か見れたので良かったです。アホウドリ系はクロアシアホウドリが1羽と寂しいかぎり。



そのうち大雨が降って来たので船室に避難。港に帰るまでのんびりと。





無事上陸したあとは近くを回ることに。


アジサシ類はいなかったがこんなのが。



P1240809 海獣の一種。体長約1.4m。


グロいの無理な方すみません(A;´・ω・)


結局なんなのか分からない。コマッコウ?ネズミイルカ?とか色々考えてみましたが。ご意見お待ちしてます。


ストランディングしてから結構日数が経ってるらしく中は腐敗してるもよう。臭いはしませんでしたが開腹するととんでもなさそう。アニサキスなんかもいるんだろうな。




移動してみるも死体ぐらいしかない。あとはこんなのとか。


Dscn4257 コアジサシ。


やっぱり学名いちいち書くの面倒なんでやめます。




また移動。移動途中、道路わきの水田でクロツラヘラサギの夏羽が頸を横に振り振りしてるのを見つけましたが後続車がいたのであえなく通過・・・





で、着いた。



P1240836 オオセッカ。


今年も会えた。癒されます。



Dscn4262 上面を撮ろうとするもなかなか。



Dscn4278 あっち向いちゃいました。きれいな三列だなぁ。




Dscn4271 コヨシキリ。


元気に囀る。ここではオオヨシキリよりも多い気がする。




こちらも。時間帯が遅かったのであまり出てくれませんでしたが。



Dscn4287 コジュリン。♂ですね。



Dscn4288 オオヨシキリ。

こちらも夏の風物詩。



最後に葦原の鳥に癒されて鳥見終了。この日が良すぎたので6月はもうあんまりフィールドに行かないことにした。フェリーにも乗りたかったが、まぁまた別の機会に。

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コメント

ストランディングしていた鯨類はオガワコマッコウではないでしょうか?

コメントありがとうございます。懐かしい記事ですね~(笑)

当時も最初はオガワコマッコウではないか?と思っていたのですが、頭部の形が引っかかってよくわからなくなってました。吻に見えるようなぼこっとした部分があったからだと思います。

いま見てみると吻に見える部分は体表の他の部分とは見た目が違うので、なんらかの腫瘤(腫瘍の可能性も)や死後変化なのかなと思いました。海獣の病理は全くといっていいほどわかりませんが、犬とかなら口腔内にこういうのができるとエプーリスやメラノーマだったりしますね・・。今になって気になります^^;


こういうことを考えると仰せのとおりオガワコマッコウでいいような気が確かにしてきました。銚子や鹿島沖はオガワコマッコウのストランディング比較的多いですし。


何年か経ってから見返すと発見もありますね。古い記事にわざわざコメントくださりありがとうございました!

あ、今気づきましたが、当時はコマッコウ?と書いてますね・・。僕にはこのストランディング個体がオガワコマッコウなのかコマッコウなのかを判別する力はやはりないので、オガワコマッコウとされた理由などもしよろしければお聞かせください。やはり背鰭の位置なのでしょうか?

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