« 新春鳥見旅@九州 PARTⅠ | トップページ | 新春鳥見旅@九州 PARTⅢ »

2010年1月21日 (木)

新春鳥見旅@九州 PARTⅡ

絶賛後期試験中につき更新が滞りがちですが、今日は息抜きのために更新。


1/5は潮汐情報を吟味した結果、熊本に出撃するしかないということでちょい北上。道中はどんより曇って、雨まで降り出しますが、めげることなく目的地までひたすら山道を運転。



で、やっと着いた!ここがかの有名な所か。。カモメ類は運がいいことにいくらか集まっている。この時点で満潮の2時間半前。




P1100695 でも、どんどん干潟が縮小してヤバイヤバイ。


探し始めて3秒。


Σ⊆(・∀・⊂⌒つ


P1100698 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



とんでもない存在感。ところで、taimyrensis 2羽の右にいるのは mongolicus 成鳥っぽいですね。写真整理していて気付きましたが。




じゃあ、もう1枚。


P1100854 もうプカプカ浮いちゃいましたが、相変わらずすごい。ヌマアジサシ類に見られるようなヘッドホン型の斑がちょー目立つ。



何がすごいのかわからない人もいらっしゃると思いますので、もういっちょ。


Pallas こいつね、オオズグロカモメ(Pallas's Gull/Larus ichthyaetus)っていうんです。日本にたぶん1羽しかいません。20年ぐらい前から毎年冬に来てます。


鳥屋にとっては憧れの存在。でもこれが見れるかどうかは運次第ってところ。

今回5日も九州にいようと思ったのはこれを絶対に見て帰るためなのです。



あ、ちなみにこれはデジスコ写真ですので。アダプターもなければレリーズステーもないので大抵はボツですが、奇跡的にピントがくる場合も。




Dscn1537 ほとんどはこんな感じでピン甘ですが、かなり強力ですね。。


しかしまぁ、すごいカモメです。レア度もさることながら、この種の醸し出す魅力もヤヴァイ。


まずこの嘴。ベースは薄いオレンジ色で、太い黒バンドそしてその横の朱色。さらには形状も特徴的。


Dscn1538 眠い・・・


お隣のホイグリンカモメ(Larus heuglini taimyrensis)と比べると背の色が違いすぎます。条件によっても異なるでしょうが、スミスと同じぐらいなのかな。



Dscn1543 浮かんでいる状態でも翼が長いのがわかります。嘴も細長い。


この個体はどこで繁殖してるのかわかりませんが、本種の代表的な繁殖地であるカスピ海北岸からアラル海、バルハシ湖にいたる地域には形態的にオオズグロカモメと似たのが繁殖していますよね。カスピキアシセグロカモメ(Larus cachinnans cachinnans)とかカザフキアシセグロカモメ(Larus cachinnans barabensis)とか。


どれも嘴や翼、脚が長くて、体もスマート。こういうのを収束進化って言うんですかね。この形態だとカザフスタンでは有利なんでしょう。


Dscn1555 後ろにはズグロカモメ、横にはホイグリンカモメ。この光景は鳥屋にとっては憧れなんです。あ、他はセグロカモメです。



この状態が長く続く。最後の目標は飛翔を撮ること。それまですんごく寒い中じっと我慢。


P1100956 ここは九州。ツクシガモとズグロカモメの天下です。どっちも大好き。


P1100971 飛びます飛びます。曇ってるから色が出ません。。



P1100986 飛んでるの全てズグロカモメ。どんだけいるんだか・・・。とんでもないところですね。

伊勢湾も東京湾も探鳥地として面白いですが、九州の海には負けます。。



早く飛べよ~って願ってると、飛んだ!


P1110068 大トリしてますが、特徴的なパターンはおさえてます。


にしてもこれヤバイわ。きれいすぎる。



P1110060 きちゃないけど、比較用のセグロカモメ。セグロでは初列、次列風切裏が先端を除いてこうして灰色ですが、オオズグロはかなり薄い灰色で、ほぼ真っ白。



P1110069 翼上面。

う~ん、しかしP9、P10先端の白色部、P5~P10の黒色部、P6~P10あたりの広範囲にわたる白色部、他の薄い灰色のコントラストがなんともいえない( ´・ω・`)

そして大きなミラー・・・。



P1110059 比較用セグロカモメ翼上面。

ほら、全然違うでしょ!まだ伸びきってないけどさ。


P1110070 最後にもう1枚。翼の長さと体とのバランスがよくわかるカット。


このあと遠く八代海の彼方へと飛んで行きました。。


ばっちり撮れなかったのは黄色い脚ぐらい。まぁ、これで十分です。



マジで嬉しかった(*´ェ`*)

素晴らしき出会いに感謝です。



このあと、冷え切った体を温め、空腹を満たすために熊本ラーメンを食べました。うまかった。



せっかく熊本まできたので周辺を回ることに。


名もない池に来た。


P1110087 いったい、熊本って・・・(笑)

これカワウじゃなくてミサゴね。こんな感じでミサゴ付きの杭が13本。一つの池に。日本はミサゴ多いといっても、いくらなんでもここは。


Osprey ここでも奇跡的にジャスピン画像をゲット。もちろんデジスコ。魚は・・・、わからん。

♂なのかな。


P1110119 2羽で。


P1110121 お魚掴んでどこまでも。

見ればわかるようにちょっと晴れてきた。絶好の撮影日和。


Dscn1639 後ろがアレだけど、かっこいいでしょ。ちょっと若いかも。大雨覆先端とがってるっぽい。

OSPREY最高です。



で、帰ることに。ついでだからオオズグロポイントに寄ってみる。


P1110199 あら、ウミアイサ♂だ。


P1110201 ♀も。激近だけど逆光。



P1110248 あんたなんか用?

みたいな顔してるユリカモメ。


P1110249 カニが大好きズグロカモメ。アジサシ的な飛び方や鳴き声など素晴らしい鳥。


P1110264 またズグロカモメ。ユリカモメに似てますがいろいろ違う。

日本への渡来は多いですが、世界的には希少。珍鳥です。



P1110287 初列裏の黒色がなんといっても目立つ。うまく撮れませんでしたが。



さて帰ろうかと車のドアを開けようとすると後ろからなんか飛んだ。



ふわりふわり。色薄い。


コミミズクだ!


P1110305 しばらく飛んでましたが、後ろ姿で暗いし遠いしでいまいち。横にいるのなんだろ。スカイフィッシュ?


P1110307 外側初列先端は黒いのでちゃんとコミミズクです。飛翔だけならトラフズクと間違えそうですからね。


スカイフィッシュじゃなくてスズメかなんかだな。もびんぐ。


P1110311 横。

P1110313 もういっちょ。大トリ。


出会えただけでも感謝です。まったくすごい所です、九州は。

今年はコミミ当たり年みたいですけどね。



カモメ類がいるので見るが、奴はいない。朝来てよかった。。


Dscn1641 むっちゃ遠いところにモンゴルカモメ第一回冬羽っぽい感じのセグロカモメ。

白いし、肩羽もそれっぽいし、たぶん合ってると思うんだけど。

私よりもはるかに詳しい人が見てくださっていると思うので、間違ってたら指摘お願いします。

→おでん屋さん、指摘どうもです。


Dscn1661 ホイグリンカモメ(“taimyrensis”)も。


タイミーレンシスもいっぱいいるし、モンゴルもいるし、オオズグロもいるし、ホント凄いところです。



で、驚いたのが、オオセグロカモメが全然いない。結局出せなかった。背中濃いのは全部タイミール。


本州でカモメ見てきた人間にとっては新感覚のフィールドでした。また一眼買ったらいつか来たいです。


調子に乗って写真貼りすぎてしまいました。。重くなってすみません。


2日目終了。今日で413キロ。でも鳥が凄いから全然疲れない(笑)

« 新春鳥見旅@九州 PARTⅠ | トップページ | 新春鳥見旅@九州 PARTⅢ »

九州/Kyushu」カテゴリの記事

コメント

ぱらす見れたんですね。うらやましいです。。。
何気なくうつってるホイ(系)とかもばりばりですね。
下から2枚目のモンゴルはモンゴルにしては翼がやや濃いようにみえます。胸も斑多めに見えます。肩羽の換羽は早くてモンゴルぽいですね。

コメント待ってました!ありがとうございます。


>下から2枚目のモンゴルはモンゴルにしては翼がやや濃いようにみえます。胸も斑多めに見えます。肩羽の換羽は早くてモンゴルぽいですね。


言われてみれば確かにそうですね。。まだまだ修行が足りません(゚ー゚;


ぱらすだけは外したくなかったのでホント良かったです。カモメ好きにはたまらない種なので、ぜひぜひいつか見ちゃってください!

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1235809/33063434

この記事へのトラックバック一覧です: 新春鳥見旅@九州 PARTⅡ:

« 新春鳥見旅@九州 PARTⅠ | トップページ | 新春鳥見旅@九州 PARTⅢ »

ご注意

  • Copyrightⓒ2009-2017 Y.YAMAZAKI “Hitaki”All Rights Reserved.
  • お問い合わせ
    本ブログに掲載されている画像の著作権は全て“ひたき(Hitaki)”に帰属します。画像を使用・転載されたいとき、ご意見・ご感想は記事中コメントまたはPCメールにてご連絡ください。 ⇒p1nkfloyd926◎yahoo.co.jp (◎を@に)

機材

  • 【カメラ】
    PanasonicFZ30(-2009.8.借り物),FZ50(2009.9.-2011.5.),S5100,NikonD7000(2011.6.-),D500(2016.6.-)
  • 【レンズ】
    SIGMA50‐500mm F4.5-6.3 APO DG OS(2011.6.-)、Nikon Micro Nikkor 55mm f/3.5(2011.12.-)
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ